2005/10/10:高崎の南インド料理、Chennai

群馬県高崎市倉賀野49-1
TEL:027-347-4455
営業時間:11:30〜15:00
17:30〜23:00

参加者は、橘外男、ポテルカ、むんむんinaの4人でした。


伝説の26品大ミールス大会を終えた後、自然と消えていってしまった、群馬県高崎市にあった南インド料理店、チェンナイ。1年の時を経て大復活。場所は上野から高崎線に乗って、2時間強。最寄り駅は倉賀野駅が近い。車で7分ぐらいの距離。入り口には看板らしきものがなく、ドアに近づくことでお店だとわかる。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ

中に入ってみよう。まず、椅子が2席。待ち合い席みたい。そして、一面おしゃれな空間が目に飛び込む。
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南インド料理店とは思えないような店内だ。女性客が多いとのことだが、これはうなずける。
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モール
ソルト・ラッシーをオーダーしたところ、店主のビンセントさんから、モールはどうでしょうとの提案があり、それに従うことにした。ヨーグルトの上澄みのさっぱりした飲み物で、バターミルクとも言われる。ショウガ、香菜クミンパウダー等により、爽やかでさっぱりした口当たり。現地だとミールスの最後、給仕がカトゥリにこれを注いでくれ、グッと飲みほすとすっきりする。
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アーユルヴェーダ・ラッサム
メニューには、ラッサムが5種類程のっているが、このアーユルヴェーダ・ラッサムと言われているものだけがラッサムのような気がする。ダル抜きのラッサム。フレッシュなカレーリーフの差し入れがあり、食前のスープとして振る舞われた。出来立てで、カレーリーフの香りも一段とすばらしい。ペッパーが底にゴロゴロ入っており、キレのある味わい。なかなか美味しいラッサムに巡り会えないだけに、これはうれしい。
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ワダ盛り合わせ
メニューには、サンバルにどっぷり浸かったサンバル・ワダが載っているが、別々になっている普通に食べるワダにしてもらったところ、マサラ・ワダと盛り合わせて出してくれた。盛りつけがとても奇麗。チャトニはココナッツ・チャトニ、グリーン・チャトニの2種類。ワダの揚がりは、フワッとしていて形もよく、なかなかの出来である。マサラ・ワダも、ダルのカリッとした食感がよく、味わいも良い。チャトニは、特にグリーン・チャトニのミントの香りが素晴らしく、抜群に美味かった。
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Chicken65(特別料理)
メニューにないものでも注文を受けてくれるとのことで、ビンセントさんにお願いしてみたところ、時間はかかる旨了解し、作って頂いた。小さい肉の固まりで作るところ、他の料理のために仕込みされていたので、ドラムで作ってくれた。かなり豪華なChicken65だ。料理名の説明については、諸説いろいろあるので割愛するが、カリカリにしたチキンの唐揚げといった感じのものである。
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ゴビ・マンジュリアン(特別料理)
こちらも特別料理。以前のチェンナイでは、XX・マンジュリアンといった料理は、数種類あったらしいのだが、リニューアルしてからは、メニューからは外れたと、橘、ポテルカ両氏が説明してくれた。インド風中華料理のような感じで、カリフラワーの中華あんかけ風。餡は、薄くまとっているような感じのもので、カリフラワーは時期早々ながらも、甘い味わいがよくでていて美味い。何も言わなければ、もしかすると肉に間違えてしまうかもしれない。
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トマト・ライス
南インドのミックス・ライスの一つ。トマトをフューチュアしたものだ。見た目味わいともに、チキン・ライスに似ていたりする。味付けがされているので、そのまま食べてもイケる。
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タマリンド・ライス
こちらも南インドのミックス・ライス。殺菌作用が強く、酸味のあるタマリンドを混ぜ込んだライスで、ゴマやナッツの食感がよく、ほのかな酸味のため、食がとてもすすむ。味付けがされているので、このままでもうまい。お弁当やハイキングなどにも最適だ。
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レモン・ライス
同じく南インドのミックス・ライス。淡い黄色はターメリックで、色合いが奇麗だ。レモンの爽やかな香りがさっぱりして美味しい。
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ミーン・コロンブ
白身魚のココナッツ風味のカレー。シャバ気味のグレービーに、ココナッツの甘くまろやかな風味がマッチして、味わいが良い。フレッシュ感も抜群。
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ダル・ラッサム(特別料理)
本来こちらのほうが、ミールスなどで食べられる一般的なラッサムだが、メニューにはない。わざわざ作っていただくのも、帰宅する時間が心配なので、先ほどのダル抜きのやつでよいと言ったが、わざわざ作ってくれた。まさに出来立て。シャバッとして香り、味わいともによく、ライスがいくらでも食べられそう。
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サンバル
具はオクラ、ナス。大きめのものがゴロンと入っている。しかも、こちらも出来立てのフレッシュバリバリ。今日はどの料理も出来立て。ダルの味わいと、酸味、香りよく和める味わい。南インド料理らしさを最も表現しているといっても過言ではないだろう。やはりサンバルは偉大だ。
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ポリヤル3種
キャベツ、ニンジン、ジャガイモの3種類の盛り合わせ。こちらは通常メニューに載っている。他に5種類のポリヤルがある。おそらく野菜の種類は固定ではなくて、日や週によって違うものと思われる。細かくカットされた野菜を、ココナッツ・ロングと一緒に炒め煮したものだが、全体的に具が違うだけで味付けが似ているのが残念。
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●ごちそうさま

以前のチェンナイには行ったことがなかったので、比較することは出来ないが、料理を作っているメインのシェフはかわらずということらしい。今日の料理は、少々反則気味で、すべての料理が新しく作られたフレッシュバリバリのものなので、どの料理もできばえは素晴らしいものだった。店内は明るく、おしゃれな空間が広がる。このような感じのインド料理店は、東京都内でもなかなかない。内装や料理の盛りつけも奇麗で、女性客や家族連れにも受けがよく、人が結構入っている。群馬県には、東京のように多くのインド料理店があるわけではないが、伊勢崎のマディーナにしてもチェンナイにしても、質は高いと思う。帰宅の時間が心配で、食べたあとすぐに帰らねばならなく、余韻にひたれなかったのが残念だが、この日車でお出迎えしていただいたり、料理の予約していただいたりと、ポテルカくんや橘さんには大変お世話になりました。