2002/11/17:六本木のスリランカレストラン&バー、アータラ・ピータラ

東京都港区六本木3-15-23花椿ビル3階
03-3478-3898
11:30〜14:00(ランチ)
17:00〜25:00(ディナー)
無休

参加者は、Aya-Tanaka、curry2、curry2+1、inaの4人でした。


gowa malluma
キャベツ炒め。果物や葉野菜、根菜にココナッツを合わせて煎り煮したもので、素朴な味わい。汁気のある料理と一緒に食すのがよい。ごくごくシンプルに調理されているので、野菜そのものの持ち味が決め手だろう。
DSC-SX560による撮影データDSC-SX560による撮影データ
parippu malluma
パリップ・マッルン。パリップは、挽き割りの豆を指しており、マスール・ダル、つまりレンズ豆が使用される。汁気のないようにポッテリと調理してある。キャベツのマッルンと同じく、おかずとしてライスに混ぜて食べる。
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annasi salad
パイナップルをあしらったサラダだ。パイナップルの爽やかな甘みがマッチして、さっぱりとした口当たりのサラダ。
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kaha bath
インディカ米の黄色いご飯。kahaとはターメリックを指す。ターメリック・ライスのことです。ほのかに色がつく程度で、色合いが淡くきれい。インディカ米なのでパラパラしていて、シンハラの料理との相性は抜群。
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ambul thiyal
出来ることがわかってしまうと、来るたびに注文してしまいたくなる。マグロをゴラカ他スパイスでカラカラになるまで煮込んであるので、味ののり具合が半端ではない。とてもスパイシーで、辛いテイスト。おかずとしてももちろん良いが、アラックのつまみとしても最適。スリランカの魚料理ならではということころだ。
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ooru mas ambul thiyal
豚肉の赤いドライ・カレー。この店で人気がとても高い。スリランカでは豚や牛を食べるのはご法度ではないが、家庭によっては豚と牛は食べないところはもちろんある。私がお世話になった家庭もそうであった。味のほうは、豚肉を辛くそしてスパイシーにドライタイプに調理したもので、確かに日本人に人気があるのは納得した。酒のつまみでもいけると思う。
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pol sampbola
やはり必須の料理。削った椰子に、チリペッパー、レモン汁、塩、タマネギ、砕いた鰹節を、練り合わせるように混ぜ合わせたもの。トマトをすこし入れても良い。これとライスだけという食事の組み合わせもナイス。
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idi appa
インディ・アーッパと発音します。ちなみに英名はストリングホッパー。米粉にココナッツ・ミルクを加えて練り上げ、ワンゲディアという突き出しで、細く麺のようにしたものを蒸しあげたもの。本来は朝食べるものだけど、現在は夜にこれがでてくることが多い(朝早く仕込むのが大変だからだろう)。そのまま食べるのではなく、汁気のある料理(やはりキリ・ホディがベストマッチだと思うが、この店には置いてないんだよね)と、ポル・サンボールといっしょに食べる。よくこねてからほおばると、最高の味わい。この写真の倍ぐらいはいけちゃいます。
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pittu
ピットゥという料理。米の粉にポル・キリ(ココナッツミルク)を加えて、捏ねていくと、小さな米粒のようなダマができてくる。これをバンプという筒状のものに入れて、蒸し焼きしたものだ。見た目、米を固めたように見える。朝食もしくは夕食によく登場する料理。これに汁気のあるカレー類をかけたりして、よく混ぜて食べる。ココナッツのほんのり甘みが良い感じ。
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seeni sambola
サンボールの一つだが、サンボールは通常生の素材を和えるように作られるのにたいして、このシーニ・サンボールは素材に火を通す。火を通すことで保存がきくようになるということか。タマネギを筆頭に、seeniという名前からも砂糖を加えるため、甘さがある。また、チリも加えるため、結果としては甘辛いテイストになる。ライスに混ぜてもいいけど、アーッパと一緒に食べるのが相性が抜群だと思う。 
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runu millis
ルヌ・ミリスというサンボールの一種。特徴はずばり辛いこと。作る人によってもそうだが、辛すぎるということもあるのだろうか、日本のスリランカのレストランでは通常おいてない。調理はいたって簡単なので、無理にでもお願いした。しばらくご無沙汰だ他ので、どうしても食べたかった。相性抜群の組み合わせは、正月とかい食べるキリ・バトというココナッツミルク炊きライスに塗って食べること。甘いものと正反対のものとの組み合わせ。同じく辛いサンボール(まぁポル・サンボールにしても辛くしたりするからほぼ全てがあてはまってしまうが)、でカッタ・サンボールというのがあるが、これとの違いが今ひとつわからなかったが、店員に話を聞いて納得。カッタ・サンボールのほうは、鰹節が多く、ルヌ・ミリスはタマネギ中心ということ。ルヌは、ラトゥ・ルーヌの赤いタマネギからきているし、ミリスは唐辛子を指すから、名前そのものだったのですな。
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appe
アーッパと発音します。ホッパーという英名があるので、スリランカのレストランでよく見かけることがあるかと思う。基本的には米の粉をポル・キリで溶いてドゥを作り、小さな中華鍋の形をした、カライという鍋に少量ドゥを落として、鍋の型に回してから弱火にかけて焼いたもの。この料理は、形が最大の特徴で、どうにも説明が難しい。クレープという人がいるが、クレープとは違う。写真のものは、これの真ん中に玉子を落としたビッタラ・アーッパというもの。やはり朝もしくは夜に食べる、どちらかというと軽食っぽいものです。
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negombo malu
ネゴンボという漁港が盛んな町にちなんだ魚のカレー。赤鯛をカニの出汁で煮込んだとある。テイストは上品で、鯛の淡泊な味に味わい深いエキスのからんだグレービーがからみついて、良いしあがり。レストランの料理という感じが漂う。ときどき食べたい魚料理です。オススメ。
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盛りつけ例
スリランカでは、こういう感じにライスを真ん中に、その周りに料理を少量づつとって、盛りつけます。あとは、ひたすら混ぜて食べる。
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watarappan
ワタラッパン。甘いキトゥルハニーがかかった、プディングはプルプルでやはりおいしい。
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kiri tea
食後はミルク・ティ
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●ごちそうさま

今日はyahooの「インド料理大好き」のオフ会。かねてより懸案されていた、アータラ・ピータラにようやく皆さんと来れたのでなにより。調子にのって沢山注文してしまったが、コッテリした感じがないので、あとで胸焼けすることもない。また、料理のバランスも考えて、あまりココナッツ・ミルクっぽいテイストが並ぶのに気を遣ったので、様々な味が体験できたのではないでしょうか。