2005/5/1:サンサール

モイ

薄めのラッシーという趣で、甘味はほとんどなく飲み口がすっきりしているのが特徴。暑いときには特にオススメ。

レバーと砂肝

写真の写りは色合いが変わってしまってイマイチ感があるが、見た目の色艶のよさといい、味わいや食感ともに近年稀にみる素晴らしい出来だった。

ウォー

こちらのほうも、美味さがUp。外側のサクッとした生地に、中身のフンワリ感、上からかけられたマトン・カレーのグレービーソース、どれをとっても良い出来だ。

食事

カーンクロー・アツァール、ダール、ニンニクとジャガイモ、シイタケとキーマ、ゴルベンダ・コ・アツァール、ニャクナ、ライス。

カーンクロー・アツァール

日本のキュウリは、どうにも好きになれない野菜だが(だからといって食べられないということはない、あくまで食べても美味いと感じないのだ)、サンサールのキュウリのアツァールは、かなりの好物。他にも中国料理での、とある調理による料理が好物だが、共通していえるのはどちらも濃厚なソースに合わせていることが挙げられる。かといってソース主体かというとそうでもなく、やはりキュウリが活きているといった印象。

ダール

サンサールのダールに迫れる店は皆無といっても言い過ぎではないだろうと私は常々思っている。そんなサンサールのダールは、いつも素晴らしいというわけでもない。というよりも、水準以上のレベルはキープしているものの、これは凄いと脱帽してしまうような唸るようなダールは、そう頻繁には出てこない。そして今日が、その素晴らしい日である。香りがよく、口当たりのまろやかさと優しい味わいがかなり繊細で、和を意識させる。

ニンニクとジャガイモ

見た目にネギでも入れたのかなと思ったが、ニンニクだった。これが実に良い味わい。料理全体も輝いているようだ。今日の料理のレベルは、かなりハイレベル。

シイタケとキーマ

ウマミパワー炸裂といった感じか。キーマだけでも十分なところに、シイタケも加わっているところがミソ。筍とかキノコを使うネパール料理ならではの組み合わせかもしれない。

ゴルベンダ・コ・アツァール

サンショウとかゴマが入って、香りがよい。また、たいへんライスに相性がよいので、しばしばこれだけでも十分だなと思うことがある。夏場は、比較的サラッとした感じで絵、旬を外れているときは若干煮詰めたような感じででてくることがあるが、どちらもまたよい。

ニャクナ

以前はチキンの煮凝りのターカーが、時々出ていたが、最近では魚の煮凝りのニャクナのほうが定番化してしまい、レギュラーメニューとしての地位も安泰といったところ。ゼラチン状のプルプルしたゼリーのような食感。ライスとの相性が素晴らしく良い。ひんやりと気持ちが良いが、実際ネパールでは冷蔵庫がないために、冬に作られる。

チャイ

食後はチャイでも。