Indian Movies / インド映画の話

Kambakkht Ishq (スタローン in ハリウッド・トラブル)

2016/01/15

Title : Kambakkht Ishq (スタローン in ハリウッド・トラブル) (2009年 Hindi 129分)
Director : Sabbir Khan (サビール・カーン)
Music :Anu Malik (アヌ・マリク)
Starring : Akshay Kumar (アクシャイ・クマール), Kareena Kapoor (カリーナー・カプール), Sylvester Stallone (シルヴェスター・スタローン), Denise Richards (デニス・リチャーズ)
Released:3 July 2009 (日本DVD発売:2010年8月4日)

なんとなんと、ハリウッドのアクションスターの大物中の大物、シルヴェスター・スタローンがインド映画に初出演!?

日本では、スタローンファン向け(?)なキャッチコピーでDVD発売。

が、実体はバリバリのインドのマサラムービーで、「ボリウッドとハリウッドがついに手を組みました!」的な時期の、最初の作品群のひとつ。
スタント出身でスターになったいうアッキーが、ハリウッドで活躍するインド人スタントマンという役。

これでいったいマサラムービーにどうやってスタローンが登場するのでしょう?

とはいえ、タミル映画ファンとしては、この映画がカマルハーサン×シムランのコメディ【Pammal K. Sambantham】のヒンディーリメイクだった!というのが、最大の関心事だったりして(笑)

あらすじ(販売元アルバトロスのページより

ハリウッドでスタントマンを務めるヴィラージ(アクシャイ・クマール)は、女は遊ぶだけで信用しないナンパ男。そんなヴィラージは、突然の弟ラッキー(アーフターブ・シヴダーサーニー)の結婚に猛反対する。片や花嫁カーミニー(アムリター・アローラー)の姉ベボ(カリーナー・カプール)も、野蛮なスタントマン一家との結婚に猛反対。ヴィラージとベボは険悪なムードとなるが、その後も事あるごとに顔を合わせてしまう。そしてイタズラ半分にベボを落とそうとするヴィラージだったが、それはいつの間にか本当の愛へと変わっていった。だがベボに拒絶され、傷心のヴィラージは共演したデニース・リチャーズに求婚する。そして結婚式当日、ベボも自分の本当の気持ちに気付き式場へと急ぐが、その途中で町のチンピラに襲われてしまう。そこに助けに現れた一人の男。その正体は、まさか、まさか・・・!

DVDを買うまでの経過。

2000年代後半、「スタローンがインド映画に出演!」というニュースを見かけたことがありつつも、それを忘れかけていた頃。
どどーんと強烈な邦題で日本でもDVDが発売されることが発表されました。

「スタローン in ハリウッド・トラブル」

うわー、そう来たか!とのけぞりました(笑)。
すっごく、つまらなそうなタイトル。
きっとスタローンはちょこっと出てるだけなんだろうなあ。
でも、ある意味ひどすぎて、一度聞いたらなかなか忘れそうにないキャッチーなタイトルだわ。(たぶんヒンディー語のタイトルをまんま邦題にするよりもインパクト大であろう☆)

が、だからといって、大ファンでもないスターの映画DVDに、定価で税抜3800円も払うのはちょっと躊躇だなあ...
(映画館なら観に行くけど、買っても放置プレーかもしれないし...)
...お安くなったら、いつか買おうっと♪

とほったらかしているうちに、早4年の歳月。
しかしその間に、この映画が実は2002年1月ポンガル公開作でぶっちぎりの大ヒットだった、カマルハーサン&シムラン主演のタミル映画【Pammal K. Sambanthan】(←この映画、大好きです☆)のリメイクだったらしい、ということを知り。
何だ、それを早く言ってよ!それならばやはり観なきゃ!と思い直した2014年秋。
カマルが演じた役をアクシャイクマールがやるとどうなるか、面白そうじゃないですか!!!
アマゾンでついに自分的にはつまんなくてもこれならお手軽!な価格になってましたので、これは買わねばなるまい!とポチ。届いたその日に観ました!

もっと安くなるまで...なんて更にほったらかしておくと、廃盤になって入手できなくなる可能性もありますからね!

むんむん's コメント

(2014.9.21に観た感想)
面白かったー!
前半は結構ダラダラしてるうえに、インド人の貞操観念がアメリカに行くと崩壊します、みたいなお下劣な雰囲気で、あんまりノレなかった。
タミル版と同じく、医者のヒロイン・カリーナーが執刀した手術で患者・アクシャイのおなかの中に自分の腕時計を落としたまま手術を終えてしまったところあたりから、イッキにハラハラ感やスピード感が増して楽しく観られました♪

全体的にはバカバカしいし、ずいぶんお金かけてる割にはストーリーの膨らませ方が足りない気がするし。
でも、ユニバーサル・スタジオでのアクション撮影にアクシャイが臨むシーンとか、ちょっと昔のインド映画だったらまず拝むことはなかったものなので、当時としてはインドの観客にも見所的には結構いろいろあったんじゃないのかな!
(大昔な1989年に、ハリウッドのユニバーサルスタジオに行った自分は、かなり興味しんしんで観ましたわ~ 「マイアミ・バイス」ショーを観たのを思い出した☆)

※Wikiによりますと、ユニバーサルスタジオで撮影する初めてのインド映画、というふれこみだったようです。(1998年の【ジーンズ 世界は2人のために】もユニバーサルスタジオが映ってた気がするけれども。)

