Indian Movies / インド映画の話

Anjali (アンジャリ) | インド映画 レーヴァティ ラグヴァラン

2016/01/12

Anjali-jpn

Title : அஞ்சலி Anjali (アンジャリ)  (1990年 Tamil)
Director : Maniratnam (マニラトナム)
Music : Ilayaraja (イライヤラージャー)
Starring : Raghuvaran (ラグヴァラン), Revathi (レーヴァティ), Baby Sharmilee (ベビー・シャーミリ)
VHS / ハピネットピクチャーズ (日本語字幕版/吹替版) ※アンジャリ【字幕版】 [VHS] by amazon

日本では、1999年にロードショー。日本公開時の紹介によると、マニラトナム監督が贈る「マサラ・メルヘン」なインド映画。
虚弱体質な上に知的障害をもって生まれたために、2年間施設に預けられていた女の子・アンジャリを引き取って暮らすことになった家族と周囲の人々の物語。
子ども向け映画!?と思いきや、そこはマニラトナム作品。一筋縄ではいきません。ミュージカルシーンだって、インドの町から宇宙の果てまで(笑)行っちゃいます!

アンジャリ役の子役・シャーミリの、本当に健常者が演じてるの!?と見まがうくらいの演技もびっくりながら、アンジャリの父親役・ラグヴァランの、「普通の人」な演技がシビれるぅ~♪
(もちろん、南インドでは、ラグヴァランの代表的な主演作としても評価が高いです!)

released: 1990.12.3

キャスト

父・シェーカル:ラグヴァラン (Sekhar:Raghuvaran)
母・チトラ:レーヴァティ (Chitra:Ravathi)
アンジャリ:ベビー・シャーミリ (Anjali:Baby Shamilee)
兄・アルジュン:マスター・タルン (Arjun:Master Tarun)
姉・アヌ:ベビー・シュルティ (Anu:Baby Shruti)
元警備員:ジャナカラージ (Ex-security man:Janakaraj)
元囚人:プラブ (Ex-convict:Prabhu)
警官:チャーリー (Confused cop:Charlie)
Lovers'parents:Poornam Viswanathan and V.K.Ramaswamy
Woman of a home for the handicapped:Saranya
Local Goonda:Babu Anthony

スタッフ

監督・脚本:マニラトナム (Director and Screenplay:Mani Ratnam)
撮影:マドゥ・アンバト (Director of Photography:Madhu Ambat)
音楽:イライヤラージャー (Music:Illaiyaraja)
作詞:バーリ (Lyrics:Vaali)
振付:スンダラム (Dance:Sundaram)
録音:パーンドゥランガン (Audiographer:N.Pandurangan)
編集:レーニン&VTヴィジャヤン (Editor:Lenin&V.T.Vijayan)
美術:トーッター・タラニ (Art Director:Thotta Tharani)
衣裳:V.サイバーブー (Costume Disigner:V.Saibabu)
プロデューサー:G.ヴェンカテシュワラン (Producer:G.Venkateswaran)
製作:スジャータ・プロダクションズ (Produstion:Sujatha Productions)

1991 National Film Awards (India) で3部門受賞。
Silver Lotus Award - Best Child Artist - Shyamili, Tarun, Shruti
Silver Lotus Award - Best Audiography - Pandu Rangan
Silver Lotus Award - Best Regional Film (Tamil) - Anjali - Mani Ratnam

Songs

Something Something Karthik Raja,Yuvan Shankar Raja,Bhavatharini,Venkat Prabhu,Premji Amaran,Parthi Bhaskar,Hari Bhaskar
Raathiri Nerathil, sung by S. P. Balasubrahmaniam
Iravu Nilavu S. Janaki
Motta Maadi Karthik Raja,Yuvan Shankar Raja,Bhavatharini,Venkat Prabhu,Premji Amaran,Parthi Bhaskar,Hari Bhaskar
Vaanam Namakku Karthik Raja,Yuvan Shankar Raja,Bhavatharini,Venkat Prabhu,Premji Amaran,Parthi Bhaskar,Hari Bhaskar
Vegam Vegam Usha Uthup
Anjali Anjali Karthik Raja,Yuvan Shankar Raja,Bhavatharini,Venkat Prabhu,Premji Amaran,Parthi Bhaskar,Hari Bhaskar

あらすじ

 建築家のシェーカル(ラグヴァラン)と妻チトラ(レーヴァティ)夫妻の次女、アンジャリ(ベビー・シャーミリ)が死産してから2年。家族は、哀しみを乗り越え、新しい町に越してきた。
 そんなある日、チトラは、不審な外出が続く夫に疑問を抱き、彼を問い詰めた。
 実はシェーカルは、生まれながらに知的障害と虚弱体質という2つのハンディを持っていたアンジャリを、医療施設に預けていた。チトラを案じて、家族にはアンジャリが死産だと告げたが、アンジャリのケアのために頻繁に外出していたのだった。
 チトラはショックを受けながらも、アンジャリを家族のもとで育てることを決心した。
 しかし、二人の兄姉も、知恵遅れのアンジャリにとまどい、こんな妹いらない、と言う。近所の子供たちもアンジャリをいじめの標的に。マンションの住民たちも、シェーカル一家を差別し、アンジャリと住むならマンションを出て行け、とシェーカル夫妻に迫る...。
 シェーカルの決断は? そして、知的障害者とはいえ、どんなときも純粋無垢に笑っている、アンジャリは?

