大2回ミールスパーティ
1999/10/10


東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜15:00、17:30〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


参加者:インド料理好きの52名の有志
インド料理好きの52名の有志 インド料理好きの52名の有志 インド料理好きの52名の有志
インド料理好きの52名の有志 インド料理好きの52名の有志


●仕込みで大忙し

ワナカムワナカム。前回から2月後、再びパーティを行うことになったわけですが、今回は人数がかなり多く(結果的に52人)、作る品数も多いことから朝から仕込みで忙しかった。ちょっとその様子をお届けしよう。

今日は15:00から貸しきりとなりますが...あとで参加自由となり...
貸しきり

これが本日のメニュー。18品目ある。3000円で食べ放題としては、品数も多く申し分ない。しかし作る方は大変だ。
本日のメニュー

トマトチャトニの様子をチェックしているのは、ウルミラさんの弟のモハン。なんかチンパンジーみたいだ(笑)。
トマトチャトニの様子を見るモハン

ウルミラさん自ら厨房で鍋を振るってる。普段は接客で忙しい彼女だけど、実は料理の腕は素晴らしい。彼女の作るアルコアツァール、モモは抜群のうまさ。
ウルミラ厨房に立つ ウルミラ厨房に立つ

こちらはタマネギを切ってるクーガン。彼はランガンさんの弟。軽快にタマネギをカットしてた。
タマネギを切るクーガン

その兄貴のランガンさん。普段はおちゃらけたキャラクタの彼も、料理を作っているときは真剣そのもの。妥協を許さない名コックだ。
料理を作ると気は真剣だ 料理を作ると気は真剣だ

タマネギのアツァールの塩の分量を決めている所。ものすごいアツァールの量
タマネギのアツァールの塩の分量を決めている所 タマネギのアツァールの塩の分量を決めている所 タマネギのアツァールの塩の分量を決めている所

これはダールかな。ウーンナカナカイイネ。
ダールかな

イディリを出すということで、私は結構心配だったのだが、今日は素晴らしく良い出来だった。これなら出しても大丈夫だろう。
イディリを試作

大量のキャベツ。これはクートゥ。上にかけられた白い粉はココナッツファイン。暫くすると水が出て来て量が半分ぐらいになるのだ。
クートゥ作り クートゥ作り クートゥ作り

今日のデザート、パヤサムの仕込みをしているところ。
パヤサムの仕込み

ラッサム、ポリヤル、ダールスープの味のチェック。バッチシOK。
味のチェック 味のチェック 味のチェック


●昼飯
チウラを揚げたやつ
チウラは蒸した米を石臼で平たく伸ばしたようなもので、実はネパールでも貴重なものらしいのだ。揚げたチウラは軽くサクサクしてて、シリアルにとてもよく似ている。揚げられたココナッツが入ってて、甘みがくわわりとても良い感じ。
チウラを揚げたやつ チウラを揚げたやつ
ランガン特製のマトンカリー
最近は菜食中心の食事のため、インド料理においてはめっきりノンベジのカリーを食べる機会というのは減ってしまい、興味もなくなりがちだったのだが、このマトンカリーは特別。というのもこのマトンカリーは店で出しているものではなくて、ランガン家のレシピによるものだ。辛さ、スパイス具合、味ともに素晴らしいの一言である。今まで食べたマトンカリーの中では1、2であろう。ただし、店ではこの味はだせないなぁ。どっちかというと通好みの味だからね。
ランガン特製のマトンカリー ランガン特製のマトンカリー
ナン
こういうものを食べるのは本当珍しい。まぁたまにはいい。
ナン


●前準備

食事の作法について打ち合せ中。ミールスの食べ方について説明書きしたものだ。
食事の作法について 食事の作法について 食事の作法について

田中さんの作るココナッツサラダの仕込みを手伝う中村さん
ココナッツサラダの仕込みを手伝う中村さん

今日の料理に使われる特別な食材。特にサンバルに入れられたナスはとても珍しい。
今日の料理に使われる特別な食材

バラプワダを揚げているところ。なるべく出来立てを食べてほしいからだ。
バラプワダを揚げているところ

とりあえずまだ人はいない。入口で参加費用3000円を払ってもらうシステムだ。
受け付け

パーティの立て看板をAiちゃんに書いてもらっているところ。
黒板

それがこれだ。
看板
ということで....