●カリーナー・カプール

顔が長くてなんかババくさい感じがして、私はイマイチ好みじゃないカリーナーは、日本で紹介された彼女の映画の中では、かなりこの映画ではそのキャラクターがマッチしているというか、かわいかったかも~。
DON 過去を消された男】でのセクシーダンスのときは、観ててこっぱずかしくなっちゃったものだが、この映画では割とちゃんと観ていられた☆

●アクシャイ・クマール

同じ頃の主演映画【チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ】(CCTC)も、ハリウッドとの提携で日本でもロードショー公開されましたが、もし、CCTCがヒットしていたら、この映画もDVDスルーされずに劇場公開か何かになってたんでしょうか...。
女性にモテモテのエロ兄ちゃんの役ですが、アクシャイもイイ歳なので、品行方正よりもこの映画ぐらいの役の方が似合ってる気がします。スタント役がキマッてました。
スタローンと隣に立ってのスピーチ場面は、ちょっとグッときました。
役柄的にあんまりカッコいい瞬間が多くないCCTCよりも、カッコいい瞬間が多いこっちの作品の方でアッキーを日本に紹介してあげたかったような気が。
(あくまで、CCTCとの比較で、ですけど...)

●ほかのインド俳優のみなさん

上記二人以外、画面を観てて誰が誰だかさっぱりわかりませんでしたが、観た後でボーマン・イラーニーがあの役だったのか!(彼ほどの人があのシーンだけ?ゼータクだなw)とかいろいろありました。
カリーナーのおばさん役が、結構な存在感でこの方絶対有名な女優さんだろうなあ観たことあるよなあでも誰だっけ?、状態だったんですけど、キロン・ケールという方だったんですね。【恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム】とかで、確かに観たことある方でした。これを機に覚えました!

(※以下の2人は、ちょっとネタばれ有)

●シルヴェスター・スタローン

スタローンがインド映画に初出演!っていうのは、本人が望んで面白そうだから出てくれたんでしょうか、それともその時期あまり映画に出てなさそうだったし、ちょっとしたバイトだったんでしょうか!?でも、特別出演、だとしてもこんな形でわざわざ彼ほどの人がこんな映画に出るんですかねえ。。。
(あー、でも、日本でも「ポークビッツ」のCMに出てたようなお方だもんなあ。それぐらいの気持ちでインド映画に出たのかも!?)
最後の方でちょこっとだけ、彼のアクションがあります。
出たー☆わーい♪って観てましたが、もっと踏み込んで、ちょっぴりインドっちっくにクルクル回ったり、せっかくパーキングメーターを引き抜いたんだから、南インド映画ちっくにど派手にもっと振り回して相手をボコボコにしてくれたら、もっと満足だったけど!
そして彼の見せ場がそれでおしまい、それだけ!?な顔をしてその場を立ち去れずにいる、カリーナーたちに行きなさい、と促すスタローン。
ちょっとこのシーンがファニーでよかった。

●デニース・リチャーズ

えー、結婚式でカリーナーが乗り込んで来たからって、カリーナーが謝ってきたからといって、ハリウッドスターさんが、そんなモノ分かりよく、あっさりさっぱりきっぱり身を引いちゃっていいのぉ!?(新郎に逃げられたハリウッド女優だなんて、ゴシップ記事の格好のネタになっちゃうじゃーん)という役柄でした。
マサラちっくな修羅場があってもよかったんでは。
彼女こそ、完全なアルバイト出演なんだろーな、とつい思ってしまうのですが、アクシャイのお相手として似合ってたし、かわいかったです。彼女の出演のエピソードとか、知りたいわねえ~。

●●●

いやーゼータクだな。スタローンをこんな使い方してもギャラはきっといっぱいなんですよね。
アメリカロケ(イタリアロケも。)な映画でただでさえ製作費高いでしょうに。
ここまで予算を割いていて、ちょっとトホホな演出も多いこの映画。

CCTCも高い予算をかけて、何故、この程度の出来にしてしまう???
...と思ったもんですが、いずれにせよ、この頃のアクシャイ・クマールはこのようにすごいビッグ・バジェットの映画に次々と出てたんですよね。それもすごいや。

この時期はアクシャイがマネーメイキングスターとか言われてましたが、もし、サルマーン・カーンがその頃イケイケだったら(これを撮影していた時期は、【ダバング】(2010年)が出る前の低迷期ですよねえ)、サルマーンにこの映画がオファーされ、サルマーンが筋肉鍛えるきっかけとなった憧れのスタローンとの共演が実現!...てな展開もありえたんだろうか?
アクシャイ×スタローンもよかったけど、サルマン×スタローンも観てみたかった気がする☆

定価の3800円出してコレを観てたら満足したか、といえばビミョーだけど、LAが舞台なだけになんかカラっとしていて、ばかばかしいけどとても愛らしい映画。
満足いたしました。

ばかばかしいのが好きな方は、ぜひ見てください。
でもスタローンが観たいから、金欠だけど買います、というような方は無理しなくてもイイと思います。そういう映画です。
("主役はオレだって!! "...と、日本版DVDの表ジャケットでスタローンが叫んでます。彼は知ってるのでしょうか、コレ。)

あー、また原作の【Pammal K. Sambantham】も観たくなってきた☆

(2014年9月21日、日本盤DVDにて初鑑賞。)
2014-09-22初稿

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