2007/9/14:福岡のネパール料理、エベレストキッチン

福岡市中央区渡辺通り2-8-1王丸ビル2階
TEL:092-721-5503
営業時間:ランチ11:00〜15:00(日曜祝日 12:00〜15:00) ディナー 17:30〜23:00(日曜祝日 17:30〜22:00)
定休日:第3日曜日

お店のホームページ

参加者は、munmuninaの2人でした。


エベレストカリーランチセット
メインのカレー一品、ライス、ゲン、ズズドゥ、コールスローサラダ、アツァールが基本のセットである。これを2つ注文。メインのカレーは、アルターマ、クワティを選択。それから、ゲンはシェルパ・ゲン、ツゥラ・ゲンを選択。ライスはおかわり自由。料理がライスにバッチリ合うので、ライスがすすんでしまう。
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アツァール
自家製のキュウリとダイコンを使った、カーンクロー・アツァール。ほのかな酸味がよい箸休めになる。
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ツウラ・ゲン
主にアタを使った釜焼きのパン。モチッとした食感でアタの味が口いっぱいに広がる。香りもまたほのかな香りでよい。このゲンというものは、タマン族が新年等の祝い事のときに出てくるパンのようです。
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シェルパ・ゲン
こちらは揚げパン。バトゥラに似た味で外側がサックリしている。揚げパン特有の油のうまみが加わっている。ブタの鼻のような形をしているのは、ふくらみ過ぎないようにするためだとか。
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アルターマ
ネパールのターマが手に入らないので、苦心して日本の筍を発酵させて作っているらしい。その苦労が伺える。たしかにネパールのターマには及ばないものの、全体の味わいは素朴でとてもよい味わい。
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クワティ
十種の豆を使ったクワティ。まさかこれが食べられるとは。いやはやさすがネパール料理だ。豆の味わいがとてもよくでていて、口当たりが軽やかでうまい。そしてライスに合うこと。
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●ごちそうさま

まさかこのようなところで、こんなに本格的で素晴らしいネパール料理のお店にであえるとは思わなかったので感動した。オーナーはタマン族出身のラマさん。奥様(福岡出身の日本人)ともどもとても人柄がよく、ラマさんは学生のころより日本に留学しており、日本語ペラペラ。ネパール料理店といってもインド料理との差別化が難しいお店が多い中で、ナーンやタンドール料理が一切ない純然たるネパール料理を提供し続けている姿勢にうれしくなってしまう。そしてまた、味わいがすばらしい。サンサールで普段食べなれている味わいに、かなりニュアンスが近く、さっぱりとやさしく旨みがある味わい、福岡に住んでいたらかなり贔屓のお店になること間違いなしだろう。