2002/6/8:西荻窪のCafe、BALTHAZAR

東京都杉並区西荻窪3-15-3
Tel:03-3331-0522
14:00〜22:00ぐらい(月〜金)
12:00〜22:00ぐらい(土、日、祝日)
火曜定休

デュベル

ベルギービールが飲めるのは、この店に来る楽しみの一つでもある。今日の気分は、アルコール度数が高くて飲みごたえのあるものを...と思っていたので、このデュベルの選択はとてもよかった。ビールを飲みながら、その説明書きを読む、これも楽しい。「世界一魔性を秘めたビール」とうたわれ豊かできめ細やかな泡が特徴で、まろやかさとキレのよさを同時に感じさせるビール...と書かれている。度数は8%弱と、かなりのものだが、きめ細かな泡立ちが飲み口をまろやかにしているためか、きつくなく程よい香りと味を感じる。

北海道産、幻のししゃも

つまり、本物のししゃもです。ちょっと調べてみましたが、通常店で売られているのは、カペリンというアイスランド、カムチャッカ沿革など大西洋北部に広く分布しているため、日本ではカラフトシシャモといわれているキュウリウオ科の魚だそうです。脂肪ッ気が少なく、柔らかな口当たりと香りがない。一方、本ししやもは、10〜11月にかけて獲れる北海道のもので、年間800トンほどしか漁獲高がなく、ほとんど市場にでまわらないようです。なので幻と言っているのかもしれないですね。カペリンが決して美味しくないということは無いですが、本ししゃもの味わいは、ほのかな香りというか、味わいも唾液の分泌を促すかのごとくよいもので、皿の上の3本のししゃもは、あっというまに私の胃に納められていきました。さて、この本ししゃもですが、見た感じ...どちらかというとオスのような気がしますが、どうなんでしょう。

ヒューガルデン・ホワイト

今日は2本目に突入です。デュベルのアルコール分で、かなり良い気分になってきました。このビールは、飲み口があっさりと軽く、クセのようなものは感じられないですね。アルコール度数もそれほどは高くないようです。

タンドリチキン風手羽先ロースト

いつもは「鶏レバーのインド風香味炒め」でしたが、今日は違うものにしてみました。隅々までスパイスが行き渡り、スパイシーかつジューシーな味わいがたまりません。手羽先自身の美味しさもあり、最高のつまみになっています。なんというか、一人でじっくりと堪能したい、そういう気分にさせられます。

サンバル・ライス

次回はラッサム・ライスにすると言っておきながら、やはりサンバル・ライスに。「大盛りにしなくていいのですか」と聞かれて、「あ、大盛りにします」と反射的に答えてしまいました。サンバルの具はダイコンとパプリカでしょうか、香りもそうですが、エキスがより一層うまさをかもし出しています。ライスがすすんでしまいます。大盛りにしてよかったです。いつも反対側に、なにがあるのか、これが実はとても楽しみでもあります。今日はロビア豆とムング・ダルのようです。ダル一般が特に好きな私ですが、これまた実に良い味というか...他では食べれないというのを実感してしまいます。さすがといったところです。そして、今日はプリヤのマンゴー・トック・ピックルが少し添えられています。アクセントにとてもいいのです。それから、最後にシェフから少しヨーグルトをいただきましたが、今、店で手作りしているヨーグルートは、かなりインドに近い風味とのことです。最後にこのヨーグルトをライスに混ぜて食べましたが、なるほど、その風味はとても素晴らしいものでした。他のお店で食べるものとの違いは明白でしょう。こうなると、「カード・ライス」などもかなり期待してしまいます。以上のような内容ですが、この一皿でこれだけ語ることが出来るのは、あらためて凄いことだと感じます。

チャイ

食後はチャイですな。

今日は朝から緊急の仕事があり、仕事の帰りに癒しに寄りました。時間も15:00と、ゆっくりできそうな時間だったので、一人で優雅な時間を過ごさせていただきました。工作舎のダウンロード・ブックから購入した「大ザッパ論2の本当の物語」を読みながら、ビール片手につまみを味わっていましたが、飲み物や食べ物の味が五感に訴えかけるので、書物の内容がまったく頭に入ってきません(笑)。途中から読むのをやめて、食べるほうに集中することになってしまいました。久しぶりに食事の時間を満喫出来たので、それがなにより良かったですね。またこのような時間を過ごしたいと思います。