2004/4/10:298回目のサンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


フィッシュ・フライ
ウルミラさんがネパール語で料理名を言ってたが、忘れてしまいました。名前はとりあえずおいとくとして、この日に飲んだ酒との相性は間違いなくピカ一。最高です。
フィッシュ・フライフィッシュ・フライ
ツェラ
鶏肉のマリネとでもいいましょうか。よくタンドールで焼いてます。香ばしさ、焦がしたメティの苦みがベストマッチ。
ツェラツェラ
コリアンダー・アツァール
グリーン・チャトニなんですが、とても香りがよく、かなり美味い。スプーンで少しすくってなめて酒飲んだりしたけど...そういうのはよくないですね。フィッシュ・フライにつけて食べると美味しいよと、ウルミラさんが言ってたので試してみると、なるほどイケます。
コリアンダー・アチャール
アル・ラ・ケラウ・コ・アツァール
長ったらしい名称だが、アル・コ・アツァール。ジャガイモのアツァールだ。大根のアツァールと別々に出してくれた。たまにはこういうのもいいだろう。それにしてもケラウばもの凄いたくさんはいってる。本当に凄いの一言。
アル・ラ・ケラウ・コ・アツァール
ムラ・コ・アツァール
こちらは大根のアツァール。普段はジャガイモとミックスして食べることが多いので、こうして別々に食べるのはかなり珍しい。こちらは大根のコリコリした食感がたまらなくよい。
ムラ・コ・アツァールムラ・コ・アツァール
レバーと砂肝
ここでコレが出てくるのか。気分も最高に盛り上がる。人数もいつもよりも多いが、とにかく酒飲む人がほとんどなので、何もいうことはない。特に砂肝が好み。コリコリした食感が病み付きになる。
レバーと砂肝レバーと砂肝
黒豆のダール
誰だったかな、佐藤さんだったか、今日のダールにはジンブが入ってますかとの問いに、ウルミラさんが入ってますと差し出したダールがこれ。おなじみの黒豆のダール。そうですね、確かにこのダールはジンブが入ってます。シャバシャバ加減やうっすらしていながら、しっかりライスを包みこみ、和やかにさせてくれる味わいは健在。
黒豆のダール黒豆のダール
クワティ
豆を発芽させなくてはならないので、当日のオーダーができない料理の一つだ。もちろん前日にお願いしておいた。9種類ぐらいの豆を使用してつくられる。主にスープとして飲んだりするが、ライスにかけて食べるのも普通。多種類の豆のエキスが絡み合った、ネパール料理らしさがにじみ出た代表的な料理。
クワティクワティ
アル・ターマ
料理が輝いている。ターマの量が半端じゃない。ネパールのタケノコのターマ、醗酵しているので、独特の味わいと酸味。特に酸味がライスとベストマッチ。やはりターマはライスと一緒に食べてこそ味わい深いものだ。
アル・ターマアル・ターマ
メティ・タルカリ
惜しげもなく、こういう料理がバンバン出てくる。それでもまだサンサールの魅力ある料理の一部である。そうはいいつつも、このメティのタルカリは、かなり珍しい料理。主材料がスパイスのフェヌグリークだからだ。大量のメティがこうして立派な食べ物としてあるという事実をどううけとめるべきか。ほろ苦さと甘みがときおり顔を出す。やはりマニアックな料理だ。
メティ・タルカリメティ・タルカリ
フィッシュ・カリー
うーむ、凄い。またもやフィッシュ・カリー。やはりグレービーは奪い合い。身はあげますという感じ。確かにグレービーのエキスは凄い。でも身もうまいから食べましょう。主役クラスが一同勢揃いという感じ。
フィッシュ・カリーフィッシュ・カリー
チャイ
食後はチャイ。
チャイ


●Namaste

今日はちょっと日記風に書いてみます。ここ最近は時間にゆとりがでてきたので、前日にタルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」を見た。それというのも、最近タルコフスキーの論集を読み返す機会が増えて(仕事の帰りの電車なんかでたまたま読んでいたわけだが)、その中でもタルコフスキーの初期の作品かつ、かなり重要な作品でもあるルブリョフを見たくなったのだ。この映画について語りだすと、大変なことになってしまうので、それはまた気が向いたとき、そう別の機会にしよう。とりあえず最後の章の「鐘」は、何度見ても心のしみるものがある。まったく退屈しない182分だった。翌日、つまりサンサールオフの日だが、午前中は日比谷シャンテにて「ドッグ・ヴィル」を見た。監督はラース・フォン・トリアー。日本でもビョークを起用した「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で話題になった監督。私はそれより遥か昔、初期のころからずっとこの監督の作品は見続けている。今回もブラックの効いた、嫌悪感をいだかずにはいられない作風はあいかわらずでほっとした。3時間の上映はあっというまだった。それから用事があって秋葉原に移動。書泉グランデに立ち寄って、何をかうでもなし、本を物色する。そうすると「ゴダール全評論・全発言3」なんてものが目に入ってきた。よわった...2までもっているわけで買わずにはいられず、大枚はたいて購入。重い本をバッグに入れてしばし、秋葉原の街を歩く。しかし...この街は...変わった。昔ながらのパーツ屋とか、かなり数も減ってるし、パチンコ屋だとかアダルトグッズを売ってる店、アニメショップ、コスプレ喫茶など...別の意味でオタク度バリバリの街に変貌していた。昔は女性が歩いてる光景なんてほとんどなかったんだが、いったいいつからこうなったのだろう。そんな思いにふけりながら徘徊してると、サンサールに行く時間になった。店に行く途中で大さんに声をかけられる。ちょっと買い物に行ってきますとのこと。店の前ではnumaさんが立っていたので声をかけ、一緒に店にはいる。この日のメンバーは、ina、N-Jiri、佐藤たかし、大、週一リピーター、むんむん、sujaku、izumi、numaといった顔ぶれ。女性の華やかさもあるけれども、男のほうは...かなり濃い。凄い対談になるだろうと思ってたけど、やっぱりそうなった。酒の勢いもあったけど、皆マニアックな質問やら意見等がかなり飛び交う。そういう目的でも来てるので、皆が満足していたのがよくわかった。18:30から22:30ぐらいまで、酒飲んでしゃべって、食べて、しゃべって...内容の濃い一日でした。