2003/7/19:サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


バダム・ラ・バトマス・サデコ
今日もピーナッツのほうが多めだ。日によって、各々の量を変えてるのかもしれない。いずれにせよ、酒がすすんで仕方がない。
バダム・ラ・バトマス・サデコバダム・ラ・バトマス・サデコ
チャタモリ
珍しいことに今日はチャタモリが出来るらしい。もともと新宿店で出そうと考えていたらしいが、小岩で食べれるのはうれしい。さっそく頂いてみることにした。上にはキーマが載っている。生地の元は米を使っているわけだが、焼き目のパリパリしたところと、しっとりした部分があってこれの味わいがとてもよい。まったくオイリーではないので、見た目にもヘルシーな感じが漂っている。
チャタモリチャタモリ
チャオミン
今日はチャタモリだけでなく、チャオミンもある。普段おめにかかれないだけに、本格的な食事のまえのツマミとしては、結構なボリュームとなるが、見送るわけにももいかない。しかもここまで一人で食べているというのに。トマトソースとグリーンの辛いソースは、全て混ぜて食べる。今日の麺は、今まで食べたものと違って平たくコシがない。今までの麺はコシがあって、麺自体の味わいがとても印象に残るものだっただけに、今日の麺は麺自体の味の特徴があまり感じられない。全体的に軽くヘルシーな印象を受ける。メインの食事の前とあって、これは結構助かる。
チャオミンチャオミン
食事
少々お腹がふくれてきたので、量は少し減らしてもらおうと思ったが、出てきてみるといつもとあまり変わりがない。左から、フィッシュ・アツァール、ズッキーニのタルカリ、カーンクロー・アツァール、黒豆のダール、アル・ターマ、ライス。かなり豪華だ。それもそのはず、今日はJICAの方が日本に帰国した(ということだったのかな)ので予約が入っており、それでこのような豪華な食事になったというわけだ。
食事
カーンクロー・アツァール
カーンクローは、キュウリのことだが、実は私が唯一好みでない食材なのである。出されれば食べるが、できれば避けて通りたいものである。そんな私でも2つだけ積極的に食べたいと思わせる料理がある。一つは四川料理の蒜泥白肉(スァンニィパイロゥ)という料理。神田にある四川一貫で出されているものが特に好みだ。豚肉が主だが、脇に添えられたキュウリが、ニンニクを泥状にしてサンショウやら入った辛めで濃厚なソースがとてもよくマッチしている。アツァールの場合は、ケロウといったネパールで使用される乾燥したグリーンピースともいう、固い豆を使用しているのもポイント高だが、ラプシ・デュロを加えられて酸味のある味わい深いソースに仕上がってるのがよい。このソースこそが、サンサールならではといったところか。
カーンクロー・アツァールカーンクロー・アツァール
フィッシュ・アツァール
魚を使ったアツァール、なんとも珍しい。オープン当初から通い詰めているが、ノン・ベジのアツァールは今まで出たというのは私の記憶にはない。このアツァールはウルミラさんのお母さんの味であるという。ネパールでもお店では食べれない、家庭でしか作らないものではないかとのこと。なんだか見た目がトマトのゴルベンダ・コ・アツァールに似ているが、一口なめてみると明らかに魚を使って作られているのがわかる。味の系統が、フィッシュ・カリーのグレービーソースによく似ている。もともとウルミラさんの作るフィッシュ・カリーは、魚そのものよりもグレービーソースが特に素晴らしいので、このアツァールは一番良いところどりということになるだろう。実際、このアツァールだけで山盛りのライスがどんどん減っていく。恐るべきアツァールである。
フィッシュ・アツァールフィッシュ・アツァール
ズッキーニのタルカリ
ウルミラさんはネパールのカボチャと言っているが、調べてみたらズッキーニは形はキュウリに似ているが、品種的にはかぼちゃのなかまであるペポかぼちゃの仲間であるようだ。これを若取りしたものらしい。しかもウリ科の一年生の果菜。ズッキーニはクセのない味わいで、爽やかさがあるので夏の暑いときによさそうだ。タルカリにしてどういう味になるのか興味津々。ズッキーニに味をとてもよく染みこませているので、これが本当にズッキーニかと思わせる。しかも噛むとエキスがでてくるので、これがまたよいのです。
ズッキーニのタルカリズッキーニのタルカリ
アル・ターマ
ごちそうは続く。アル・ターマである。しかもターマがたっぷりと入ってる。酸味が凄い。サンサールではアル・ターマを作るときには、けっして日本にあるタケノコで代用して作ることはない。どうしてもこの酸味が出せないからだと思うが、それでも本国のターマを使っても、鮮度の問題から味が今ひとつという時があったりするので、代用したものはアル・ターマとは決してよべないであろう。この酸味がライスによくマッチする。これまたライスの山が減っていく。
アル・ターマアル・ターマ
黒豆のダール
久しぶりにウラッド豆を使った、黒豆のダールだ。シャバッとしてながら、じゃっかんトロッとした部分があり、まるで海苔のような感じがある。味わいはまろやかというか穏やかで、うっすらと味がついてるような印象。しかしながら、これがライスにとても良くマッチする。このあたり、やはり見事である。
黒豆のダール黒豆のダール
クルフィ
もしかしたらサンサールでクルフィ食べるのは初めてかもしれない。今まで食べなかった理由は特にないが、食べてみるとこれが結構なものです。しかも昨日作ったばかりだというからなおさらだ。
クルフィクルフィ
チャイ
食後のチャイ。
チャイ


●Namaste

今日はご馳走ばかりでした。夕方AMBIKAにスパイスを買いに行った帰りに立ち寄った。その前にnishi-yanに連絡して、先に食べてるので後で来ると良いと言っておいた。チャオミンを食べ終わったあたりに、nishi-yanが自転車に乗ってやってきた。普段酒が飲めないから、今日はおもいきり飲みたかったらしい。彼も私と同じような食事をとって、酒も飲んだ。JICAの人も久しぶりにウルミラさんにあったのと、美味しい料理にありつけてご満足だったようです。特に魚を使ったアツァールは、珍しくもあり凄くイケてる。チャタモリやチャオミン等があるにもかかわらず、今日のベスト1である。そのうちサンサールのアツァール図鑑みたいなものを、時間があったらまとめてみるのもおもしろいかもしれない。さて、新宿店が出来て半年以上経ったので、次回は新宿店に行ってみたいと思う。なるべくウルミラさんやパダムさんが居ないときにどうなのか、それが知りたいところだ。