日本公開

●日本ロードショー 
1999年4月17日~5月21日 東京・キネカ大森 10:40/15:30/16:20/19:10-21:50  
以後、大阪・シネヌーヴォ梅田、京都・朝日シネマ、神戸・アサヒシネマ、名古屋・シネマスコーレ 等で公開

日本の配給会社ゼアリズ・インターナショナルによる映画紹介ページ
仕様:35mm / シネマスコープ(1:2.35) / カラー / モノラル / 147分

わたしは、ロードショーのリアルタイム当時は、そんな映画を上映されていることも知らずに見逃してしまいました。
同じく4/17から公開だった、【ヤジャマン 踊るマハラジャ2】は観に行ったんですけど...、
当時は【ムトゥ踊るマハラジャ】でインド映画の世界に急速に傾倒しだしていたとはいえ、まだラジニカーントにしか興味がなかったので、気がつかなかったんでしょう(><)

1999年夏にロードショーだった【アルナーチャラム 踊るスーパースター】に通い、ラグヴァランのファンにもなりまして、だいぶ後になって、ラグヴァランが主演の映画がロードショーになってたなんて見逃して悔し~い! と思っていたところ、2001年に再上映されたのでなんとかスクリーンで観ることができました。

コメント

マサラ・メルヘンって何?とかいろいろ期待して観ると、かなり脱力すると思う。
特に、日本で先に(1998/07/25~)ロードショーされたマニラトナム監督作【ボンベイ】が気に入って同じ監督の映画を観てみよう!と思って映画館に足を運んだ方なら、相当ぽか~んとしたんじゃないだろうか、当時。

でも、その脱力かげんも楽しんで観ることができれば、かなり手ごたえのある作品。
マニラトナム監督の社会正義の追及が、この映画の中では中途半端な正義感やインテリに見えてしまう一面もあるけれども。

しかしそれはそれで、マニラトナムらしい、光と影を生かした美しい映像がこの映画でも説得力を与えてます。

ラグヴァランは、日本では他にはラジニカーントと対決する悪役の映画しか紹介されてませんが、この映画での普通のパパぶり、妻の尻にひかれっぱなしな演技が、実に味わい深くてヨイのです。
それから建築家として仕事しているお姿がステキすぎ。
ぼそぼそと口数少ないけど、アンジャリを見守る姿、居住するマンションの住民に「障害者がいるなら出て行け!」とののしられても屈しない姿。
どれもこれもステキ。

ラグ様が子どもたちにスターウォーズの話を聞かせているうちに、宇宙に飛び出して踊っちゃうミュージカルシーンは、脱力を通り越してステキすぎ!
(宇宙でたじろいだラグ様の、カクカクしてるところがまたたまらん。)

それに、ラグ様がミュージカルシーンに登場する映画は、数多くはないので、ラグ様フリークには必見です(笑)

それから、ぼそぼそしゃべる、そのお声が色気ありすぎーーー!
ワルでテンション高いときのドスの効いたハスキーな声のときと、全く違うラグ様の魅力をまた発見。ヤバイ...。

●●●

子どもたちの残酷さをさらりと表現したシーンでの、「わたしは子どもと遊びたいんだ~!」と叫んでかけまわる、気のふれてしまった役のジャナカラージも、とても印象的だったし、アンジャリと心を通わす元囚人役のプラブ(他の映画では主役級な映画ばかりなのに!)とのシーンも、光ってます。
好きなシーンは多いですねぇ。
ミュージカルシーンは、子どもばっかりな曲は少々退屈だったけども。

●●●

この【アンジャリ】(1990年作)の次の次にリリースされた【ロージャー】以降、マニラトナム監督作品の音楽はA.R.ラフマーンが担当していきます。
そういう意味でいっても、日本で先にリリースされた【ボンベイ】(1995年作)とは、雰囲気が違って当たり前ですかね。

また、振り付けも、【ボンベイ】で振り付けたプラブデーヴァーやラージュー・スンダラムのお父様・スンダラムが担当。
プラブデーヴァーたちがデビューしてからはスンダラムはあまり振付けなくなったようです。

音楽も振り付けも、一つ前の世代によるものになるので、【ボンベイ】の洗練さを【アンジャリ】では求められないかも。

とはいえ、この映画でのイライヤラージャーの音楽も意欲的ですよ。
「なんちゃってスターウォーズ」なんか、斬新すぎて一度観たらもう、耳から離れませんでした。
映画館の帰り道、「なんとかかんとかなんとかかんとか、すたーうぉーず~♪」とフレーズが頭の中をループしまくっちゃって止まらず、困りました(笑)

日本ではVHSのみの販売。
海外製のDVDは入手可能ですが、いい台詞が多いのでぜひ、日本語字幕付のビデオもご覧になってじっくり観てみてください。
で、ラグ様にもしびれてくださいね~♪

(2001年1月29日or30日、キネカ大森の「アジア映画専門館3周年記念イベント」での19:20の回上映時に初鑑賞)

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