Indian Movies / インド映画の話

インド映画に字幕をつける趣味【Siva】【Mudhalvan】

今週末に向かって、2本タミル映画の日本語字幕をつけてます。
といっても、新規じゃなく、以前つけたものの修正。

【Siva】が2年前に2/3程度訳してそのままになってたやつ。
【Mudhalvan】は、6年近く前につけたやつ。

今週金~日で開催の、なんどり映画倶楽部で一部ご紹介予定。
12/9夜 Siva 12/10 Arunachalam 12/11 Bloodstone, Mudhalvan, Siva

今年から、使用ソフトを変えた(フリーソフトから有料ソフトにした)ので、格段に作業スピードや質が上がったものの、そのかわり前のソフトでつけたときの字幕のタイミングのコマ単位のズレが気になって気になって。で、一度字幕をつけたといっても直しまくることになり、また作業量が増える♪

あと日本語字幕の字数制限とか、1枚の字幕に複数のセリフを載せちゃいけないとか(インド映画の英語字幕には、いっぱい複数のセリフで載ってるので、日本語にする際は、2枚以上に分割しなきゃいけない)の字幕ルール、作業の余裕が出てくるとまたどんどんこだわりたいところを掘り下げちゃうので、やっぱり時間はかかりますね~。

今回やってて改めて思うことなど、備忘録。

【Siva】 ラジニ映画の中では珍しい、バディ・ムービー!?

現在、アーミル・カーンの【PK】が東京では大ヒット上映中ですね。宗教について切り込んだテーマ...と驚きをもって迎え入れられているようですけど、インド映画って派手にそれを取り上げていなくてもそれぞれの映画でさらっと異教徒間の共存共栄へのメッセージとか入ってたりしますよね。日本語の解説でそれがあまりされてこなかったというだけで、昔から。

1989年公開のこの映画だって、主人公のラジニがヒンドゥー、親友のラグヴァランがクリスチャンで、親同士も仲良しで「俺はクリスチャンだけど、親友のお前が大切にするヒンドゥーのお祭りも祝うぞ!」とかしゃべっているし。

Rajnikanth

後半が西部劇スタイルのアクションで、ワイヤーは使ってるだろうけどCGはたぶんなく、とにかく火薬量が半端ない。
今年観たインド映画の大部分が(どうでもいいところまで)VFXを駆使してる感が合って、リアルなものを観たときの感激みたいなものが薄味になりがちになっていたので、久々に【Siva】を繰り返し観てるとナチュラルに高揚感があるっ。

今年のラジニの新作【Kabali】も、今のラジニならではの大傑作だと思うけれども、80年代のギラギラとした若いラジニが本当に眩しい! 日に焼けた二の腕がまたイイ☆

そして、ラグ様の、あの劇シブな低いトーンのお声。親友のラジニと再会したときの、涙うるうるのお目目。
それから同じくラジニ様がラグに再会しての喜びを現す、ラグへの「チュッ」ってするシーン。
いまどきのガチャガチャ騒々しいカット割じゃなく、割と長回しの撮り方で二人の感情を描き出している感じ。

映画のカテゴリー付けって、あまり関心がないのだけど、近頃「バディムービー」(相棒と二人一組に活躍するタイプの映画ジャンル)っていうのも流行ってますね。
そういえばラジニの「バディムービー」ってほとんどないですよね。
ないというのはラジニと対等に張り合える人が、なかなかいないというのがあると思う(現在のヴィジャイも同様...。だから一人二役だとかが増えちゃうのかな)。
その点、【Siva】はラジニの往年の作品の中でも趣がとても異質な作品。
【ムトゥ踊るマハラジャ】と同じ、K.バーラチャンデル監督プロデュースで、社会派視点もさりげなく入ってて、ヒロインのショーバナーが美しすぎて、絶品!!!

※2006年末にチェンナイのステージで見た、ショーバナ様のバラタナティヤムステージ。

ジャナカラージのあのダンスシーンもヤバすぎるわー。

なわけで、今だからこそまた観る価値があるかもしれない、と字幕つけていて思う次第です☆

【Mudhalvan】 ラグ様の老獪な演技と、シャンカル監督のどっかーん!を存分に楽しむ政治アクションエンターテイメント

シャンカル監督が、インド映画好きになってから、目下一番好きな監督です。【Mudhalvan】で衝撃を受けてファンになったんですけど、その後の作品も大好きなものだらけですけど、【Mudhalvan】を初めて観たときの衝撃を超える映画がまだない。
今も私は【Enthiran】(ロボット)だとかを差し置いても、シャンカルの最高傑作は私としては【Mudhalvan】推しします!

荒々しい趣味の悪いCGが最高!(笑)

この映画観て、「むだるばん」って何?となり、州首相について調べたりするようになり、MGR映画を観るようにもなり、その流れでジャヤラリターにも感服するようになりました。

ラグヴァランは39~40歳の頃に、この映画で白髪の老獪な悪徳州首相を演じてましたが、今考えるとすごすぎる。
どんなことを感じながら演じていたんだろう...。

一昨日亡くなったジャヤラリターも、タミルで史上最年少の州首相就任だったようですけど。

私もこの映画の主人公アルジュンと同様、本来あんまり政治に興味がない。その彼が周囲の波に巻き込まれて州首相になってしまうという、フィクションもフィクションな展開だけれども、アルジュンにどんどん感情移入しちゃう。
字幕つけてると何回も再生することになるけど、全然飽きないですねえ、今でも。

いろいろ思うところがつきない映画です。

来年の字幕趣味についての目標?

何本か字幕つけてみて、ソフトの使い方を含めて慣れてきたから、来年は新しいのも2~3本やれたらいいな!
MGRとジャヤラリターの映画を、ぜひ一本やりたい!
やっぱり、初の共演作【Aayiraththil Oruvan】(ジャヤ様、当時16歳!!!)とか大傑作の【Adimai Penn】あたりから...。

日本人のジャヤ様訃報に対する反応を昨日見てる限り、インドファンの人でもジャヤ様の女優時代の作品を知らない人がものすごく多いんだなあと感じました。 私も観てなかったらたぶんそんな反応だったかもしれないと思うけれども、やっぱりね、インド好きを自称していてジャヤ様のことに言及するなら、1本ぐらいは見た方がいいと思いますよ。MGRとの共演作を見たら、MGRが州首相になった後にジャヤラリターがその座を継ぐという流れが、もっと感覚的に分かるんじゃないかなあ。
真否が分からないネット記事を漁ったりして憶測で分かった気になったり嘲笑したりしてるより、映画を一本見て、タミルの人たちの心に少しでも寄り添える方がヨイと思うのです。

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