Indian Movies / インド映画の話

ティルマライとミールスと私[下]

2016/06/06

そして、この映画が公開されてから、もうすぐ10年。
この10周年を自分なりにお祝いしたくって、なんどり映画倶楽部で今回、ずっと念願だった、映画に出てくるようなミールスを食べて、映画を見たいと思ってます☆

現在の、「ティルマライとミールスと私」。

公開65日突破を告知する、【Thirumalai】のポスター。(2003年12月)

公開65日突破を告知する、【Thirumalai】のポスター。(2003年12月)

クーットゥ!クーットゥ!クーットゥ!
(Dance! Dance! Dance!)

タミルのダンスを意味する「クーットゥ」を連呼する1曲目で幕を開ける【Thirumalai】という映画の最大の魅力は、やっぱりまずダンスだったな、と。
5曲のダンスシーン、全てが魅力的。
(インド映画はダンスが魅力、とは言っても、早送りしたくなるタイプが多いのも事実ですからねw)

あれから10年が経って、ヒンディー映画はずいぶん、ダンスが減ってきましたね。
タミル映画もまだそれほどでもないけど、減ってきていると思います。

私は、ダンスがあるからインド映画を観るわけでもないし、もともと日本で紹介されているインド映画は観られればえり好みせず観ているつもり(時には福岡とかにも芸術映画で観に行ってたし!)だし、ダンスがなければインド映画じゃない、とはまったく思ってません。
ダンスが無くても成立してる素晴しいインド映画も確かにたくさんあるからね!
(じゃなければ、東京から福岡映画祭とかまでわざわざ何度も行かないよ~)

でも、もともと音楽やダンスが似合うような作りですよね、インド映画の多くは。
昨年の大阪アジアン映画祭【神さまがくれた娘】のQ & Aでも、ヴィクラムが語っていたこと、

インド映画は「エモーションに特徴がある」と思う
その「エモーション」を音楽で最大限に表現している
自分は娯楽系も芸術系も好きだし、ダンスがない映画も今後増えるとは思うが、インド映画から音楽は絶対に外せないと思う

このヴィクラムの言葉で、腑に落ちた気がします。
このごろ、ダンスや音楽シーンが減ったけど、何かエモーションが足りないものが多い気がする。

今までミュージカルでストーリーに足りないエモーションを補完していたとすれば、尚更。
映画の時間を短くして観やすくしよう、という流れは、これからも進んでいくと思うけれども、単にダンスを削るだけじゃなく、もっと何か工夫してほしいなあと思うんですけれども。。。

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さて【Thirumalai】は、全5曲、全部のダンスがほんとに見とれます。
ダンスそのものがすごいのも何曲もあるし、ただ二人で海外ロケしてるような曲でも、感情に訴えかけてくる。

ヴィジャイの「エモーション」が、それまでより飛躍的に人々に訴えるようになったのが【ティルマライ】だったと思います。

ファッションだ、テクニックだ、撮影技術だとかいうのがウリであれば、10年経てば古っぽくださくなっていくものだろうけど、この映画のダンスは今観ても、何一つ色褪せてない。

ヴィジャイ映画は今でも、踊りまくる映画ばかりなのはウレシイです♪

映画で繰り返される言葉「なっらるぽー、なっらるぽー。ぃえっらーるむ・なっらるぽー」

Nalla iruppo. Nalla iruppo. Ellaarum nalla iruppo.

