2005/9/3:サンサール

東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレ103
(TEL)03-5668-3637
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜22:30
月曜休(ただし祭日の場合は営業)

参加者は、サトウ、ika、azuki、桃、れい、音吉、BUJI、O-FUJI、nori、ちょみ、骨ッ子、yutouch、ポテルカ、PON、むんむんinaの16名でした。


ムングダルのパコラ
外側はカリッとしていて、中はフンワリほのかな弾力。中身はムングダル。もしかしてこれも初なのかもしれない。少なくとも私は食べた記憶がない。中の具が豆なので、食べ口はさっぱりと優しい味わい。付け合せのグリーンチャトニをつけると、美味さは倍増。
ムングダルのパコラムングダルのパコラムングダルのパコラ
じゃがいもと苦瓜のアツァール
ジャガイモという定番のアツァールに、きょうは苦瓜を加えた。苦瓜は、さほど苦味を感じさせず、ジャガイモの甘みとマッチしていける。辛さもあって、酒と一緒に食べるのもあっている。
じゃがいもと苦瓜のアツァールじゃがいもと苦瓜のアツァール
キャベツのアツァール
最近のヒット。キャベツもネパールのアツァールとなると、豪華な一品に変わる。キャベツの甘みに、ソースが絡んでとてもよい味わいだ。酒のツマミにしているが、ライスと一緒に食べても抜群にうまい。
キャベツのアツァールキャベツのアツァール
アル・コ・ロティ
ジャガイモを使ったロティ。焼き上がりはやわらかい口当たりで、ジャガイモの甘い香りと甘味がたまらない。つけあわせのトマトのアツァールと一緒に食べると、最高のうまさ。
アル・コ・ロティアル・コ・ロティ
メインの食事
メティ・タルカリ、マトンとカボチャのタルカリ、冬瓜のコフタ、ダール、パン・ロティ、カムガサ・アツァール、フィッシュカレー、イカのカレー、ライス。先に一人帰る人がいたので、その人にはターリで提供された。初めて登場する料理や、他の料理もかなりレアなものばかり。
メインの食事
ファーウンクァウ
食事に入る前に、スープが出される。このスープは、以前一度だけでたことがあるが、かなりの衝撃を受けたものだ。ブラックソルト、ヒング、ロプシーソースが入っており、濃厚な飲み口ながらも、味わいがとても深い。香りと酸味が素晴らしく、胃がスッキリし、リフレッシュされる。
ファーウンクァウ
カムガサ・アツァール
乾燥したグリーンピース、ケラウのアツァール。これをゴマや唐辛子と一緒にペーストにしたもの。スーッとした清涼感とともに辛さがある。ペースト状になっているので、このままライスに混ぜて食べるが、さっぱりしておいしい。
カムガサ・アツァール
メティ・タルカリ
スパイスが料理になってしまうという、とても変わった料理。大量のメティをタルカリしたてにしたものだが、このような料理は他で見たことがない。まさにネパール独特の食べ物といえよう。メティのほのかな苦味がクセになる。とにかくメティだらけで、ふやけて豆のような食感。ライスと一緒に食べる。
メティ・タルカリメティ・タルカリ
パン・ロティ
パーティのときぐらいしか出てこない、結構レアな料理。グレービーは、9種類の豆を使ったスープ、クワティに、様々な形をしたロティが入っている。日本のスイトンに例えられるだろう。このまま食べてもいいし、ライスに混ぜて食べてもよく、どちらの食べ方でもうまい。豆エキスがとにかく素晴らしい。
パン・ロティパン・ロティ
フィッシュ・カレー
今の時期にうまい魚をリストアップしてウルミラさんに渡した。魚屋で相談して決めたらしいが、何の魚だったのかはよく覚えていないらしい。肉厚で大き目の魚のようだが、見た目に判別はちと難しそうだ。あいかわらず、グレービーの味が素晴らしい。魚のほうも味がグッとのっており、イケる。
フィッシュ・カレーフィッシュ・カレー
冬瓜のコフタ
サンサール初の料理。今までただの一度も出たことがない。今回のパーティにあたって、今まで出したことのない料理を出してもらおうと思い、ウルミラさんと相談した結果、冬瓜をコフタにしたカレーということになった。そしてこの日、一番の人気だった。まるで豚バラ肉のような味わいは、何もいわなければ冬瓜とは気がつかない。よく味わうと、冬瓜の瓜系の爽やかで甘味のある味わいに気がつくが、食べ初めのインパクトが大きく、冷静にそこまで分析できるかどうかといったところ。グレービーの味わいもまた素晴らしい。冬瓜エキスがでているのか、ウマミにあふれているのである。またしても名料理がうまれた。
冬瓜のコフタ冬瓜のコフタ
イカのカレー
こちらもたぶん初となるイカのカレー。冬瓜のコフタの勢いで、影に隠れてしまいそうだが、こちらのほうもうまみにあふれ、魅力のある料理になっている。見た目がイカの煮物のような感じだが、日本のものとは当然ちがって、やはりネパールらしさが出ている。ライスにバッチリの相性だ。
イカのカレー
マトンとカボチャのタルカリ
マトンは出汁の意味合いで、ほんの少々入れてある程度だ。マトンとカボチャといった組み合わせは、家庭でよくやるようだ。前にも食べたときに、なかなか良い組み合わせだと思ったカボチャの甘味にマトンエキスが加わって、味わいに深みが出ている。
マトンとカボチャのタルカリ
ダール
ウルミラさんのダール。まろやかで優しい味わいが素晴らしい。塩加減一つで、ダールはいくらでも味が変わる。軽めの塩加減で、豆のほのかでやさしい味わいが、食べているものにとっても和むのではなかろうか。
ダールダール
ユモリ
yutouchさんが誕生日だというので、ウルミラさんにお願いしておいた。お祝い事のときにしか食べられない珍しいものだ。本当は「父の日」に出すお菓子である。皮は米粉で作られている。今日の粉はネパールのものかどうかわはわからないが、ネパールのものは粉の色が日本のものに比べて茶色い。以前聞いたときには、この粉でないと出来ないと言っていた。中は黒砂糖と胡麻。中国のお菓子、芝麻球に味がとてもよく似ている。yutouchさん、誕生日おめでとう。
ユモリユモリユモリ
チャイ
食後のお茶。
チャイ


●Namaste

先月やるつもりだったパーティだが、ウルミラさんの旅行日と重なってしまったために、延期になった。どうせなら、今までにない内容で素晴らしいパーティにしたいと思い、事前に何度か料理の相談をして、今回のパーティに望んだ。人数も16人も集まり、かなりの盛り上がり。昔からの常連も、そうでない人も集まり、料理に堪能した。特に今回初となる料理については、あちらこちらから驚愕の声が挙がった。まだまだサンサールの懐は深い。素晴らしい料理を出してくれたサンサール、それに集まってくれた皆さんに感謝したい。