2005/3/5:サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)


マーツァ・フライ
マーツァは魚のこと。これをフライにしたものだ。ガブリと頭からいこう。うむ、酒がうまい。
マーツァマーツァ
レバーと砂肝
これまた酒のツマミの王様。特に砂肝のコリコリした食感がたまらない。焦がしメティのほろ苦さが全体を引き締め、一度食べだすと止まらない。
レバーと砂肝
チャタモリ
クリスピーな生地は、元が米である。生地そのものの味は、やさしい味わい。これにトッピングで玉子やひき肉、グリーンチリなどがちりばめられている。香菜の香りに、グリーンチリの辛み、ひき肉のジューシーなこと、そして半熟玉子のトロッとした食感。これら全てが合わさって、大変美味である。
チャタモリチャタモリ
ウォー(玉子)
こちらも生地は米で作られているが、こちらはふわふわ。上にかけられているのは、マトン・カレー。中には半熟の玉子が入っていて、ナイフで切るとトローッとしている。ウォーそれ自体のやさしい味わいに、濃厚なマトン・カレーのソースがとてもバッチリの相性。
ウォーウォー
モモ
おなじみのモモだ。まさに今回の趣旨に沿った料理と言えるだろう。ネパールが中国の影響を受けている料理といえば、まっさきにこれを思いつくぐらいだ。ネパール版小龍包。中の鶏肉がたいへんジューシーなので、一口で食べないと、うまみエキスが流れ出てしまう。上にかけられた、トマトのアツァールが、また最高なのである。ガブッと一口で食べよう。
モモモモ
フライ・モモ
モモを揚げたものだ。他のお店では、たまに見かけることがあるが、サンサールでは珍しい。皮はカリカリになり、蒸したものとはまた違った感じの味わいだ。これにはソースはかけられていない。もっとも、そのままでも十分味があるから、特に必要もないだろう。
モモモモ
ニャクナ
鶏肉の煮こごりターカーに続いて、こちらは魚で作った煮こごりだ。このゼラチンの凄さを見て欲しい。プルプルしていて、まるでゼリーみたいだ。食べ方としては、チウラとあわせるのがいいが、今日はなかったので、そのままツマミとして食べてくれとのこと。ひんやり冷たく、本当にゼリーみたいだ。どこかフルーティな香りと味わい。スルッといってしまいそう。抜群の美味さだ。
ニャクナニャクナ
ムラ・コ・アツァール
アツァールの王様といえよう、昔からサンサールで親しみのあるアツァール。絡められたソースが、実に手が込んでいる。酸味と苦味のある味わい、コリコリしたダイコン等の野菜等クセになりそう。食事の合間の箸休めにもなるし、酒のオツマミにもイケる。
ムラ・コ・アツァールムラ・コ・アツァール
マトン・ツェラ
マトンの味わいがとてもよい。焼いた肉の香ばしさを残しながら、ちょっと酸味がありつつ、食べた後尾をひかないさっぱりした印象。
マトン・ツェラマトン・ツェラ
ほうれん草とジャガイモ
ここから食事モードに入る。それにしても、ツマミだけでものすごい数だ。ツマミのほうは、辛かったり酒にあうよう、ソースも濃厚だったりするが、メインの食事は辛さもやわらいだ和み系で、味わいが家庭的だ。ライス中心に作られているから、相性が抜群。
ほうれん草とジャガイモ
メティ・タルカリ
これまたマニアックな料理。スパイスのメティが主役の料理。メティの消費量は半端ではない。ビター系というか、苦味がありつつどこかコーヒー豆のような香り、ライスにばっちりの相性で、珍しいだけではなく味わいも抜群。
クワティ
9種類の豆を煮込んだネパール料理の真骨頂。様々なダルの香り、味が融合し演出する味わい。ダルの世界とはなんとも奥深いものなのか。スープとしても飲まれるが、ライスにかけても食べられる。どちらで食べても美味なことに変わりなし。
クワティクワティ
チキン・マサラ
これはインド料理だね。汁気が少ないマサラという料理だ。しっかりとしたグレービーソースは、味のノリかたが半端ではない。香りもよく丁寧なつくりだ。ライスのほうはネパール料理で食べて、こちらはパラタとあわせるといいだろう。
チキン・マサラチキン・マサラ
パラタ
アタを伸ばしてギーを練りこみ織り込まれた、大変魅力あるパン。外側がパリッとして、中がいくぶんしっとりしている。ギーの香りがあまくうまそうなのだ。チャナ・マサラと一緒にいただくと最高だ。
パラタ
ラルモン
ラルモンはネパール語での呼び方で、インドではグラブ・ジャムーン。シロップ付けボールは、ふわふわで甘くて美味い。サンサールでは、それにヨーグルトをまわりにおいて、食べたあとのさっぱり感を演出している。
ラルモン


●Namaste

この日の昼に、スージーさん主催の「ギョーザはヒマラヤ山脈を越える、中国から来日の、むらむらさんを囲んで」という食事会あった。総勢16名が、13:00から酒を飲んだり、食事に舌鼓をうちながら楽しく過ごした。どの料理も、サンサールの気合の入ったものばかりで、最高の食事会になったのは言うまでもない。中国料理とネパール料理との関係の主題があったのだが、なぜかブラジルの話に熱中。いや、それは私が座っている席がそうだったのかも。幹事のスージーさん、楽しい会をありがとうございました。