2000/10/28:九段下のスリランカ料理、KANCHANA

東京都千代田区九段南1-4-2
(TEL)03-3264-8986

参加者は、binbou、inaの2人でした。

サンボール

インドではアチャールに相当する。辛さ、酸味、塩のなじみ具合といいバランスがとてもよい。

パティス

見た目は餃子。中身は鮭のすり身とネギが入っている。鮭はスパイスをまぶしてあり、カリー風味のシーチキンといったような感じ。外側の皮はパリパリで歯ごたえが良い。スリランカでは鯖を使うのが一般的らしいが、この店では鮭を使用しているとのこと。サラダにかけられたドレッシングは毎日手作りで、鮮度がありとてもよい。

スパイシーチキン

まかない用のものをおすそわけしていただいた。味付けしてないチキンの上から、荒挽きのブラックペッパーと塩をふりかけたものだが、この香りがとてもよい。質の良いブラックペッパーを使用しているのが伺える。そのためかチキンの味がとても引き立っている。

マトンのパドゥン

マトンを揚げたもので、この食感はまさにマトンジャーキー。ビールがほしくなる。カリーといっしょに食べたりするらしいです。噛めば噛むほどに味がでてくる。

マトンカリー

徹底的に油を取り除いているため、これを食べて胃もたれするといったことはないであろう。ゴラカの爽やかな酸味が食欲をかりたてる。スパイスは質のよいものを使用しており、それらが活きているようである。バランスの良さがうかがえるマトンカリーである。サンボールを加え手でよく混ぜ込んでたべてみたが、とても良い味であるのがわかる。スプーンで食べるのとは味が違う。食べ終わって水道で手を洗ったときにすぐに汚れが落ちる。こういったことは手で食べて初めてわかることである。

食後のデザート

シフォンケーキ、チャイ

シフォンケーキ

実はこの店のシフォンケーキは、とても美味いとの評判である。そういわれてはたべないわけにはいかない。うむ、たしかにこれは見事。このふくらみと味はたいしたものである。添えられた生クリームは、出す直前にミキシングしている。とても味が良い。これはクセになりそうだ。

チャイ

セイロンティーというぐらいだから、本場だ。茶の葉は質の良いものを使用しているようで、飲み口が違う。砂糖は最初から煮詰めているわけではなく、後で好みで入れる。

仕事がとても丁寧。料理の品数は多いとはいえないが、逆にそれだけに絞っているからこそいき届いた仕事ができるのであろう。そろそろ小パーティを開いて、もうすこし扉を開けてみたくなってきた。