Kaithi

Spaceboxさんで、11月9日(土)に自主上映あり。行ける方は、ぜひ!
先日シンガポールで観てきたけど、アツい男気アクション映画で最高でした!

タミル映画 Kaithi(囚人)
日時:11月9日(土)16時
場所:イオンシネマ市川妙典
料金:2500円/子ども1000円

監督:Lokesh Kanagaraj(Vijay 64作目)
出演:カールティ
音楽:サム C.S.(ヴィクラムとヴェーダ)

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あらすじ(前半の導入部分だけ)

(※1回英語字幕つきで劇場鑑賞してのうろ覚えにつき、間違いはご容赦ください)

タミルナードゥのある都市で、大量のコカインが押収された。あまりに大量で、流通すればとんでもない価値であると同時に若者を中心に大被害を及ぼすため、とある警察署の奥深くの倉庫に隔離された。

しかし、それを取り返そうとするワル、強奪しようとするワル、とにかくワルが後から後から渦巻いていた。また、その警察署の中の留置所(檻)には凶悪犯がワラワラ。

そして、そんな状況を知らずに、飲酒運転で検挙されてきた大学生数人と引き取りにきた女子学生。それから、異動で明日から出勤のために挨拶に立ち寄った、(出世には程遠い)巡査のナポレオン(ジョージ・マリヤーン)がいた。

やがて緊急事態になり、他の警官は出払い、とり残された学生と巡査。

ドラッグ・マフィアの策略で、ホテルで大勢の警官たちが酒にコカインが混ざっていることを知らずに摂取して倒れてしまった。その場にいたビジョイ警部(ナレーン)はたまたま口にしなかったので正常を保っていたが、大きな危機であることを悟る。 これを大ごとにしてメディアや他のマフィアなどに悟られては、大量のコカインが更に狙われることになる。なるべくこっそりと倒れた人たちを病院に運び、コカインのある警察署に一刻も早く駆け付けなければならない。

ディッリ(カールティ)は、服役中の身で護送中(か何か)でこのホテルの前を通りかかった。ビジョイは、司法取引or裏取引?のようなもので、この緊急事態を助けてくれたら釈放してやる、とディッリに告げ、手錠がついたまま車から降ろす。

病人たちを荷台に載せてトラックを病院まで走らせ、その後警察署まで行ってくれ、と頼むビジョイ。

Googleマップも反映されていないような田舎道を、20そこそこの地元の男子・カマチ(ディーナー)を道案内に、警部と3人でトラックに乗ったディッリ。

想定どおり、行く手に次々とワルが現れる。10年服役中で、自分を待つ人もいやしない、と少々投げやりな気分ながらも生来の正義感でこのトラブルを受け入れ戦い続ける。

道中で携帯電話が鳴る。俺に電話をする用のある奴なんかいない。そう思いながら電話に出ると女の子の声。

娘の存在にショックを受けるディッリ。まだ会ったことのない娘に会いたい。そのことが突然大きなモチベーションとなり、この場を生き抜いて、明朝には必ず娘に会いに行く、と突き進むのだが。。。

