2005/5/6:小岩の四川家庭料理、珍々

東京都江戸川区西小岩4-9-20
営業時間:18:00〜24:00
月休

inaひとりで行った。


水煮肉片(シェイジュウロウピェン)
唐辛子と花椒(ホワジョォ)という麻と辣の醍醐味が十二分に楽しめる川菜らしい逸品だ。口の中がビリビリしますが、辛いだけでなく香りや味わいが素晴らしい。井塩で有名な自貢氏が発祥。昔は塩のくみ上げの動力に、水牛を使っていたのだが、あまりにも酷使するため半年でつぶれてしまったらしい。そのたびに水煮にして食べていたという。味付けは最初は塩だけであったが、次第にいろいろと加えられるようになり、現在の形に至る。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
麻辣鶏(マーラージ)
鶏肉のブツ切りを、唐辛子と花椒(ホワジョォ)で炒めた料理。これまた辛い。水煮肉片と同様、唐辛子と花椒(ホワジョォ)という麻と辣で、似ているが、こちらはソースがなくてあとは塩味での味付け程度とシンプル。今日は麻と辣づくしだ。花椒(ホワジョォ)が実に素晴らしい香りと味わい。四川の本場の花椒(ホワジョォ)。それを一粒一粒食べていたら、ファングーさんが「わぁお、全部食べてる」とちょっと笑いながらびっくりしていた。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
牛肉麺(ニュウロウミェン)
麻婆豆腐で締めようかとおもったところ、ファングーさんに今日は麺を食べてみて欲しいと言われて、お願いした。大き目の牛肉の塊が小さめのドンブリにゴロンと入っている。スープは少なめで麺のほうが多い。そして上からはドバッと香菜がかけられているのであった。辛さはあまりなく、スープのほうは肉からとったエキスが十二分。そして麺がまた美味い。香りもよく、あっという間に平らげてしまった。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ


●ごちそうさま

小岩というとサンサールに行きがちだが、料理のジャンルが違えど、この珍珍もまた素晴らしい。なにせ、このお店はフラフラ歩いていて偶然に見つかるロケーションにないのがよい(のかな)。住宅街の中にポツンとあるので、地元の人の中でも知っている人はそれほどいないのではなかろうか。出てくる料理は感動物。固定メニューというものは、存在しないようで、その日に仕入れた材料から黒板に日替わりで20品ほどが書かれているが、実際は店主のファングーさんにあれ作れるか、これつくれるかと聞きながら、注文するのが楽しかったりする。今までは夜だけの営業だったが、昼間のランチ営業も開始したようである(私が行ったときは土・日だけだったようだが、今は平日もやっているかも)。さて、次回はどのような出会いがあるのか、楽しみだ。