1999/8/6: 小岩のインド・ネパール料理、サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637 営業時間:11:00〜22:30
月曜休


ネパール帰りの常連の客
ネパール帰りの常連の客


北インド料理

どこもかしこもタンドーリ料理
どこのインド料理屋に行ってもタンドーリ料理があるが、日本でインド料理屋をやるには、タンドーリは必須であるかのようだ。世間一般からみても、インド料理==タンドーリ料理という図式があまりにも出来あがりすぎている。タンドーリ料理は北インドのパンジャブ地方の料理で、レストラン等の宮廷料理である。インドの人達が皆、ナン、タンドリーチキン、シークカバブ等を食べているとおもったらそれは間違い。たしかに北のほうでは主食が小麦粉であるので、パン系統のものを食べるが、それはナンではなくてチャパティとかロティとかいったものであるのが一般的である。そもそも家庭にタンドーリを置いている家などないであろうから。
そういう中で日本のインド料理事情は特殊とも言える。あちらの人が普段食べないものを常時食べることができる環境にあるわけだから。例えばインド料理屋にいって、以下のようなものを注文するであろう。

チキンカリー、ナン、タンドリーチキン、シークカバブ...

いわゆる宮廷料理のカリーは、どこかコッテリしてて腹持ちがとても良い。そして、食べ終わった後に胃もたれするような感じだ。しばらくインド料理屋いいやという気分にさせてくれることがしばしば。
都心でもかなり多くのインド料理屋があり、それぞれ同じような料理を出していても店によって味はだいぶ違うのは確かだ。単純にナン一つとっても、粉の質、作り方等の違いで味が大きく変わってくるからだ。したがって、味はもとより他の店との差を明確にうちだしていかないと、日本におけるインド料理屋の経営は今後一層難しくなるであろうことが言える。

ラッサム
すでにデフォルト。今日も本式のやつだった。酸味と辛みが食欲を増す。ランガンさんいわく、ラッサムは体の中の悪いものを全て排泄するので、体にとても良いのだそうだ。
ラッサム ラッサム
本日のプレート
今日はこんな感じだった。ちょっとしたミールス気分かな。なくなるとお代りもってきてくれるしね。
本日のプレート
ミックスピクルス
ご飯と一緒に食うべきなんだけど、他との相性にイマイチ感を覚え出した。ひょっとして自家製のやつではないからかな。自家製のやつを食ってみたい。
ミックスピクルス
佃煮??のようなアチャール
驚いたね。この味は佃煮?? ケララ州ではカツオを漬けたものがあるが、これもそういったものなのかな。とにかくめちゃくちゃご飯と合う。今日最も感激したものだ。たぶん南インドにいって日本の味が恋しくなったら、これを食べれば元気でるだろう。とにかくいままでの中で最高のアチャール。
佃煮みたいなアチャール
スリランカのココナッツカリー
ネパール帰りの常連客が、ウルミラさんに頼んでおいたものらしい。私も賞味させていただいた。ココナッツが効いたカリーで、この味は日本人にかなり好まれるのではないかな。魚とココナッツの相性はバツグン。
スリランカのココナッツカリー
キャベツのカリー(ネパール家庭風)
前回に続いて今日も。キャベツの甘みがとてもよいのです。
スリランカのココナッツカリー
ユモリx4
ネパールではお祝いのときには特別なものがでるが、このユモリもその一つ。「父の日」に出されるもの。ネパールに行ってもその日以外は食べれないというめずらしいものだ。皮は米粉でつくられており、ネパールから持参した粉で作ってあるらしい。みせてもらったが、粉の色が日本のに比べて茶色い。この粉でないとうまくできないのだという。中は黒砂糖と胡麻で、中国の芝麻球に味が似ている。とりたててすごい美味いというようなものではないのだが、めったに食べれないということで。ドライフルーツなんかも中につめたりするようだ。
ユモリ ユモリ
マサラティ
食後の一時
マサラティー マサラティー

[総評]

今日はユモリが食べれたのがよかった。つい4つも食べてしまった。あと、魚の香りのする佃煮みたいなアチャールは驚きだった。これにラッサムとスリランカのカリーを混ぜて食べると、もう言葉はいらない。

1150円(なんだこの安さは)


[動画でgo!]

Piconaもってないので動画はない。