2000/7/2:カレーリーフでミールス

中野区東中野3-1-2阿部ビル2F
(TEL/FAX)03-5330-5134
ランチタイム/火〜金12:00〜14:30(LO.14:00)
土12:00〜15:00(LO.14:30)
ディナータイム/火〜金18:00〜(LO.21:30ごろ)
土18:30〜(LO.21:30ごろ)
祝日18:00〜(LO.21:30ごろ)
定休日/日・月(月曜が祝日の場合は夜営業)
★6〜9月は第2、3月曜日のみ休業、他の月曜日の夜は営業
★桜の季節は曜日に限らず営業

参加者は、あや、さちこ、N-Jiri、おだがわ、ひろた、まちだ、inaの7人でした。


お店はJR東中野駅から徒歩約2分。
DSC-V100による撮影データ

パーティの時は日曜は営業。だけども貸し切り。
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お品書きまでわざわざ用意されていて、感激ものである。
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ミールスはバナナの葉の形をした皿にもりつけられる。うーむよくこのようなものを見つけてきたものだ。
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カレーリーフのもてなし


気合十分、思う存分たべまくろう
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前菜5品
YareMelagu(エビのペッパーカリー)、YareChop(エビのココナッツカリー)、CurdRice(ヨーグルトライス)、GarlicMutton(マトンカリー)、Kosumalli(サラダ)。ロティをピザ生地のようにみたてた盛り付けは彩りよく綺麗。見栄えがイタリアン風という感じがして、おもしろい。
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YareMelagu(エビのペッパーカリー)
Melagu(タミル語でペッパーの意味)は、ペッパーを効かせたソースで、サタデーブランチの時のみ食することができる(ブリヤニの上にかけられている)。その名の通り、ペッパーがとてもよく効いており、爽快感漂う。
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YareChop(エビのココナッツカリー)
ココナッツのほどよい酸味とさわやかな感じ、エビのプリプリ感との調和がとても良い。
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CurdRice(ヨーグルトライス)
輪切りのトマトの上にヨーグルト混ぜライスが載っている。ライスにヨーグルトと聞くと、引いてしまう人がいるかもしれないが、イメージと食べるのは相反する。乳製品とライスとの相性はとてもよく、南インドではミールスの締めとしてカードライスはよく食される。ヨーグルトの爽やかさとやさしさが、お腹をおちつかせるのだ。
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GarlicMutton(マトンカリー)
この店では菜食ばかりだったが、このマトンカリーは、うまみがよく引き出されており、ソンフ(英名:フェンネル)の甘さとすがすがしさが良い感じ。
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Kosumalli(サラダ)
質の良い各種野菜によるサラダ。一皿の締めくくりですね。
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ChikenValuvalu
南インドのチキンのカラ揚げ。クリスピーのチキンは香りと外側の皮のカリカリ感の食感が心地よい。身のほうも締まりが良く、上質のチキンであることが伺える。かけられたソースのトマトの酸味具合も良い感じだ。
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RassamSoup
ラッサムの特徴は酸っぱくて辛いトマトスープとでもいおうか。。ミールスの前に口直しといったところであろうか。始めてラッサムを口にしたとき、なんとも独特の味に戸惑いを感じる人もいるかと思うが、次第に病み付きになるであろう。辛みはチリとペッパーによるもの。そしてトマトとタマリンドの酸味、ジーラ(英名:クミン)やマスタード、メティ(英名:フェネグリーク)といったスパイスとの調和がかもし出す不思議な味。そして極め付けとして、南インド独特のハーブである、カレーリーフの香り。コクを出しているニンニクおよび、ラッサム全体の締めの役割ともいえるヒングも忘れてはいけない(便秘がちの人にとても効果あり)。ラッサムを毎日飲めば、滋養強壮、体の中の悪い毒素を皆排泄してくれるというとても素晴らしいものなのである。この店のラッサムの特徴として、独特の香りに注目したい。この香りの元はなんであろうかといつも考えていたのだが、どうやらホールチリのようだ。これとスパイスとが混ざり合い摩訶不思議な香りをかもし出していると思われる。
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Poori(プーリ)
ミールスのスターターとして、プーリ。プーリはアタといわれる精製していない小麦粉を使ったパンで、こねるところまではチャパティと同じ。違いは揚げる事。油で揚げるため、油の甘みが加わる。高温にさらされることで、プクーっとふくれる。
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Meals(バナナ葉皿で食べる南インドの菜食定食)
Dahi(ヨーグルト)、Papad(インドのおせんべい)、Podi(インドのフリカケ)、CoconutChatney(ココナッツの万能タレ)、MixPicle(ミックスピクルス)、Poriyel(モロッコインゲンの炒め物)、Thoren(キャベツの炒め物)、PotatoPodinas(ポテトの炒め物)、Sambar(サンバル=最もベーシックなカリー)、Kootu(クットゥ=ココナツと豆のやさしい味のカリー)、Rassam(ラッサム)、ライス、Gee(バター)。葉皿の上に盛られた各種オカズで、ライスをバクバク食べるのがミールスの醍醐味である。それらも手食することにより、味わい深いものとなり、それはいつしか感動の2文字に。