これ、ヒロインのジョーディカが、ヴィジャイと初めて出会う場面で発した新年の挨拶言葉。
この言葉と笑顔が心にひっかかり、ヴィジャイが演じる主人公・ティルマライはことあることにこの言葉を思い出してつぶやいては、ジョーディカに想いを寄せていきます。

「よくなる。よくなる。皆よくなる」(みんなハッピーになるよ)

って意味です。

なんか、今年日本で大ヒットしたインド映画【きっと、うまくいく】(3 idiots)の「Aal izz well」と世界観が似てますねえ。
(そして、【きっと、うまくいく】のタミルリメイク版【Nanban】で主役を演じたのはヴィジャイというのも、何か繋がってる気がします~)

この台詞に象徴される、前向きさが、今更ながらいいなあと思います。

この映画を機に、ヴィジャイも一皮向けてダンスがうまいだけじゃない、タミルのヒーローになっていったと思うし。

目ヂカラと胸毛。

【Thirumalai】が出た頃のすぐ後に、筋肉鍛えまくりのヒーローの映画が増えてきましたが、私は鍛えすぎなカラダはあんまり好みじゃないのですw
筋肉に血管が走ってる図も苦手だし、
胸毛がなくツルツル、というのは、そそられません。。。

やっぱ、ヴィジャイぐらい、ダンス踊れるけどお腹はちょっとぽっこりして、胸毛が生えてる方がいいです!

ま、この辺は人それぞれの好みですけども。

【Thirumalai】からヴィジャイの目ヂカラがものすごくなりました。
ラジニカーントのうさんくさい怪しげな目ヂカラもおいおい身につけてくれるとウレシイですがw。

この映画以降、ヴィジャイ主演作の8~9割位は、インドやインド映画の上映のある国でロードショー中にスクリーンで鑑賞してきたんだから、ワタシも好きねえ、ほんと。

ミールス、南インド料理

インド映画に限らずですけど、料理が出てくるシーンをていねいに描いている映画って、たいてい見応えがある気がします。
単純においしそう!と思えるショットでもいいし、台所でのやりとりだったり、食事中のたわいもない会話だったり。。。
【Thirumalai】のヴィジャイと、ラグヴァラン家の会話も実に味わい深い。

【Thirumalai】を観てから、いろんな映画のお食事のシーンとかもっと真剣に観るようになってきました(笑)
ミールスのシーンがある映画もたくさんありましたが、【Thirumalai】はミールスが出てくる映画の中でも最高峰だと思います。

映画を離れても、ミールスやティファンなど、南インド料理を楽しむこともコンスタントに続いていて、今やダーリンが南インド料理店をオープンしてるんですから、不思議なものです☆

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ヴィジャイの映画で、ヴィジャイ自身が調理するシーンのあるものも何作かあり、ますます興味しんしんです。

ヴィジャイの調理シーンでおススメなのは、【Sukran】(エッグ・ドーサ)や【Sura】(サメのカレー)ですね!これに連動させた映画&食事会もいつかやりたいですよ、ホント。

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最後に、ときどき思い返すのは、いくらラグヴァランが大好きでも、ラグ様の「今撮影中の、ティルマライはいい映画だよ」というお言葉がなかったら「踊りがうまい(だけの)太った若者」という先入観が強かったし、スクリーンで鑑賞せずに後でDVD買えばいいや、とか思ってたかもしれない。

ほんとに、スクリーン鑑賞できてよかった。
ラグ様のお言葉をいただいていてよかった。

それと同時に、他の映画でも、先入観に左右されて観る観ない、というのはもったいないと実感しています。
それから、他の人の感想に左右されるのも。。。

ラグヴァランは、2003年頃から体調を崩していたので、結果的にヴィジャイと長い時間で共演したのは、この【Thirumalai】が最後となってしまいました。
(一番最後の共演は、2005年の【Sachin】で、ヴィジャイの父親役。すごく短い時間の出演ながら、これはこれで存在感がすごくて、ステキなシーンでした。)

ヴィジャイファンからも、ラグヴァランファンからも納得の映画、【Thirumalai】。

とにかく、今でも本当に大好きな映画。
出会えて幸せです♪

●むんむん短信

今日は、保育園の遠足で上野動物園に行ってきました!
外ではしゃぎまくって、家に帰り着いた途端に、
「ヴィジャイ、みる」
ですって。今週はポールと共にヴィジャイがマイブームな2歳児のむすこです♪

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