サンサール四周年記念パーティ
2002/06/27

四周年おめでとうございます

料理も出来て後は食べるだけ、お腹も空いて列ができてます。

四周年に相応しい料理が並ぶ。

アル・チョップ

じゃがいもの中にひき肉を包み揚げたもの。見た目がお稲荷さん。ふんわりホクホクの食感である。そのまま食べて美味しいのは勿論だが、トマトのアチャールをかけて食べるのもこれまたイケる。

ブトゥワ

砂肝とレバーの炒め。よくお酒のつまみとして食べられている。砂肝とレバーの食感、焦がしメティのほろ苦さがマッチしている。

カンクロ・ティトカレラ・ラ・アル・コ・アチャール

なんとも長い名前だが、キュウリとニガウリとじゃがいものゴマ和え。夏野菜を使い清涼感溢れる。ニガウリの苦味に加えて、さらにネパール独特の固く苦味のあるケロウという豆が入ってるのもポイント高。和えているソースは、サンサールの独壇場といったところか。たんなるゴマ和えではない。

ゴルベンダ・ラ・マショウラ・コ・アチャール

トマトと豆腐のアチャール。豆腐と書かれているが、マショウラという固い豆腐のような食感のある団子。ミート・ボールに似ているが肉で作られているわけではない。さわやかな酸味のトマト、そしてマショウラがそのエキスを十分吸い込んでいるので、食べたときに口の中で旨みが弾ける。

チウラ

お米を蒸して、つぶして干したもの。主食となる食べ物だ。ほのかな甘みが感じられる程度で、平たく少々固い。食べ方は普通にカリー類をかけて食べたりアチャールと混ぜながら食べる。特に今回の料理の中では、ゴルベンダ・ラ・マショウラ・コ・アチャールとの相性がピカ一である。

ダール

お豆のカレー。定番のダールに、多めにトマトがはいったパーティ向けの仕上げ。ネパールの食事にはなくてはならないものである。

サーグ

小松菜の炒め。味のノリは旬のそれより落ちるが、サンサールで味わえるタルカリの特徴がでていると思う。全体的にやさしく家庭的な味わいがある。おそらく他では味わえないサンサールだけの味であろう。

メティ

フェネグリーク炒め。久しく登場したこの料理、まぎれもなく主役のメティはスパイスである。食材の持ち味を引き上げたり、料理全体の調和をかもし出しているスパイスが、今回はそれ自体を食べることを目的として調理されている点が興味深い。ネパールの料理でメティは、頻繁に登場する。アチャール、ブトゥワ、タルカリ等々。スパイスとしての使い方で特徴的なのは、焦がして使われていることである。焦がされることによる風味が料理に活かされて、その苦味ばしった味はインパクトがある。逆に今回のようにタルカリ仕立てにしたものは、キャラメルのような甘さの中にどこかビター風味とでもいう、独特の味わい。

ククラ・コ・マス

骨付きチキンカリー。サンサールのレギュラーメニューにあるものとは違い、味付けや調理方法はネパールのそれであろう。グレービーはシャバシャバ状態で、スープに近い。ショウガが効いており、ライスとあわせると抜群の美味さ。骨からエキスが出ているのでさらに美味しい。

パン・ロティ

豆のカレーの中に麦のパンが入ってる。ネパールのスイトンと言っていいだろう。日本のそれととてもよく似ているこの料理、各々のルーツはどこにあるのだろう。ライスやチウラと一緒に食べたりするが、これだけで食べてもイケる。豆のカレーといわれているものは、複数の豆のエキスが絡み合い味わい深い。これはクワティか。

ダヒ・ファル

フルーツヨーグルト。ぶどう、イチゴ、バナナ・メロン・リンゴ入り。

全撮影データ(1024*768)は*ここ(71枚)*にあります。