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Dahi(ヨーグルト)
南インドではカードと呼ばれる。デザートか...と思われる人がいるかと思うが、ちょっと違う。ミールスでは、食事の締めにこいつとライスを混ぜてカードライス。Acharsのピクルスを少量混ぜるか、塩を一振りしてやるとさらによい。
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Papad(インドのおせんべい)
ビールのおつまみだけではない。カリーとライスを混ぜて、その上からパパドを割り崩し、フリカケとして使用。パパドのパリパリした食感と香ばしさが、不思議なマッチング。
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Gee(バター)
インドのフリカケのポディにかけてやったり、カリーとライスを混ぜ込んで上からギーをたらして、さらにマイルドにしたりする。
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Podi(インドのフリカケ)
ウラド豆を少量のヒングを溶かした油で軽く煎って、細かく粉砕し、塩とチリパウダーとを混ぜあわせたものだ。豆の香ばしい香りと、ちょっぴりスパイシーなのがライスとよくあう。上から少量ギーをたらしてやり、マイルドな味わいに。
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CoconutChatney(ココナッツの万能タレ)
先のプーリのタレであるが、用途は幅広い。ライスに混ぜ込んだりしてもよい。南インド料理だけにとどまらず、普段の朝食時にパンにつけるタレとしてもよいだろう。ココナッツの爽やかさと、甘みがなんとも良い感じである。
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MixPickel(ミックスピクルス)
そのまま食べると塩辛くて辛いのだが、食事の合間にペロッとひとなめしたり、最後のカードライスに混ぜ込んだりすると、その持ち味をいかんなく発揮する。とくにカードライスに混ぜ込むのはお勧め。塩辛さがやわらぎ、マンゴーのうまみを味わえるからだ。
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Poriyel(モロッコインゲンの炒め物)
ポリヤルは、北でいうところのサブジに相当するであろうか。インゲンの色合いが綺麗で、食感もシャキシャキしていて心地よい。味は比較的あっさりしており、食事の合間につまんだり、カリーといっしょに混ぜることでその良さが次第に浮き出てくる。
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Thoren(キャベツの炒め物)
キャベツのポリヤルである。キャベツの甘みがライスとよくマッチングしている。そしてココナッツの香りと甘みが食欲を誘う。
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PotatoPodinas(ポテトの炒め物)
ポテトのポリヤル。イモの甘みよく、そのままでもよいが、サンバルやクットゥなんかとあわせるとよいであろう。
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Sambar(サンバル=最もベーシックなカリー)
南インドではみそ汁的存在で、ミールスでは欠かすことが出来ないものだ。ダイコンと人参が入っており、いくぶんの酸味と豆のやさしさとやわらかさが、ライスをやさしく包み込む。ラッサムとの組み合わせは不思議なハーモニー。
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Kootu(クットゥ=ココナツと豆のやさしい味のカリー)
酸味の効いた香ばしいルーに、下揚げしたナスを入れたもの。サワーよろしく、さわやかかつ豆のやさしさとナスの味わいは魅力的だ。
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マンゴーシャーベット(自家製)
マンゴー濃度がとても高く、力強い味わいである。デザートは別腹とはいうけど、たしかにそうかもしれない。
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マサラチャイ/380円
食後のお茶である。食事で胃をやさしくいたわってあげよう。一番右端の写真は黒糖、沖縄のサトウキビだ。香りや甘みも精製された砂糖とは違う。
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●ごちそうさま

カレーリーフは南インド料理を出している、数少ない貴重な店である。基本的には店主と奥さんの2人できりもりしており、今回のパーティにむけて毎日の仕込みの忙しい合間をぬって、特別な料理の仕込みもしていただいた。今日の集まりでは南インド料理初体験という人が多い中で、皆それぞれ堪能されていたようでパーティは成功であったといえる。まずはカレーリーフスタッフの方々に感謝の意を。実はミールスを出すのは今回始めてで、料理もあちらで出す順番にそってサーブされるという凝りよう。その料理の数々は店主のなみなみならぬ意気込みを感じ、私はただひたすら食べつづけた。ミールスだと、どうしてもゆっくり食べることが出来ない。口に入れようものならあとは怒涛のごとくライスのおかわり、おかわり...とにかくよく食べました。大満足である。ありがとうございました。


[デジタルカメラ]

今回は、サンヨーのDSC-V100で撮影しました。

DSC-V100による全撮影データ(640*480)は*ここ(46枚)*にあります。