2006/3/5:鎌ヶ谷大仏のスリランカレストラン、ナワラサ

千葉県白井市冨士85-12
TEL:047-445-3728
営業時間:11:00〜15:00 17:30〜23:00
定休日:月曜

参加者は、浅野、むんむんinaの3人でした。


場所は、新京成電鉄の鎌ヶ谷大仏駅から徒歩15分ぐらい。交通の便からして、車で行くようなところかも。店名のナワラサの意味は、ラサはシンハラ語で味という意味で、たしか「新しい味」だったかな。元々イタリアンレストランだったところを、をい抜きで借りているので、外観などはなかなかよい感じ。
DSC-J2による撮影データDSC-J2による撮影データ

店内は30人ぐらい入れる。厨房は広そうで、この日は店内にシンハラ人の人たちが結構来ていて、昼からアラックを飲んで楽しそうにしていた。
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コットゥロティ(マトン)
ちぎったロティと、野菜や肉などの具をゴッタ炒めにしたもので屋台料理。この手の料理は、スリランカのスタンドなんかに行けば手軽に食べることができる。どちらかというと酒を飲みながら食べるのがあっている。仕上がりが軽やかで、辛めでオイリー感がないのがとてもよい。量もなかなかのものだ。付け合せにマトンのグレービーが付いてくるので、これを少量かけつつ食べるとさらによい。アラックのソーダ割がどんどん胃に吸い込まれていくのであった。
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デヴィルド・チキン
このあたりも定番。チリソースと、ブラックペッパーをバシッと効かせた辛くてワイルドな料理だ。辛さがあり、刺激的。これまたオイリーでないのがよく、チキンは骨付きでやわらかくて良い味わい。
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エッグ・ロール
このあたりから、今後メニューに入るかもしれないものを試食がてらいただく。まずはエッグ・ロール。ロティに玉子を包んだものだ。ロティはオイリーではなく、弾力があり油っぽくなく軽やかでしっかりした生地。噛むと味わいが広がる。若干半熟気味の玉子の甘みがマッチしてうまい。
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ダッロ・イストゥ
これも今後メニューに入るかもしれない。炒め物で、デヴィルドに似てはいるが、デヴィルドのような辛さはない。イカをココナッツミルクのグレービーと炒め煮したような感じのもので、マイルドな味わいのなかにもペッパーの刺激がよい。
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パパダン
今日は酒のツマミとして。
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ルヌ・ミリス
アラックの酔いがまわって気分がだいぶ良くなってきたので、さらに刺激のあるものが欲しくなった。シンハラ人からみると、日本人にこんな辛いものを出してよいものかどうか悩む食べ物が、このルヌ・ミリスだ。唐辛子とチョップしたタマネギやモルディブ・フィッシュを臼などで叩き潰してマリネしたものだ。クマールさんにリクエストしたところ、ウバラカダ(モルディブ・フィッシュのこと)が今ないけれども良いですか? と聞かれたので、それでもいいから出して欲しいとお願いした。ウバラカダは入っていないが、なかなかの辛さで、アラックにとてもよくあっている。さらに飲みが進んでしまう。疲れた胃をシャキッとさせるのにもよく、二日酔いにもたぶん効く。真面目な話、この辛い料理は、スリランカの正月、ココナッツ・ミルクで炊いたご飯、キリ・バトと一緒にあわせるのがよい。辛さと甘さがとてもマッチするのだ。
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ワタラッパン
結局飲みモードに入ってしまい、食事は次回へと持ち越し。締めにスリランカで有名なデザート、ワタラッパンをいただく。甘みがストレートにあるが、あっさり目。プルプルな食感。
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キリ・テー
食後はミルク・ティ。
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●ごちそうさま

2006年1月8日(日)にオープンした、まだ出来たてほやほやのお店だ。インターネットでも、まったくひっかからず、まだ口コミというレベルでも、その存在は知られていないのではないだろうか。そういったお店になぜ今回訪れることが出来たかといえば、いまや懐かしき古き良き時代の、超アットホームかつ良心的なスリランカの料理を葛飾区の立石で提供していた名店「ラサイ」の元オーナーで店長の浅野さんに誘われたからである。ラサイが閉店してから4年近く経ったが、浅野さんとはその後も交流があり、現在も続いている。その浅野さんが、ラサイ時代、いやもっと前からボランティアの日本語学校時代からの友人で舎弟のようにかわいがっていた、クマールさんがこの度お店をだしたので、是非ともということだった。まだ始まってまもないので、メニューにどういうものを組み入れたらよいのかなどの感想を聞かせてほしいとのことだった。なにせ、東京都内ではほとんどのスリランカ料理のお店は閉店してしまっているので、地方ではさらに厳しいと思われる(とはいえ、茨城には結構お店があったりする)。久々に会った浅野さんと、アラックを昼間からガンガン飲んだり食ったりして、とても楽しい。オーナーのクマールさんは、奥さんや従業員の方達と、楽しそうにお店を切り盛りしていて、アットホームの良い感じのお店だった。料理のほうの味もとてもよく、今後が楽しみである。ちょっと行き難い場所にあるが、また是非とも再訪したい。