2006/2/11:サンサール新宿店
東京都新宿区新宿6-13-8
(TEL)03-3354-8553
営業時間:11:00〜14:30、17:30〜22:30
いまのところ無休
- パパド
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酒のつまみに。
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- パトマス・サデコ
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最近はご無沙汰だけど、一時期小岩店で毎回食べていた。大豆、ピーナッツ、香菜、グリーンチリ、ニンニク、ショウガ、カイエンペッパー、レモン汁、塩といったものを和えた酒のツマミのような食べ物。生のグリーンチリやカイエンペッパーの辛さに、ダイレクトににんにくやショウガの香りと味わい、それからピーナッツや大豆のコリコリした食感が重なり合う。作るときに、大豆やピーナッツが水分でふやけないように注意する必要があるらしい。ニランザンの作るものは、だいたい同じようなものを使っているが、見た目がもっと穏やか。しかしながら塩加減や味わいは、かなりのもので申し分なし。
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- モモ
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ウルミラさんをも唸らせたニランザンのモモ。皮は固く薄く形も綺麗で、肉汁もほとばしる、素晴らしいモモ。上からはトマトのアツァールがかけられていて、一口で食べよう。
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- ムラ・コ・アツァール
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ダイコンのシンプルなアツァール。サンサールでは、たびたび登場するアツァールで、同じムラ・コ・アツァールでも、味付けの仕方などは異なったものが毎回登場する。ニランザンの作るものは、ゴマ油に浸したような、ゴマの香りがうっすら漂う、辛さは控えめの上品なおだやかな味わい。
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- パコラ
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野菜、タマネギの具のパコラ。カリッとして食感よく、うまい。そして注目すべきは、脇に添えられたチャトニ。茶色い色をしたものは、タマリンドによるものだが、これはスタジオペイズリーの食事会で香取さんに作っていただいた、「カタ」というものにとても似ている。酸味と甘み、ちょっと辛みのあるそのまま舐めても病みつきになりそうなもので、参加者の数人はこの味をよーく知ってたので、にんまりしていた。
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- マトン・ツェラ
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たしかマトン・ツェラは新宿店だけで、小岩店では普段は食べられないものだと記憶している。マトンの火の通し方は文句なしで、さすがはマトンの味わい。香りが上品で酒がすすむ。小岩店では焦がしたメティの風味がアクセントになっているが、ニランザンは使用していなかった。
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- ウォー
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外側がカリッと、中はふんわり。上にかけられたソースは、マトン・カレー。ウラド・ダルを醗酵させて、厚めに焼いたもので、そのものだと優しい味わい。それにマトン・カレーのソースが絡んですこぶるうまい。中には卵が入っている。
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- レバーとスナギモ
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これもサンサールで定番。内臓の炒め物。意外にも他のお店では見たことがない。ありそうでないものなのかも。味付けはシンプルで、レバーとスナギモの食感が良い。特にスナギモのコリコリした食感は最高。ツェラと同様、焦がしメティの風味がポイントになる料理だが、やはりここでもニランザンは使用していない。それゆえなのか、結構上品で穏やかな味になっている。ところで、なぜ皿の端のほうに料理が寄っていたのかは謎のままだった。
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- アル・ゴビ
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この時期が旬の料理。ジャガイモとカリフラワーの味わいが良い。先日は小岩店で食べたが、今日は新宿店と食べ比べになってしまった。どちらも甲乙つけがたい。オイリーでないのがうれしい。野菜のうまみと甘みが出ていてうまい。
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- Mixベジ
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アル・ゴビの野菜にグリーンピース等の野菜がミックスされた野菜カレー。トマトのグレービーがうっすらとまとわりついて、野菜の甘みが十分でていて優しい味わいだ。
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- ダール
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しゃばしゃば加減、味わい、風味いずれもとてもよい。サンサールのダールだ。サラッとした感じがとてもよく、ライスにやさしく和む。やさしいまろやかな感じがとってもよく出ている。なかなかやるなニランザン。
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- 骨付きマトン
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これまたサラッとしたグレービーは、骨付きマトンの純なエキスが出ているようで、味わいがとてもよく上品。穏やかで上品な口当たりだが、やさしめでライスにバッチリあう。
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- グンデュルック
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乾燥した野菜の風味、やさしく上品な香りと味わい。ライスとの相性はさすがだ。食後にスッキリする感じがなんともよい。
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- トウフ
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見た目になんだろうと、全員不思議な顔をしていたが、一口食べて、これはもしかして豆腐か? ニランザンに効いたところ、トウフという答えが。食感や味わいが素晴らしく、大ヒット。あっという間になくなってしまった。
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- サフラン・ヨーグルト
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サフランの綺麗な黄色い、香りが漂う。甘さは控えめで口当たりよく上品な味わい。
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- チャイ
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食後にはチャイ。
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●Namaste
10名による小パーティを、サンサール新宿店で行った。今日はウルミラさんの料理は一切無し。新たにサンサールのスタッフに加わった若きネパール料理のシェフ、ニランザンの料理を堪能するのが目的。30歳の若さながらも、ネパールのレストランで外国人向けにネパール料理を作っていたのだという。今までサンサールは、ウルミラさん以外全てインド料理が専門のシェフばかりだったので、珍しいとともに期待が高まる。年末の年越しサンサールで、彼の料理を少し食べた感じでは、なかなか期待できそうだったのだが、今日の料理を食べてみて、さらにそれを感じた。ウルミラさんの味付けとは異なるが、ダールにしてもグンデュルックや、他の料理の味付けはとてもよい。まだいろいろな料理がつくれるそうだから、これからがとても楽しみだ。
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