第2回ミールスパーティ


●いよいよ開催

待ちに待ったミールス・パーティ。前回は15人と少なかったが、今回は最終的に52名となり大盛況。ちゃんと収容できるのだろうか結構心配であった。
開催

華やかなサリー姿。厨房にいるランガンさんの目が血走っていた。
華やかなサリー姿 華やかなサリー姿

やはりバナナの葉は欠かせないところ。しかし今回は入手した数に限りがあり、バナナの葉で食べれない人もいた。
バナナの葉

バナナの葉に盛られた料理は、なんとも食欲をそそる。今日だけはインドへ行った気分を味わってもらえれば幸いだ。
バナナの葉の上の料理

さすがに52人もいるとサーブするのは無理。したがってビュッフェスタイルとなった。では料理をみていくとしよう
ビュッフェスタイル

口直し
クローブ、カルダモン、シナモン、フェンネルシード...口直しにいかが
口直しのスパイス類
ラッサム
今日もまた素晴らしい出来。遠慮無くドバッとご飯にかけてガシガシ食べてもらいたい。
ラッサム ラッサム
サンバル
なんといっても今日のサンバルは、使われているナスが特別のこともあり格別。
サンバル サンバル
クートゥ
前回とても人気があったクートゥ。ココナッツのやさしい甘みがなんともいえない。
クートゥ クートゥ
ダール
ミールスではダールは外せない一品。豆の香りがその後の食事を誘う。
ダール ダール
ポリヤル
色とりどりで鮮やか。カレーリーフ、クミンが効いたスパイシーな炒めものだ。
ポリヤル ポリヤル
チャナマサラ
チャナ豆をふんだんに使い、スパイシー。一口食べれば病み付きになること間違いなし。
チャナマサラ チャナマサラ
タマネギのアツァール
辛い物が好きな人にはたまらないであろう。食事の合間のアクセントに。
タマネギのアツァール タマネギのアツァール
ワダ
前回は作り置きしていたために、固くなってしまい味も落ちていた。今回は出来たてを食べてもらうべく常時揚げ続けた。豆のほのかな香りがとてもよい。
ワダ ワダ
パラプワダ
おなじくこちらも出来たてを食べてもらうため常時揚げ続けた。外側のカリッとした食感と、中のスパイシーな豆が素晴らしい。
パラプワダ パラプワダ
イディリ
最高の出来。ふわふわして弾力があり、ほのかな酸味が感じられとにかく味が絶品。
イディリ イディリ
ダヒ
辛いものを食べ続けてホットな胃を休める。そのまま食べてもよいが、ご飯に混ぜてたべるとこれまた良い。牛乳とご飯の相性の良さからこれは頷ける。気持ちわるがってないで、一度試してみて欲しい。
ダヒ ダヒ
パヤサム
タピオカのココナッツ煮のデザート。
パヤサム パヤサム
ライス(タイ米)
やはり米は長米でないとね。パラパラしており、以外にもスカスカなのか、いくらでも食べれる。
ライス(タイ米) ライス(タイ米)
トマトチャトニ
これもご飯に混ぜて食べるのが最高。
トマトチャトニ トマトチャトニ
パパド
ビールのつまみなんてもったいない。カリーとご飯をよく混ぜた後、上からバリバリくずしてふりかけにして食べると、香ばしさと食感が楽しめる。
パパド パパド
グリーンチャトニ
青唐辛子を使っているので、辛めだが香りが良くワダとかイディリのタレとしてとてもあう。
グリーンチャトニ グリーンチャトニ
ココナッツチャトニ
ココナッツを使った万能タレ。ワダとかイディリのタレとしてどうぞ。
ココナッツチャトニ ココナッツチャトニ
ココナッツサラダ
田中さんが作ったサラダ。シャキシャキした食感とさっぱりした感じがとてもよい。
ココナッツサラダ ココナッツサラダ
アルコアツァール
これはネパール料理。しかし、相性がいいのでメニューに組み入れた。ジャガイモと大根のアツァールで、メティの効き具合がポイントだろう。
アルコアツァール アルコアツァール
カードチリ
食事合間のアクセントに。ヨーグルトにつけたチリを揚げたもの。辛いが香りが素晴らしく味もよい。
カードチリ カードチリ
●食事風景

<-- 会場の様子をレポートしていくとしよう。店内所狭しといったところだろうか。熱気に溢れており皆楽しそうだ。

おかわりしほうだいなので、料理がどんどんさばかれていく。厨房でうれしい悲鳴が。
おかわりしほうだい おかわりしほうだい おかわりしほうだい おかわりしほうだい おかわりしほうだい

このように座って食事をしている方もいるかと思えば
食事風景 食事風景 食事風景

床の上で食べている方もいる。あまりにも場所がなくて、入口近くにゴザをしいて場所つくったりとか、とにかく店内は人で充満していた。しかしながら、床に座ってバナナの葉で食べている図というのはなんとも絵になる。
床の上でミールスというのもおつなものだ 床の上でミールスというのもおつなものだ 床の上でミールスというのもおつなものだ 床の上でミールスというのもおつなものだ

店内は人でひしめきあって場所がないため、冷蔵庫の上もテーブル替わり
店内は人でひしめきあってて、冷蔵庫の上もテーブル替わり 店内は人でひしめきあってて、冷蔵庫の上もテーブル替わり

そんな中で外は穴場であろう。少々涼しいが、ゴミゴミしてなくて開放感があり、オープンテラスといった感じでしゃれている。
実は外では穴場 実は外では穴場

どう、やってますか?
「おいし〜い」
「うまいっすね」
それはよかった、ガシガシ食ってください。
「うまく手で食べれないんですが」
うーん、そうねぇしなやかに指を使ってだねぇ...ってわかるかなぁ。慣れてもらうしかないね。
うまーい うまーい

こんな感じで皿に盛ったとしよう
私(ina)の遅めの食事

ちょっとわかりにくいけど、ぐちゃぐちゃ混ぜて親指で押し出すようにして食べるんだ。わかったかな
私(ina)の遅めの食事 私(ina)の遅めの食事 私(ina)の遅めの食事


●パーティを終えて

今日は短パンではない
前は短パンだったのですが、今回はちょっとましです。それはいいとして、こんなに人数集まるとは思ってなかったので大変でした。サービスが行き届かない点もあり、一部の方には申し訳ないと思っていますが、パーティはとても素晴らしかったと思います。今回は2回目ということもあり、料理も厳選して南インドの菜食が楽しめるようにしましたが、皆様いかがだったでしょうか。こういった場を定期的に、2ヵ月に1度の割合で今後も行なっていこうと思っています。より多くの人に、南インド菜食料理の素晴らしさを感じとってもらえれば幸いかと思います。そしてそれを実現させてくれたサンサールのスタッフの方々、また、田中さんや田辺さん他、準備から注文受けまで手伝ったくださりご苦労さまでした。

注)今日ここで食した料理は、普段サンサールで用意してあります。気軽に店員に聞いてみてください。

一人3000円(飲物別)


●全撮影データ

全撮影データ(640*480)は*ここ(175枚)*にあります。



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