今回は、ザイカサンサールの2部構成です。

参加者は以下の通り:


2000/4/16:東六郷のパキスタン料理、ザイカ

太田区東六郷1-12-2
(TEL/FAX)03-3735-8364
ランチタイム/12:00〜14:00
ディナータイム/17:00〜22:30
定休日/水

参加者は、moriinaの2人でした。


電車で行くならば、京浜急行雑色駅より徒歩5分。車の場合は第一京浜を走っていれば左に看板が見えるので楽です。となりにTimesの駐車場があるのでゆっくりできます。
DSC-V100による撮影データ

この店のことは前から知っていたが、場所も場所なので躊躇していた感もあった。ではなぜ来ることになったのかというと、私の知合いのインパ(インド・パキスタン)料理に大変詳しい方より(ちなみにヒンディ語ペラペラ)この店のことを聞いてからだ。料理の味うんぬんの前に、写真のウルドゥ文字で書かれた看板を掲げていることがとても印象だ。その方によれば都内でこの文字の看板を掲げているところは、まずないであろうというものである。私はこれに感銘を受けた。ちなみに「ザイカ」は味という意味。
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次にノンアルコールレストランであること。回教の教えを守りアルコールを出してないということだが、なんと大胆な。禁煙はみかけることがあるが、禁酒とは...結構すごいことだろう。
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パキスタンカレーの食べ方という紙が机においてあるのだが、食べ方の説明よりも「パキスタンカレー」と言っているところに注目。インド・パキスタン料理というように、いったいどっちの料理なんだろうという店が目立つ中、はっきりとパキスタン料理と言ってるところがなんともたのもしい。
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土・日は食べ放題も実施している。しかしながら我々は既に食べるべきものが決まっていたため、食べ放題は見送った。
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店内の席数は4人掛けテーブルが6席ぐらいあったような気がする。外の明りが差し込んで明るめである。
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チャルガ
インドでは「タンドゥーリー・チキン」と呼ばれているもの。漬け込みが十分にされており、パサツキ感もなく外側がクリスピーのように若干カリカリしている。そして辛みがある。塩加減は申し分なく、味わいがあり美味しい。タンドゥールという釜はナンを焼くことが目的であり、肉類を焼くためのものではないという。実際本場では、焼き鳥みたく炭火の上で焼くらしい。おもいあたることとして、錦糸町にある「ターリック」でもそれについて言ってた。タンドールで焼くと肉汁が流れてしまい、パサツキ感がでてしまうので、うちでは専用の器具で焼いているというターリックさんの言葉を思い出した。
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シーフ・カバーブ
練り混みが素晴らしい。これはよく噛んで味わって食べて欲しいものだ。これまた辛さがあるが、噛みしめると味わいがとても深く、軽やかな感じがある。食べていてしつこいとう感じがないのである。是非ともここで食べてみてほしいアイテムだ。
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ナーン
パキスタンのナンは丸いようだ。ギーは塗られておらず、プレーンナーンである。軽い感じがして、生地もしっとりして滑らか。香りもたっており出来は良い。そして大きめであるのが嬉しい。
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サブジ
私の解釈ではサブジは、野菜の炒め物。ここではベジタベルカリーの位置付けのようだ。サグとジャガイモ、ピーマンとジャガイモの2種類あり、どちらか選べるようになっている。サグカリーを注文していたので、ピーマンとジャガイモのほうを選択した。野菜の他はサラサラしていて、カリーに野菜のうまみが十分でている。ピーマンも後で加えたということでなく、十分そのうまみを吸っている。全体として重い感じはなく、ライスと混ぜて手で食べてみたが、なかなかよろしい。
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菜の花のカリー
いわゆるサグ・カリーのこと。季節限定であるので、そろそろなくなるころであろう。今の時期に行ったのなら迷わず注文してほしい。このカリーは、今回ここに来たくなった理由の2つめでもある。サグというのは広い意味で、青菜を指すわけで、だいたいどこの店でもほうれん草を使っているであろう(ちなみにほうれん草はパラクという)。それ意外のものでサグ・カリーを出している店はみたことがない。この前サンサールでN-Jiriさんによる、カラシ菜のサグカリーを食べてから、サグというものの考えが一変したわけで、それ以来私のなかではサグ・カリーは断然カラシ菜という思いが強かったので、それをこうして出しているところがなんとも素晴らしい。カラシ菜はいわゆる野草であるため、野菜自体のパワーがとても強い。ほうれん草はやさしく甘みがあり、口当りのマイルドなものであるが、菜の花等を加えると、独特の苦みがありまさに野性の味という表現がピッタリかもしれない。是非とも食べて見てほしい。
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チキン・カラヒー
見ため油っぽい印象を受けるが、食べて見るとそのようには感じられない。辛みがありスパイスもかなり効いている。これも塩加減等はちゃんとしていて、きちんと作られている。パワーのあるカリーだ。
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マンゴープリン
食後にはデザートが出るようだ。このデザート1つとってみても、きちんと作られていることから、手抜きのない仕事がみうけられる。舌触りが滑らかで、かつ甘さもくどくなくさわやかである。壁をみわたすと、デザートがいくつかみられるが、結構めずらしいものもある。是非ともためしてみてほしい。
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チャーエ
ヒンディ語等ではチャイというが、パウルドゥ語ではチャーエという。食後にチャーエを飲んで落ち着こう。
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●ごちそうさま

パキスタン料理を出す店ということを強く感じさせるのが印象的であり、はっきりとそのように主張しているところが素晴らしい。そのように堂々としているところが、料理にもあらわれているのだと思う。今回来てそこにとても刺激を受けた。ちなみにこれだけのものを出しながら、価格についてはとても安いのも嬉しい。なんといっても最高価格が1100円。マゼーダール(おいしいですの意味)。


2000/4/16:小岩のインド・ネパール料理、サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16
ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜15:00、17:30〜22:30
月曜休(祭日の場合営業)


ワダ
久々にワダが食べたくなった。今日のチャトニはココナッツチャトニだ。やはり揚げたてがうまい。かじるとほかほかした湯気がたちこめ、香りがよい。
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ラッサム
めったにないことだが、今日はスープとして飲んだ。いつもながら見事な味わいだ。
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ウタパム
ティファン一辺倒でいこうと思ったら、ウタパムはボリューム的に私にぴったりなアイテムである。また、サンサールで出しているティファンでも上位3つにランクされる程の人気ぶり。熱によりタマネギの香りがたちこめている。食感はやわらかく、味わいはやさしげである。サンバルやチャトニをつけて食べよう。
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再びワダ
新たにワダを作ったから是非とも食べて見ろというマニさんの囁きにまんまとのってしまった。最初に食べたものより、カリッとしてて香りも味も数段上であった。中に入ってるカリパッタが印象的だ。
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●ごちそうさま

普段サンサールで食事をしているため、ザイカの料理は良かったとはいえ、それなりにヘヴィだったようである。ここでいうヘヴィとは胃にもたれたとかそういうことではなく、パワフルであったという表現が適切かもしれない。強壮力をつけるにはとてもいいであろう。昼間を動とするなら夜は静といったところか。