2006/1/13:神谷町の南インド料理、ニルワナム

東京都区虎の門3−19−7 大手ビル2階
TEL:03-3433-1217
営業時間:11:30〜14:00
18:00〜22:00
日曜休

参加者は、ika、inaの2人でした。


ラッサム
寒いので、ラッサムをスープとして飲みたかった。しかしながら、この店ではラッサムはメニューに書かれていないので、基本的には無いのである。こういう場合は、ダメもとでもとにかく、注文してみる。ビーナさんは快く引き受けてくれた。一応確認としてスープとして飲みますね? と聴かれたので、はいと答える。さすがに出来たては、シャバシャバな感じも良いが、スパイスの香りも立っており、キレがある。辛めの味わいで体が暖まる。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
マサラ・ドーサ
ビーナさんいわく、ドーサにもいろいろありますが、内側にチリペーストを塗った辛めのマイソールスタイルはいかがでしょう? との申し出が。そのスタイルは食べたことがないので、お願いした。たしかに内側にチリペーストが塗られているため、少し辛めの味。ドーサ自体はパリパリで、焼き上がりが良い。また、中に入っているマサラの食感が、タマネギがザックリしており、これがなかなかよくて、普段食べるマッシュしたポテトのものとは違っていたのが新鮮。グリーンチャトニは風味もなかなかよい。サンバルのほうは、豆が若干薄いと言う感じで、甘めだった。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
アッパム
メニューを見ていて少し驚いた。Appam(アッパム)と書かれている。どうやら前回来たときに、完全に見落としていたようである。御徒町のSHAANTHYだけが唯一、アッパムを予約無しで食べられる始めての店と報告ページに書いたが、実はこちらのほうが初だったのである。2pcで500円というリーズナブルな値段もうれしい。甘めのココナッツミルクを付けてもらった。出来のほうもなかなか素晴らしく、底面がモコッとして、表面に気泡の後がある。生地自体もフニャフニャではなくて、適度に固さが感じられ、しっかりした出来具合。ミルクを上からかけると、アッパムが吸い上げ口のなかでなんとも言えぬ甘さとふわふわ感。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
マンゴー・パチャディ
フレッシュなマンゴーをカットして、シーズニングしたマスタードにココナッツとともに軽く煮込む。マンゴーが入っているので、全体的に甘い味わいだが、なんといってもココナッツオイルの風味が独特の味わい。それはアヴィヤル等でも同じ印象を受けるが、結構マニアックな味だ。パンよりも断然ライスのほうが相性がよく、食べ口はわりかしさっぱりしている。食後のフィニッシュはスーッと涼しげ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
ケララ・エッグ・ロースト
写真の色合いが厳しいが、味わいは抜群によい。茹で卵をたっぷりのタマネギ等とともに炒めて、汁気がまるっきりないドライ気味のマサラという感じ。ビーナさんによれば、ケララではこれとパロタの組合せは、最高だという。似たような感じのものは、板橋の名店「ルチ」で食べた、ディム・ブナを思い出した。ドライ気味のグレービーは、濃い味わいで卵はぐしゃぐしゃにつぶして、パロタやライスによく混ぜ混んで食べると、格別のうまさ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
パロタ
前回も食べたが、見事な渦巻。形もよく生地がしっとりとして、ほんのり甘みがある。噛む程にうまみが増して来る。当然ケララ・エッグ・ローストと一緒に頂いたが、ビーナさんの言われる通り相性がすこぶるよい。朝食等によさそうだ。
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アンドラ・マトン
チキンやマトンといったおなじみの料理も、この店では各洲毎のバリエーションがある。どれを食べようかまよってしまうが、訪れている回数もまだ2回目だし、どれを注文しても、始めて口にする味であろう。グレービーの色がダークブラウン系かなと思いきや、予想が外れて白っぽいモグライグレービーの形相。はたしてどんな味わいなのだろうと、食べてみるとカシューナッツの風味と味わいがほんのり効いて、食べた後はスッキリ。グレービーがポテ気味なので、ライスのほかにもパン系でもいける。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
マドラス・コーヒー
食後はコーヒー。
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●ごちそうさま

実は前回来たときには、あまり良い印象はなかったのだが、今回訪れていろいろ料理を食べてみると、印象ががらりと変わった。サンバルの味わいは、あまり好みではないが、その他の料理に関しては、あまり口にしたことがなく、楽しめたのもあるし、マニアックな料理まで、いろいろ取り揃えているのが面白い。料理の質問にも、ビーナさんは的確に答えてくれて、勉強になったりする。メニューに書かれている料理でも、マサラ・ドーサの例のように、いくつかバリエーションを紹介してすすめてくるし、同じ料理を今後注文するにしても楽しみがある。次回はまた違った料理をためしてみたい。