Panchathanthiram (パンチャタンディラム)

パンチャタンディラムTitle : Panchathanthiram  (2002年 Tamil)
Director : K.S.Ravikumar
Music : Deva (デーヴァー)
Starring : Kamalhaasan(カマルハーサン), Simran(シムラン), Ramya Krishnan(ラミヤー・クリシュナン)

5人のオトコが繰り広げる、悪だくみ。話をひっかけまわす娼婦役・ラミヤー・クリシュナンがもう、最高!オトナのコメディドラマ。カマルハーサンは、ほんとにこういうコメディが得意ですね!

共演者

Jayaram: Iyappan Nair
Ramesh Arvind: Ganesh (Hegde)
Sriman: Anumanth Reddy
Yugi Sethu: Vethandam(Iyer)
Devayani: Nirmala
Aishwarya:
Sanghavi: Chamundi
Urvashi: Ammini
Nagesh: Parthasarathy
Ramesh Khanna: Sardarji
Manivannan, Vijayakumar
ナレーション: シムラン

スタッフ等

Written: Kamal Haasan, K. S. Ravikumar
Lyrics: Vairamuthu
Editing:Thanigachalam

あらすじ

ラーム(カマルハーサン)は、エアー・カナダのパイロット。どんな人種の女性にもモテモテで、一度に何人もの女性と並行して付き合うプレイボーイ。しかし、何股もかけていることがばれて、ラームは散々な目に遭い、もう外国の女性はコリゴリだ!と思う。

そんな折に出会ったのが、タミル女性のマイティリ(シムラン)。ラームが機乗中にハイジャックに巻き込まれた際に、乗客だったマイティリと二人でハイジャック犯を撃退するという出来事で二人は急接近し、結婚。
しかし、ラームの元彼女が現れたり、様々な不運な出来事(笑)があり、誤解したマイティリはラームに我慢できなくなり、実家に戻ってしまう。
マイティリを本当に愛しているラームは、酒をあおりまくり、失意の日々。それを見ていた、ラームの仲間たちは、娼婦のマギー(ラミヤー・クリシュナン)を呼んで、彼の気分を紛らわせ、マイティリのことを忘れさせようと企む。

 そして、この奇怪なラームとその仲間たちのパンチャ・タンディラム(5つ(人)の悪知恵〜パンチャタンディラムとは、インド古来の思想や、神話等に出てくる言葉だそうです。)は、すったもんだを起こしまくるのだった。

Songs

Manmadha Leelai [05:28] Devan, Mathanki, Timmy
  カマルのプレイボーイぶりが、とんでもなくおかしい。途中、中国系の女性ダンサーの恋人が練習しているところにカマルがジョイントするとき、優雅なバラタナティヤムのポーズをとっている。一瞬だけれども、実に美しい。なのに彼はプレイボーイ!ミエミエな終わり方も、これから爆笑の連続になる予感をさせてよろしい。デーヴァのこの曲みたいなミディアムテンポなロック・サウンドって、好きだなあ。
Ennoda Kadhal [04:47] Harini, Mano
  カマルとシムランがだんだん仲良くなっていく様子を、きれいなトロントの町並みをバックに絶妙に表現。ブラス音を効果的に使った軽いタッチの音楽も、だんだん高揚していく感じが、シーンにぴったり。
Vai Raja Vai (Meri Jaan) [05:03] Srinivas, Shalini
  5人のオヤジが娼婦・ラミヤー登場で浮かれ踊る。実に楽しい!
Kadhal Piriyamal [05:52] Kamal Hassan
  トロント、ナイアガラの滝でのシムランとの日々を回想するカマル。泣きが入ったカマルのヴォーカルも聴きどころ!
Vandhen Vandhen [05:39] Kamal Hassan, Nithyashree
  シムラン vs ラミヤー・クリシュナンのダンス決戦!シムランの怒り沸騰かげんとラミヤーの余裕しゃくしゃくぶり、カマルの××オトコぶりのコントラストが絶妙。

コメント

●この映画のカナダロケ中に、前年にデビューしたシムランの妹・モーナルが自殺するという事件があったり、 ●カナダロケで移動中に、カマルハーサンがテロリストと疑われて空港で事情聴取を受けたり、 ●カマルとシムランのロマンスが噂されたり、 ●【パダヤッパ】で大ブレイクした後、タミル映画界で少々後退気味だったラミヤー・クリシュナンが、2002年は、 カマルのこの映画とラジニの【バーバー】という、2大スター映画に出演して再ブレイクか?、 などと公開前に何かと話題を呼んだ、K.S.ラヴィクマール監督の「オトナの」コメディ作品。
※1998年のハリウッド映画【Very Bad Things】のパクリとも言われてるらしい(私は未見)。 この映画の目玉は、なんといっても、娼婦マギーを演じる、ラミヤー・クリシュナンの小悪魔的魅力が大全開なのと、本人が相当ノリノリで演じていることが、画面を通して伝わってくること。ラミヤー・フリークにはたまらん〜♪  また、カマルのウソの積み重ねで、オロオロしながら自爆していく姿がすごく楽しく、おこりんぼうなシムランの演技もとてもキュート。そして、ラミヤー対シムランのダンス決戦のシーンは、最高です!  【ヤジャマン】のポンニ役・アイシュワリヤーも肝っ玉の据わった奥様を好演。ポンニマニアにも満足できる作品になっています(???)

それから、小技がものすごく効いている作品で、何度見ても新たな発見があって、飽きることなく毎回笑えます。こういう映画こそ、自宅にソフトを備え置いて何度でも観たいです。
欠点がなかなか見つからない作品だけど、強いて言えば、音楽シーンは群舞のダンスがなかったり、タミル映画でよくある、人の数のパワー!みたいな映像等がなく、マサラ・ムービーとして観た場合には少しだけ、インパクトが弱いかな。
でも2002年発表のタミル映画の中では、完成度はピカ一かも。 めちゃくちゃお勧め。

(2002年12月、アインガラン社DVDで初鑑賞。2003.3.9記)