2002/9/30:スリランカフェア、東京ヒルトンホテル
新宿西口、東京ヒルトンホテル1Fマーブルラウンジにて
スリランカ舞踏を見ながら食事が楽しめる。右側の写真をクリックすると、舞踏のmovieが見れます(サイズ約9メガ)。
どこかで見たことがあるようなアーッパ・カライ、実は私も同じものを、コロンボで購入した。2人のシェフが、アーッパを客の目の前で作ってくれる。
- アーッパ
- 外側の形状は、なかなかのものだが、真ん中がまったく膨らんでいないのが残念。全体的に薄くモロイので、さわるとすぐに崩れてしまう。肝心の味のほうだが、お菓子のような甘さがある。
-
- ビッタラ・アーッパ
- アーッパに玉子を割り落としたもので、玉子の半熟具合がなんともよろしい。普通のアーッパの出来と比べるなら、こちらのほうをオススメします。サンボールやルヌ・ミリスがのってますが、このアーッパならば、何もつけなくてもOK。
-
- パパダム
- 小さめのパパダムは、カリッとして味がのってとても美味しい。普段は、ライスの上からパラパラ割り崩して混ぜて食べたりする。
-
- ポル・サンボール
- ココナッツの香りがプンプン漂う、スリランカを感じさせてくれるポル・サンボール。この味と香りは日本のレストランでは、お目にかかることは出来ないなぁ。
-
- ルヌ・ミリス
- 辛さはあまりないく、練り込んで作られている。個人的にとても好きなので、これがあるのはうれしかった。
-
- シーニ・サンボール
- 甘辛いサンボール。基本的にサンボールは、生を和えたり、ポル・サンボールのように練ったりするが、このサンボールは珍しく火を通す。タマネギと砂糖をフライパンで水気を飛ばすように炒める。そのためか、保存がきくのである。ライスに混ぜてというのもいいとは思うが、オススメはアーッパにつけて食べることである。なので、アーッパのセクションにこれがあるわけだ。
-
- スリランカンスタイル
- 左から、野菜のフリッター、ジャガイモとほうれん草、ポル・サンボール、キリ・マール、ビーフ、フライド・ライス。
-
- 野菜のフリッター
- ピーマンに、マッシュしたジャガイモ等を詰めて揚げたもの。サクッとした食感がよく、野菜の甘みと旨みが出てくる。
-
- ジャガイモとホウレン草
- イモとホウレン草がトロッとするまで煮込まれていて、ジャガイモだけだとちと野暮ったいような感じを、ホウレン草が加わることで、まろやかで品の良い味わいになっているようである。
-
- キリ・マール
- ココナッツ・ミルクで煮込まれており、辛さはほとんどない。魚は何を使っているかわからないが、白身の魚であった。味がとてもよく染みこんで、味わいが良い。グレービーはとても少なく、魚を食べる料理になっている。
-
- ビーフ
- カレー仕立てではないが、若干グレービーの跡があるので、煮込まれたのかなという気がした。スパイシーな感じはほとんど感じられないが、肉自体の味わいが良かった。
-
- フライド・ライス
- 本当は白いライスがよかったんだが、ざっと見渡してなかったようなので、これにした。ナッツ等いろいろ入っていて、カレーとかオカズを混ぜなくても、これだけで食べられる。
-
- デザート盛り合わせ
- デザートの種類は多かった。特にスリランカに関係してそうなものをチョイス。
-
- セーグ・プディング
- ラサイで結構食べたので、懐かしかった。タピオカのココナッツ・ミルク煮で、寒天状に固まっているのでプルプルしている。涼しげなデザートだ。
-
- ハクルの菓子??
- 写真一番手前。シナモンのような香りがし、口に入れるとボロッと崩れてくるような感じ。甘さはくどくなく食べやすい。ココナッツから作られる糖、ハクルで作っているのだろうか。
-
- ワタラッパン
- やはりありましたね、ワタラッパン。口に含むとジュワッとエキスが出てきます。シンハラのデザートの王道といった感じでしょうか。
-
- バナナの揚げ菓子
- ケセル、つまりバナナを揚げた菓子だけど、単純にバナナだけを揚げているわけではなかったような。中のバナナが柔らかくなっており、甘みがでて美味しい。
-
- ココナッツ・ロール
- 削ったココナッツを甘皮でくるんと巻いたもの。ココナッツのシャリッとするような食感と、甘さがなんともたまらない。
-
●ごちそうさま
今年はスリランカ国交50周年ということで、各地でいろいろなイベントが開催されているが、今日訪れた新宿のヒルトンホテルでも、魅惑の国スリランカを食すると言うことで、スリランカフードフェアが開催されていた。1Fのマーブルラウンジにて、スリランカの舞踏を鑑賞しながら食事ができる。期間としては9/27〜10/6までなのだが、主にシンハラ料理を大々的にフィーチュアしたのはランチ時だけで、ディナーとなると、フレンチとのコラボレーション等で趣が異なる。このフードフェアにあわせて、最後の夏休みを取り来たというわけだ。シェフはコロンボから招かれているということと、おそらくココナッツなどの食材も持ち込んでいるのであろうということから期待した。レポートした料理で全てではないが、全体的に取り合わせがチグハグな印象があった。味は個々それぞれは良いが、全体としてのまとまりは、イマイチのれなかった。ポル・サンボール、デザートについてはなかなかではあっただけに、もう一工夫ほしかった。
|