2001/2/25:溝の口のパキスタン・インドレストラン、インダス

川崎市高津区溝の口1-18-12
アーベイン溝の口2F
044-844-4059
ランチタイム(11:30〜14:30)
ディナータイム(17:30〜23:00)
日・祝日(12:00〜23:00)
ラストオーダー22:00

参加者は、COCO田中、saraswati、Ai、いっちー、PON、inaの6人でした。


お店は溝の口駅から、5分ぐらいのところにあります。
DSC-V100による撮影データ

店内は広くゆったりとしている。厨房はシェフが2人できりもりしている。また、デジカメの撮影に重要な照明もバッチリです。
DSC-V100による撮影データ

キチリー、カルドライスといったものが堂々とメニューに載っているのはなんとも嬉しいですね。とくにキチリーに関しては他でだしているのを見たことがない。
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RAN-E-ALISHAN(アン・アリシャン)
今日はこれを目当てにきたのである。6人で食べるぐらいのとてつもない分量で、事前に予約をする必要がある。まず、写真をくまなく見てほしい。マトンのもも肉を、インダス特製のスパイスに漬け込み、タンドールで焼いた料理。見ためなんとも豪快な肉料理であるが、食べみると、繊細な印象を強く受けた。まずタレをつける前に一口よく噛みしめて食べてほしい。肉の臭みなど一切なく、ひたすら旨味だけがかけぬけていく。食べ口は重くなく、食べた後には爽快感すら漂う。これはただものではない。素晴らしい。これほど美味しいマトンの肉というのは、いまだかつて食べたことがない。驚きはさらに続く。つけタレがまた絶品。これは後でシェフに効いた話だとライタとのことであるが、これを肉につけて食べると、より一層味の膨らみを感じる。それで再び感動。大海原をさわやかな風がつきぬけるような、そういう感覚ではなかろうか。是非ともこの素晴らしさを店で味わっていただきたい。
DSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データ
Irani-Chicken(イラニ・チキン)
チキンをクリームチーズ、カシュナッツ入りスパイスにつけ焼いたバーベキューチキン。saraswatiさんによれば、ここでしか出しているのを見たことがないという。小人数で来る時などは、定番的に食べるのがいいのではと思う料理。外観と、メニューの解説から、コッテリしたような印象を受けるが、食べ口はまったくそのようなことは感じなかった。やはりこれまた、味加減が素晴らしく、丁寧な仕事ぶりが伺える。カルダモンを隠し味的に使用しているあたりがなんとも絶妙で、驚嘆の一言。この料理もすっかりファンになってしまった。これも是非とも食して頂きたい料理だ。
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Mutton-Achari(マトン・アチャーリ)
マトンカレーの中に、パキスタン独特の漬物のソースを入れた酸味の効いたカレー。アチャールが入っている、ちょっと変わった料理だ。マトンは言うにおよばず、美味しさを感じるし、漬物のソースの風味がこれまたよい。酸味があり、食べ込むにつれて、その味に魅了されていくのがわかるであろう。
DSC-V100による撮影データDSC-V100による撮影データ
Kichiri(キチリ)
夏ばて気味のあなたにピッタリ、インドの家庭料理。インド風おかゆ。他店でもお願いして作ってもらうことは、ひょっとしたら可能かもしれないが、レギュラーメニューとして堂々と掲げられているところは、この店の他にはないのではないだろうか。食欲がないときや、軽く何か美味しいものを食べておきたいと言った人にはまさにうってつけであろう。まろやかかつ、かけられたマサラがさりげなく効いているあたりがさすがと思わせる。米の一粒一粒に、まんべんなく味がいき届いており、やさしさを感じることができる。ピクルスをペロッとなめては食べの繰り返しは、病み付きになるであろう。
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Kurd-Rice(カルド・ライス)
説明不要でしょう。堂々とこのようなものがメニューにあるなんて、うれしくなってしまいます。まろやかかつほどよい酸味と爽快感は、食事の締めにはふさわしいものといえましょう。この味は、いくら説明しても実際食べた人にしかわからない。是非ともチャレンジしてほしいです。
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ラッシー
濃厚な味を想像していましたが、スッキリ爽やかで今まで飲んだラッシーの中でも風味が独特といえるかもしれない。これはヨーグルトによるものと思われる。美味しいです。
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チャーエ
食後のお茶ですね。おちつきます。
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●ごちそうさま

大変勉強させていただきました。肉料理というと豪快で、ワイルドという印象を強く持っていたのですが、実のところ下処理から調理まで繊細さを要求されるものなのだなと感じました。回教徒の料理の奥深さをかいま見たような気がします。ただ珍しいものがあるという店は他にもあるでしょうが、ここではそれだけではなく自分が想像していた以上の価値を料理に見出すことが出来るでしょう。まさに貴重な食体験であったと言えます。