2005/6/24:小岩の四川家庭料理、珍々

東京都江戸川区西小岩4-9-20
営業時間:18:00〜24:00
月休

参加者は、骨ッ子、ユーヤ、あられ、桃、yutouch、スージー、むんむんinaの8人でした。


涼拌三絲(リャンバンサンス)
春雨、青ネギやニンジン等といった野菜を中心としたものを、調味ダレで和えたオードブル。涼しげだが、か...辛い。さっそく珍珍の洗礼を受ける。しかし病み付きになるウマさだ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
怪味鶏(ゴヮイウェイヂ)
「怪味」とは、調味料を指している。単一の調味ではなく、いろいろな調味料を混合した複合調味料だ。ただし、複合調味料の全てを怪味というわけではなく、怪味はその中の一つの複合調味なのである。複雑怪奇な味わいから、来ているのではとおもわれるが、中国の食文化誌の一端をかいまみるとすれば、商売敵に味を盗まれないための工夫と言えるだろうか。鶏肉を食べ終えたあと、ご飯にこのタレをかけて食べると最高だということを付け加えておく。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
青椒鶏(チンヂョゥヂ)
青ネギや青唐辛子、ニンニクなどを包丁で細かくたたいて、鶏肉の上からかけてある。そして湯(スープ)だ。少々辛味がある程度。味わいも格別だが、これまた鼻をくすぐる良い香りだ。香りのある料理はうまい。食べ終えたあとに、皿の上にのこったものは、締めのご飯のときに上からかけて食べるためにキープしておく。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
干[火辺]四季豆(カンピェンスーチートゥ)
四季豆はインゲンのこと。それをひき肉などと一緒にカラカラ炒め(干[火辺])にしたものだ。汁気がなくて味が凝縮されている。酒のツマミとしてうれしい料理。味が濃縮されているといっても、塩辛いとかそういうのはないので、ご飯と一緒に食事としても最適。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
水煮肉片(ショェイジュウロウピェン)
ここでまた辛さが度数がUpする。豚肉のスベスベした食感と歯ざわりにうっとりしたいと思うのだが、そう簡単にはいかない。なんせ上には大量の唐辛子がまぶされているからだ。もちろん辛いには違いないが、それと同時になんと香りの素晴らしいことか。辛さによって引き立つ香り。悩ましいものだ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
肉絲豆腐(ロゥスドウフ)
麻と辣の刺激たっぷりでいながら、肉と豆腐の間にニュルニュルした食感! 最後の仕上げに、熱した油をジュワーッとかけることで、このニュルニュルした食感が得られるのだろうか。油と素材とのエマルジョン。この料理にはいつも驚かされる。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
什錦鍋[米巴](シジンコーパァ)
おこげ料理だ。いろいろな食べ方があるおこげ料理。今回どうしようかとファングーさんと事前に打ち合わせしたときに、辛いものも多いし甘酢餡がいいんじゃないかしらとのことで、それに従った。皆もホッと一息つけるだろうし。器の底にならべられたおこげの上から、甘酢餡をジャーッとかける。するとシュワッと音がたつのだが、演出面でも華があるのがオコゲの楽しいところだ。すぐにたべれば、オコゲのパリパリした食感とともにいただける。時間がたてば、オコゲが餡を吸ってやわらかくなる。どちらの食べ方が好みかは各人におまかせしよう。甘酢のスーッとしたほのかな酸っぱさと、野菜の甘味などがうまい。さすがといったところ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
じゃがトロ
一度はお店に来た人なら、おめにかかることも多い、珍珍の代表料理。家庭料理の醍醐味だ。家庭料理ということからも、家常菜に属するこの料理、中を穿り返すと、見事にトロトロになったジャガイモが出てくる出てくる。これに餡がからみあって、トロッとした食感。雑煮に似ているところもあるが、このトロッとした食感は、やはりじゃがトロならでは。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
蕃茄湯(ファンチェタン)
そのそろお腹も一杯になったころなので、爽やかなトマトのスープをいただく。肉団子が入ったトマトのスープは、清涼感が抜群。香りと爽やかな味わいは、まさにトマト。実に素晴らしいスープだ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
湯元(タンユェン)
締めに団子をいただく。運ばれてくるときに甘酒のような香りがプーンと漂う。匂いはきつくなく上品だ。中国で甘酒とくれば、酒醸(ヂュウニャン)。料理の隠し味的に使われることもある。団子も小ぶりでうまい。ピーナッツやゴマといったものが詰まっているものもあり、食べていて楽しい。満足満足。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ


●ごちそうさま

久々にIFCとして宴会を開催した。インド料理以外でというのは、かなり珍しい。もともとは中国料理に魅了されていたこともあるので、宴会をするだけの素晴らしいお店に出会えたということなのだが。宴会にふさわしい素晴らしい料理が並んだ。珍しいだけでなく、味わいも確かで珍珍ならではのものだ。ファングーさんありがとう。