一方で、警察署をマフィアたちが大挙して取り囲んでいた。

見どころ

  • 主人公が登場するまで20分! 引っ張る!引っ張りまくる! しかしその20分の間にも、ワルそうな人がじゃんじゃん出てきて物騒さ極まりない。しびれを切らしそうになったところで、ついにタミル映画らしい「体のパーツ」からアップで映して。。。 場内「ギャー!!!!!!!!!」雄叫び最高潮。
  • カールティの、男気あふれる、豪快なビリヤニお食事シーン。(観客がめっちゃくちゃ叫んでいたから、このワイルドさがカールティという役者の魅力のひとつなんだな、とよく分かりました。私もあれくらい豪快に食べてみたい)
  • どのアクションシーンでもドドドッと大歓声が最初から最後まで続いていた(ヴィジャイ映画にも劣らないレベルでうるさかった!)ので、カールティの魅力その2、はこれなんだなとよく分かりました。(たぶん、お兄ちゃんのスーリヤより得意なんじゃないかな)
  • 後半での、大機関銃をぶっ放すシーンがとりわけ面白い。観客も「ワーオ!ハッピー・ディワーリ!」と叫んでいた。(ディーパーヴァリの爆竹ならすイメージと正に重なる。監督も狙ってたかもね!)
  • 後から後から、ワルい人ばっかり出てくる。こんなにタミル映画界には悪役の候補な俳優層が分厚いんだな、とウットリするくらい、魅力的なワルい人が延々と出てくる。
  • 対する、「いい人」は気が弱い人ばかり。でもここぞというところで勇気を出す、素晴らしいキャラクターの人たちばかり。
  • 【Bigil】でもコミカルな神父役で出演していたジョージ・マリヤーンが、気弱な出世とは無縁そうな警察官(巡査)役で、彼の出演時間が結構長い。彼の映画内での成長ぶりが見もの。特にクライマックスに向けてのカールティとの相棒ぶりは最高!
  • 【Bigil】と同様、「コカイン」が大きくクローズアップされる。インドは現在コカインが大問題、なのだろうか?
  • 女性も数人出演しているけれど、お色気担当の人は一切いない。
  • コメディアンもほとんどいない。しかし、シチュエーションやカールティの独特の「間」で笑えるシーンがてんこ盛り。映画が緊迫しすぎて観てて疲れるというのがない。緩急の付け方がニクイ。
  • ダンスシーンもない。でも観ている実感は「ザ・タミル映画」「ザ・マサラムービー」。エモーションの洪水。

ディーパーヴァリに【Bigil】と対決になったこととか

シンガポール インド人街で見かけたBigil/Kaithiのバナー

大スターの大作の上映時期に、他の作品が上映を避ける傾向はあるにはあるものの、時々はぶつかることがあります。2019年だったら、1月ポンガル公開のラジニカーントの【Petta】とアジットクマールの【Viswasam 永遠の絆】が記憶に新しいところ。(2014年のポンガルには、ヴィジャイの【Jilla】とアジットクマールの【Veeram】が同時公開で、これまた盛り上がりましたねえ。) 観客としては、お祭り時期に1本よりは何本かドカーンと景気のいい映画が観られた方が楽しいに決まっているので、シンガポールで公開3日目に【Kaithi】~【Bigil】を連続で観られて、現地の観客の喜びぶりも観られて面白かったです。 特に、今回はヴィジャイが【Bigil】の次の作品で、【Kaithi】のローケーシュ監督と組むと発表されているので、余計にワクワクして観ている人も多かったんじゃなかろうか。

ふと思い出すのが、2005年4月のタミルニューイヤー。ラジニカーントの【チャンドラムキ】、カマルハーサンの【Mumbai X’press】、ヴィジャイの【Sachin】3作が同時公開に。当時もヴィジャイ陣営はなぜ公開日をずらさなかったのか?とよくメディアに話題にされていたけれど、ヴィジャイ陣営は「当初からこの時期に公開すると計画して制作していたから。ラジニやカマルがブッキングされてきたのは後の話だから。」というお話。

結果は、チャンドラムキが壮大な大ヒットになり、【Sachin】はそんなに話題にはならなかった…   ということはなく、1年経ってみれば、実は【Sachin】も上映200日を達成する大ヒットになっていたのでした。(ヴィジャイは2005年は3作品出演して、全部大ヒット)

今回のカールティ陣営も、淡々とディーパーヴァリに向けて準備していたんでしょうね。ちょっとヴィジャイに胸を借りる形で同時公開にはなっているかもしれないけれど、たぶんこの【Kaithi】は(公開当初はBigilにスクリーンをたくさん取られちゃうだろうけど)右肩上がりで大ヒットになると思います。楽しみ。

それから、この監督と組むヴィジャイ、どんなふうになるんだろ。男気大全開のヴィジャイ!? うへへへへへ☆

★2019.10.27(日) Singapore GV City Square 10:45~の回で初鑑賞

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