2003/7/6:宮城県の郷土料理

仙台市民会館調理実習室


おくずかけ
N-Jiriさん主催の仙台グルジリ〜南インド料理を食べる会が、仙台市民会館で行われた。東北に今まで一度も行ったことのない私は、今後も行く機会がないだろうということから行くことにした。グルジリは7/6の日曜にあるので、前日の土曜日に仙台について、いろいろ街を見てまわった。もちろん牛タンも食べた。舗道や道路が広めでゆったりとしている。湿度が低くこの季節だというのに涼しげで過ごしやすい。市場を見てまわったり、こういうのはなかなか楽しいものだ。夜は地元のTT29さんに連れられて、土地のものしか行かないお店でたらふく日本酒や、おいしい料理を食べた。そしてその翌日は、グルジリにて3〜4品料理作りのお手伝いをした。その料理を作っている合間に、まかないとしてTT29さんに「おくずかけ」という料理を作っていただいた。これは宮城県の郷土料理で、お盆のころを中心に夏につくられるそうです。本来はお盆の精進料理だという。本日いただいたものはデイフュージョン版とのことですが、材料はなす、仙台麩(あぶら麩)、ささげ豆、しいたけ、温麺(うーめん)、みょうがを使用。野菜を食べやすくカットして、湯を沸かした鍋に投入。火がとおったところで温麺を入れて、アルデンテになったら仙台麩(あぶら麩)、だし醤油等の調味料を加えて味をととのえ、でんぷんでとろみをつける。温麺から塩が汁にかなり出るため、味付けの際は要注意とのことです。野菜のうまみにとろみがかった温麺、滋味溢れるおいしさです。牛タンを食べたりもしたけど、これが一番思い出深いですね。ごちそうさまでした。
DSC-SX560による撮影データDSC-SX560による撮影データ
仙台麩(あぶら麩)
上質小麦粉のたんぱく質(グルテン)を主原料として練り合わせ良質の植物油で長時間かけて揚げたものです。小さめのバケットのような感じで、サクッとしている。写真のものは山形屋商店のもので2本で380円。さっそく佐々重で購入した仙台味噌の具としてみましたが、これが実にうまい。
DSC-SX560による撮影データDSC-SX560による撮影データ