2000/1/22:当然今日もサンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


待たせたね
ラッサム、サンバル、ポリヤル、バスマティ米。
待たせたね
ラッサム
おおよそ一ヵ月と数日の間、ここでラッサムを口にすることはなかった。これは私に限ったことではなく、皆同じである。こうしてラッサムを食しているということは、その通り、ミスターが帰国しているということだ。さすがにこれだけの期間現場から離れていると、勘もどこか鈍って味も本調子ではないだろうと思っていたのだが、予想をはるかに裏切られて、文句のつけようがないものをだされた。フレッシュカレーリーフを使用してるからとかそういうことではなく、この味はまぎれもなく見事としか言いようがない。
ラッサムラッサム
サンバル
それはサンバルも同じ事が言える。安定感のあるラッサムの味に対して、よりサンバルは味の出来がシビアだ。しかしながら、これまた見事なものが出て来た。これ以上何を言えばいいのか言葉が見つからない。
サンバルサンバル
ポリヤル
このポリヤルはとても落ち着きがあり、それがいっそう力強さを感じる。この味は今までには見られなかったものだ。
ポリヤル
ジンジャーティ
ま、いつも通り。
ジンジャーティジンジャーティ


●待った甲斐はあった

ミスターが向こうに行ってから一ヵ月以上の間というもの、南インド料理絶ちを余儀なくされていた。その間はネパール料理の奥深さを体験する期間として、これまたとても勉強させられたわけで、サンサールの実力というものを再認識することが出来た。既に70回を越える回数サンサールで食事をしてきて、慣れというものを感じていたはずなのに、再び大きな衝撃を受けるとは思いもよらなかった。サンバル、ラッサムという南インドの代表的な料理を食べて見て、感激のあまりうっすらとうれし涙を浮かべたのは正直な気持である。ミスターは向こうでいろいろな店や露店を食べ歩き、料理のレパートリーを増やすべく向上心を持って料理の勉強に勤めたのは、この味が証明している。驚くべくは前よりもうまかったことである。ポリヤルにしても、以前とは違い、料理から自信みなぎる素晴らしいものであった。特に全体的にセンシティブになっていて、そこには調和が見られた。そして料理に対して心が入ってるのがひしひしと感じられた。