2001/12/9:サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


モモチャ
まるごと一つを口に含み、噛んだ瞬間に中のエキスが口いっぱいに広がる。エキスが舌全体にいきわたる。あまりにも見事な味のハーモニー。それは一瞬の出来事のように、一気に駆け抜ける。そして再び、その至福の一時を味わうため、次を口に含む。これを終わりまで繰り返すのである。本日のモモは、最近まれに見るほどの出来栄えで、つけタレとしてのアチャールにもその余波が及んでいるようだ。おもわず舌鼓をうってしまうほどであった。
モモチャモモチャモモチャ
田舎料理を食す
名前はわからないが、ソバ粉を練ったようなもの、ククラ・カリー、アル・ラ・ムラ・コ・アチャール。
田舎料理を食す
アル・ラ・ムラ・コ・アチャール
本日のものは、少々辛くしてある。ダイコンなどの食感は、いつもながら感心させられるばかりである。すでに食の合間のアクセントというレベルを凌駕しており、堂々と他の料理と渡り合えるだけの力を秘めている。
アル・ラ・ムラ・コ・アチャールアル・ラ・ムラ・コ・アチャール
名前わからず
2、3度聞いたのだが、聞き取りがうまく出来なくて、結局料理名がわからずじまいである。コド・コ・ロティと同じく田舎料理であるという。今週久方ぶりに作り、なじみの客にだしたところ、好評であったと聞き、ぜひとも食べたいということで、作っていただいた。コド・コ・ロティを作るときのソバ粉が切れてしまったため、常連客よりいただいた日本の粉でつくることになった。今回はどういったものか、おおよその概要をつかむということで。見た目にソバ粉を練っただけのような形相で、はたしてどのような味がするのだろうと、思いをめぐらせるが、想像の範疇を越えているため、結局食べてみないとわからないということに至る。肉を使ったカリーが、一番相性がよいとのことなので、チキンカリーを作ってもらい、それをメインとして食すことに。一応アチャールも添えていただいた。食べる前にカリーを指につけてから、練られたソバ粉のほうに手を出す。少しちぎっては口に運ぶ。ソバ粉のそれ自体の味は、際立った感じはないのだが、たしかに肉のカリーと一緒に食べると、これはイケるということになるわけだ。ねっとりとした食感と辛みのあるチキンのカリーとが、なんとも不思議な味わいを奏でており、味の確認のためつまんでは食べを繰り返していると、いつのもまにか皿はからっぽであった。
名前わからず名前わからず
ククラ・カリー
レギュラーメニュー、パダムさんが時々作るシャバッとしたチキン・カリーのいずれでもない。先のソバ粉の料理にあわせたかのような感じがする。結構辛く仕上がっており、久々に汗をかいてしまった。
ククラ・カリーククラ・カリー
チャパティ
カリーの残りや、アチャールを綺麗にすくってしまうために、チャパティを食すことにした。
チャパティチャパティ
食後のティ。


●Namaste

いまだ底が見えぬ奥深さ。多種多様の味を体験させてくれるのは、まさに貴重である。これも長らく通っていることによる、恩恵と思いたい。おそらく料理本にも出てないような料理であるのは確かではなかろうか。