2005/7/29:小岩の四川家庭料理、珍々

東京都江戸川区西小岩4-9-20
営業時間:18:00〜24:00
月休

参加者は、むんむん、大、Sさん、inaの4人でした。


泡菜(パォツァイ)
彩りが綺麗な冷盤。中国の甘酢漬の泡菜がメイン。さっぱりとほのかな酸味が、とこか涼しげ。そして上からかけられた、辣油の辛さで唇が痺れる。辛いだけでなく香りがとにかく素晴らしい。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
泡椒兎(パォヂャオトゥ)
兎肉を、ピーマンやネギ、花椒や唐辛子と一緒に炒めたものだ。ウサギは初めて食べたが、油っぽくなくて赤味の部分が多い。小骨が沢山あるので、少々食べ難い感じもするが、肉の味わいがとてもよく、そして唐辛子の辛さで香りが強調される。
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尖椒鶏(チュンヂャオヂ)
ゴロゴロと唐辛子が入った、鶏肉の炒め物。花椒の香りも忘れてはいけない。プリプリと、ジューシーな味わい。味付けがシンプルであっさり。スッと入ってしまう。
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三芋煮
3つの芋とは、山芋、サトイモ、そしてコンニャク。ちなみにコンニャクはサトイモ科コンヤク属の植物で、中国名は魔芋と書く。その3種類の芋の煮物。醤油系の味付けで、和に共通した印象を受ける。特にコンニャクの味わいが絶品。辛さはない。おふくろの味といった感じだ。
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油淋苦瓜(ュリンクグァ)
苦瓜を使った夏らしい逸品。豚肉のスベスベした表面は、とても素晴らしい食感ととともに、花椒のシビレと苦瓜の苦味、清涼感が渾然一体となって、駆け抜けてゆく。食べたあとの爽快感が素晴らしい。
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長芋炒
唐辛子、ネギでシンプルに長芋を炒めたものだ。芋の甘味とさっぱりした口当たりが、軽やかであっさりした仕上がり。怒涛のごとく続いた料理のブレイクタイム。
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[木窄]菜肉絲湯(ザァツァイロゥスタン)/
ザァツァイと肉の細切りをスープ仕立てで。宴席での料理の構成で、途中にスープを入れるのはかなりいいと思われる。特に、珍珍のザァツァイが素晴らしい。塩辛いこともなく、シャキシャキとした食感にとてもよい香りと味わいのザァツァイは、ファングーさん自慢のもの。スープにはこのエキスがでて、滋味で豊かなスープ。
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麻婆豆腐
辛いもの再び。定番の麻婆豆腐だ。豆板醤を使わず、花椒と辣油を基本として、辛さと痺れが十二分に体験できる。とにかく香りがよく、痺れ度も最高。スカッとした食後の爽快感がたまらない。
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干[火辺]四季豆(ガンピェンスジトウ)
インゲンをカラカラに炒める調理法の干[火辺]は、酒のおつまみに最適。インゲンには味がグググッとしみこんでおり、醤油系の味わいが印象強い。
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じゃがトロ
ひき肉餡とトロトロのじゃがイモ。甘くて味わい深い。じゃがいものトロトロ度は、まっしゅポテトのようにトロトロッとしている。珍珍の人気料理の一つ。是非とも味わっていただきたい。
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蕃茄炒蛋(ファンチェツォダン)
玉子入りのトマトのスープで締め。トマトの香りとスクランブル状の玉子のふわふわした柔らかさ、清涼感のあるスープは、抜群の味わい。体もクールダウンし、満足感だけが残る。
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●ごちそうさま

夏ばて知らずの珍珍の料理の数々。今回もまた、初めてお目見えする素晴らしい料理が登場。ファングーさんの引き出しは四次元並。暑さをしのぐ知恵が料理に脈々と息づいている。最初の前菜あたりで、突き抜けた辛さを体験しているうちに、体のほうがクールダウンしてくる。体のほうもシャキッとしてきて、冷えすぎないようにスープで体をあたため、また辛いものを食べ、動と静のメリハリが素晴らしい。今日の小宴席も、見事な内容だった。さすが珍珍。次回は真夏の中、重慶名物の火鍋の会を是非とも開催したい。