2006/1/21:小岩の四川家庭料理、珍々

東京都江戸川区西小岩4-9-20
営業時間:18:00〜24:00
月休

参加者は、慕夏堂、週一リピーター、むんむんinaの4人でした。


冷盤
乾豆腐、腸詰、叉焼の盛り合せ。行く前に電話を入れておいたら用意してくれた。乾豆腐はコシがあり、始めての人には麺だと思ってしまう人もいるだろうが、豆腐なのである。花椒と辣油の麻辣ソースが絡んでうまさ溢れる。このあたりは珍珍の真骨頂。腸詰も四川のものということらしいが、食感と味わいともによく、白酒がすすんでしかたない。叉焼も味わいがジューシーでパサパサすることなく、満足である。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
甘酢肉
長芋のシャキシャキした食感、肉の回りにまとわりついた餡が噛むと味わい深く、なんともよい。料理全体の甘さ加減も絶妙で、もったりしたような甘さではなくスキッとした甘さとでも言ったらよいだろうか。さすがファングーさんだ。
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鍋[米巴]
珍しいことに壁メニューに「おこげ料理」と書かれていた。四川を代表とする、有名な料理だ。深めの皿やどんぶりなどに、おこげを敷き詰めて、上からうま煮スープをそそぐと、ジャーッと小気味良い音がする。おこげがスープを吸い上げる。ここで、おこげのサクサクした食感を好ならば、間髪入れずに食べる。次第にスープを吸ったおこげはふにゃふにゃになっていくからである。しかしこちらはこちらでまたおいしい。見た目の醍醐味もある、楽しげな料理だ。うま煮スープには、ぷりぷりしたエビ、カリフラワー、赤ピーマン、竹の子、椎茸等のとりどりの具がふんだんに入っており、スープのほうは塩味のあっさり風味でとてもうまい。もし、メニューに「おこげ料理」と書かれていたら、是非とも食べてみて欲しい。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ
水煮肉片
再び辛い料理に戻る。こちらも四川代表の辛い料理。花椒と辣油の麻辣が炸裂して、辛さ指数はうなぎ登り。下拵えした肉のまわりのすべすべした食感が、とにかく好みで、これに麻辣が絡み合う。食べると辛いけれども、香りが大変素晴らしい。
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麻婆豆腐
締めは麻婆豆腐。豆腐料理の傑作で、もっとも有名な料理だろう。豆板醤を使わず、花椒と辣油、唐辛子で調理。豆腐の柔らかさを損なわずに、味をからめつつ辛さと香りが最大限に引き出され、一口食べると辛さと痺れがクセになる。食後のフィニッシュは、実に爽快だ。
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●ごちそうさま

この4人のメンバーで集まるのは、シンガポールオフ以来となる。東京はこの日は雪が降ったのでとても寒かった。そんな中で4人は集まり中国料理の話や、インド映画の話等、実に濃い内容の話をいろいろしつつ料理を楽しんだ。特に慕夏堂さんは、関西から仕事で出張ということでご苦労さまでした。久々にお会いでき、元気そうなお姿を拝見してうれしかった。中国料理等に関する興味深い話をいろいろ聞くことができ、大変勉強になった。ファングーさんも素晴らしい料理でもてなしてくれて、体の芯から暖まる満足な宴席となった。