2011/1/9:入谷のインド精進料理、JAGANNATH(ジャガンナート)

東京都台東区下谷3-1-25プロスペクト入谷1F
TEL:03-3871-4950
営業時間:11:00〜17:00(木、土)、11:00〜22:30(月火水金日)
無休
お店のホームページ

参加者は、むんむんinaの2人でした。


お店の最寄り駅は、日比谷線の入谷駅。3番出口がお店に一番近いけれども、横断歩道をわたらないといけないので、それが嫌なら、2番出口からでたほうがいいかもしれない。昭和通りを三ノ輪方面に徒歩3〜5分程度です。通り沿いにあるので、ロケーションとしてはとても良いです。

JAGANNATH

1Fにあるのと、通りに面しているから、店内がとっても明るいのです。店内も壁がオレンジで、内装もスッキリしているので、雰囲気がいいですね。席数は26人ぐらいかな。ただ、店内が結構広いので、立食とかのパーティみたいにできるのであれば、もっと入れそうです。

店内1店内2店内3

厨房は椅子に座った位置からは全体が見えません、一段高い所にあると思われます。コックがキビキビ動いている様子はわかります。

厨房


サラダ
ドレッシングも手作りだそうです。なかなか美味いですよ。
サラダ
ラッシー
濃度もあっておいしいラッシーです。
ラッシー
私inaの2種のカレーセット
ダルマ、ガーンタ、ハルワ、ロティです。1種類もしくは3種類のセットもあります。また、全種類のカレー(全部で6種類)も、別料金を払えばもちろん食べられます。あとはライス、ナン、ロティから選択するだけです。ランチタイムは飲み物がサービスで付きます。ランチタイム以外は、280円でおかわり自由になります。詳細はお店のホームページをごらんください。
私inaの2種のカレーセット
カミさんが食べた2種のカレーセット
アル・ベーガン、バターパニール(本日のカレー) 、ハルワ、ロティ。
カミさんが食べた2種のカレーセット
ガーンタ
カボチャベースの季節たっぷり野菜。この日はインゲン、カリフラワー、ブラックチャナ、イモ、カボチャを確認できました。結構いろいろ入っております。いろいろ入っているだけに、それぞれの素材の甘味とか甘みがよく出ていますね。滋味深いです。
ガーンタ
ダルマ
このお店に来ると、かならずこれは食べますね。ムーング・ダルと野菜ミックス。各々のうまみと甘みが、よくでていて、ただ甘いだけではないのですね。あますぎるということもなく、甘さの味わいが美味いといったところか。要領を得ませんが、素材の甘みが際立っている感じです。それにスパイスの香りが馴染んでいるというか、食べ飽きない味わいです。
ダルマ
アル・ベーガン
トマトとジャガイモ、ナスです。ナスがとってもよく煮こまれていて、うまみがよくでています。トロトロですからね。やはりこれも野菜の旨味がよくでています。スパイスの香りも主張しすぎずいいですね。
アル・ベーガン
バターパニール
日替わりです。これは日替わりです。バターチキンのパニール版です。このお店はオールベジですからね。お店によっては、このグレーヴィ、マッカニーグレーヴィというのですが、とてもコッテリしていて、ズシッと重いところがあるのですが、ジャガンナートでは、生クリーム等ははいってなくて、しつこくもなく、かといってコクがないわけでもなく、とてもいい感じです。風味も抜群だし、甘さ加減もまた丁度良く感じますね。
バターパニール
チャナ
サービスで頂きました。チャナがたっぷり入っております。グレーヴィはシャバッとしています。もちろん辛さはありませんが、スパイスの香りは、おそらくこの店の全種類の中では一番スパイシーかもしれません。シャープな切れ味といったところでしょうか。かなり味わい深いですね。
チャナ
ピクルス
辛さがほしい人は、これで調整します。右側の赤っぽいペーストのほうがダイレクトに辛いです。これらはお好みでどうぞ。
ピクルス
ロティ
かならず来ると、ロティを選択します。それぐらいここのお店のロティにやられました。ナンやライスの選択肢もあるんですけどね、最初にロティを食べたときに、かなり衝撃を受けました。前回までの焼き色と違いますが、味の方はやはり文句ないですね。噛むほどに味わいと香りがいいです。固さ加減といい文句ないですね。ロティだけは2枚ついていて、1枚目が食べ終わるころにもう一枚出てきます。こういう気遣い嬉しいですね。
ロティ
ハルワ
かならず一品なにかが付いてきますが、今回はこのスージ・ハルワが付いてきました。これがまた絶品ものなんです。固さにしても甘さ加減にしても、実に好みですね。美味しいです。
ハルワ
チェナーポダ
オリッサ州の郷土焼き菓子。カッテージチーズケーキとメニューには書かれています。何もいわれないと、西洋のケーキを連想してしまいますが、こういったお菓子がインドにもあるのですね。さすがはインド奥が深いです。肝心のお味のほうですが、見事です。焼き菓子というだけあって、外側は焼かれた様子がわかりますし、そのよく焼けた部分は、カリッとした食感でこれがまたいいのですね。そして中のほうは絶妙な固さ加減で、スプーンでカットするときに、ジンワリシロップらしき甘いモノがうっすらでてくるんですね。カルダモンの香りがいい感じです。また、口の中ではとけるような感じです。
チェナーポダ
チャイ
はじめから砂糖を加えて甘くしてありますが、濃度といいとても美味しいチャイです。
チャイ


●ごちそうさま

年末近くに、すでに2回程来店していますが、我々夫婦にとって、とても気に入ったお店です。今年もさっそくやってきてしまいました。サンサール以外のレポートは、正直もう他の人がブログでいろいろ書いているからいかなと思ったのですが、このお店はちょっと書きたくなってしまいました。そういうお店がもう一店あるんですが、それはまた別の機会に。オリッサ州の精進料理を出すお店だそうです。どこどこの地方の料理というようにインド料理店を出しているところはとっても少ないので、これはこれでかなり貴重です。精進料理ということもあり、オールベジ。タマネギやニンニク、カイエンペッパーを使っておりません。したがって、料理に辛さはないですし、インパクトのあるコクであるとか、パンチみたいなものはないです。ですが、料理の一つ一つはきちんと丁寧に作られており、スパイスの香りもしっかりとありますし、魅力的です。メニューの品数はカレーが本日の特別料理を含めても6種類に、スナックが3種類、あとはオリッサ郷土お菓子と飲み物ぐらいで、お酒等はありません。昼も夜も同じ内容です。違いがあるとすれば、昼は飲み物がサービスで付くことぐらいかな。あまり選択肢があるわけでもないのですが、どの料理も一つ一つの完成度が高く感じらますし十分楽しめます。食べ終えたときにトータルで考えると、一品一品の出来の高さが全体の満足度を高めている感があるように思います。また、辛いものが苦手な人にも安心して食べられます。それどころか、子供からお年をめした方、インド料理マニアの方まで、誰でもいけるとおもいます。精進料理であるとかないとか以前に、素直に料理が美味しいのです。まだ今のところ数は少ないですが、昨年より御徒町のヴェジハーブサーガであるとか、このジャガンナートであるとか、オールベジのお店が出てくるようになったのですねぇ今年もまた新たなお店がでてくるのでしょうか。目が離せないところではあります。