2001/12/8:六本木のスリランカレストラン&バー、アータラ・ピータラ

東京都港区六本木3-15-23花椿ビル3階
03-3478-3898
11:30〜14:00(ランチ)
17:00〜25:00(ディナー)
無休

参加者は、いっちー、PON、Ai、ちょみ、COCO田中、COCO田中+1、inaの7人でした。


ケセル・カリヤ
ケセル=バナナのカリーである。バナナはアル・ケセルだが、食感がイモに似ているので、アル・ケセルと言われているのだろうか。甘みはなく、味がクセのあるものではないので、料理の具としては使い安いように思われる。とりあえず、これを使用しているのは、日本でもそれほどあるわけではなさそうなので、珍しいといえるだろう。キリ・ホディを基本としたグレービーは、ココナッツ・ミルクの味わいで、それもくどくないように仕上がっている。
DSC-SX560による撮影データDSC-SX560による撮影データ
カシューナッツ・カリヤ
カシューナツを具にしたカリー。こってり系かと思いきや、そうではなく、食べ口も重さは感じない。カシューナッツがグレービーに溶けだしているというか、馴染んでいるようであり確かにその味を確認することが出来る。
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インディ・アーッパ
私はすでにここのは2回食しているので、今回で3度目であるが、特にこれが悪いということはなく、指触りも良くてメインに据えてもよいであろう感じであった。定番であるポル・サンボールとのMIXが、抜群の相性の良さであろう。ケセル・カリヤのグレービーを少々かけると混ぜやすい。
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ポル・サンボール
いろいろなところで最近食しているが、トマトを加えているのを良く見かける。自分で作るときは、トマトは入れなかったが、入れることによりウマミが増すので、これはなかなか良い。また、乾燥したココナッツ・ファインにしっとり感を与えるにもいいであろう。清涼感を残しつつ、塩っ辛くない程度の味わいで食べ口はなかなかよろしい。
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ピットゥ
若干モチッとした感触をしている。味は淡泊であるので、何かを付けて食べる。砂糖を少し加えてやるとグッと味がのるのでいいだろう。それに付いてくるココナッツ・ミルクをかけたり、カリーをかけて混ぜて食べる。ルヌ・ミリスという辛いサンボール、うーん、いわゆる和え物的なものではなく練り合わせてペースト状になっているものになるのだが、それを塗って食べてもいいだろう。ただし、残念ながらこの店にはルヌ・ミリスは置いてないですが...
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ミリス・マール
魚を使い、辛目に仕上げたカリー。ピリッとした刺激が舌に走り、辛さを感じる。魚くささを感じるという意見もあったが、私としては気にはならなかった。魚はマグロを使用。なかなかグレービーが好みに仕上がっていて、現地で食べた魚のカリーも、このようなものがあったなぁと、ふと思い出す。
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アーッパ
小さな中華鍋に似た専用の調理器具で作られるアーッパという変わった料理である。文章でその形状を説明するのは難しい。玉子を真ん中に落とした物は、何もつけなくてもそのままイケる。玉子がないものには、サンボールやカリーをつけて食べる。今回は注文し忘れたが、相性としては甘辛いシーニ・サンボールというやつとの相性がとてもよい。また、逆にルヌ・ミリスというのも良い選択であろう(置いてないのが悔やまれる)。
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マッルーン
マッルーンは、とてもシンプルな料理である。これはキャベツを使った、ゴワ・マッルーンというが、油を使用せずにいくばくかの水分を加え、蒸し焼きにする。野菜の味わいを活かすように作られるのが特徴といえるだろう。
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galbokka
砂肝の黒胡椒炒め。他にタマネギとピーマンが加えられている。砂肝はコリコリとした食感。ブラック・ペッパーがかなり効いてるとおもいきや、意外にもおとなしい。酒のつまみによさそうである。
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ワタラッパン
いくばくかの弾力を帯びた食感で、甘さは控えめ。キトゥル・ハニーをかけて食べるとさらにウマイ。
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キリ・パニ
ヨーグルトにキトゥル・ハニーをかけたもの。蜂蜜に似たテイストだが、甘みの質は異なる。タップリかけて食べるとうまい。量としてはこれの倍ぐらいがいいかも。
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●バダ・ピリラ

初めてスリランカの料理を食べるなら、この店をおすすめする。品数や味にそつがないのが理由。スリランカの料理...シンハラの料理は、油は極力抑え、煮炊きして作るのを特徴としている。だからなのか、料理それぞれは、ものによっては淡泊な印象を持つ物や、あまり刺激的でなく比較的おとなしい印象を受けるかもしれない。しかし食後の軽さを思えば、通う程にそのよさが分かってくるのではないかと。