【マダム・イン・ニューヨーク】ガウリ・シンデー監督トークイベント

Celebrity / インド映画界の人々の話
和やかなQ&Aトーク

↑こう書いといて、結局その後、この2014年11月17日に行われたイベントのことはほんのちょっと書いただけだったんですが、

今日紙類の整理をしていたらメモが出てきたので、紛失する前に記録します;;;(ちょうど今、【Bigil】で女性エンパワーメントのことを書いてるところだから、【マダム・イン・ニューヨーク】も女性賛歌な映画で、思い出すにはちょうどいいね!)

でも、その日緊張しすぎて頭痛で、夕飯食べて帰ったらその後、何にもできなかったんだよね、ほんと。

映画を買い付けしてくださった大向ご夫妻もかけつけ、とても和やかで楽しい1時間のイベントでした。
関係者のみなさま、ありがとうございました!

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【マダム・イン・ニューヨーク】が6月に公開され、ひととおりの上映を終え、ブルーレイ&DVD発売記念のイベントでした。応募制で、10人程度の少人数でじっくりお話が伺える、夢のようなイベント。しかもラドゥつき☆

  1. Q&A(概要。)
      1. どのようにキャスティングしたのかの一例;
      2. 劇中、映画を観るシーンがあったが、エリザベス・テイラーの作品だったようだが、選んだ理由は;
      3. シャシは様々なサリーを着ていましたが場によってスタイリングを変えたりしたのか;
      4. NYでのカフェのシーンについてエピソードを;
      5. 21歳の娘と二人で観て、とても共感した。母としての自立がメッセージ?;
      6. ラドゥの他に、インドの主婦が起業した例は?;
      7. アントレプレナーとかジャッジメンタルという聞き慣れない言葉がありましたが;
      8. お母さまの反応は;
      9. インターナショナルバージョンだとか言って映画がカットされることがありますが、あなたの作品はカットできますか? (当時、【チェイス】(Dhoom 3)が大幅短縮版で日本公開されることなどが話題になっていた);
      10. 従来のインド映画では、親子が本当に仲が良くて、反抗期の子どもの描写はほとんど見たことがなかったです。そのためシャシの娘があんなに生意気で母親のことをばかにするのが、すごく珍しく感じましたし、日本人が見ていてもムカつくほどに小ばかにしていました。あれはわざとオーバーに小ばかにする演出だったのでしょうか。また、「jazz」の発音ができなくて笑われるシーンがありましたが、どんな発音をしていて笑われたのでしょうか。(日本人の耳にはよく分からないが);
      11. 不倫の一歩手前を敢えてあげたのは? インドの反応は?;
      12. 最後のラドゥ2つは、子どもが2人だったから?;
      13. 次回作は?;
  2. 当時のインタビュー記事やブログ記事

Q&A(概要。)

和やかなQ&Aトーク

どのようにキャスティングしたのかの一例;

役にぴったりの人を選んだ。シャシの子ども(姉&弟)は実の兄弟で、姉役は演技ができる子で憎たらしい感じをよく出してくれた。

劇中、映画を観るシーンがあったが、エリザベス・テイラーの作品だったようだが、選んだ理由は;

使える権利が取れたから。

シャシは様々なサリーを着ていましたが場によってスタイリングを変えたりしたのか;

ええ。家ではシンプルで着心地のいいコットン、外では上質なシルクを着ている。

NYでのカフェのシーンについてエピソードを;

自分も実際留学しているけれど、あれだけメニューがあると訳が分からない。コーヒーの種類だったり、水がガス有りガス無しだったり。
映画のシーンは、少し実体験を誇張したもので、そのものではない。

21歳の娘と二人で観て、とても共感した。母としての自立がメッセージ?;

私の人生だ、と思ってくれた人がたくさんいた。自分が意図していないものへの発見もあった。

ラドゥの他に、インドの主婦が起業した例は?;

サリーブラウスの仕立て、縁取りとか。自分の母は、カレーのマサラを作って卸していた。インドの主婦で起業している人はたくさんいる。

アントレプレナーとかジャッジメンタルという聞き慣れない言葉がありましたが;

entrepreneur(企業家、事業家)はビッグワードで、ラドゥを作って売っていたシャシはそれがビジネスになるとは思っていなかった。その単語を聴いて初めて、自分の能力を信じるきっかけになった。
judgemental(見た目や偏見で、一方的に主観的に判断すること。)他人が自分ができないと決めつけていたこと、自分自身もできないと決めつけていたこと、この単語で気が付き、ひっくり返していくきっかけになった。

お母さまの反応は;

母はとても気に入ってくれたが、いろんな感情で数日言葉が出なかった。実は数秒、小さな役で出ている。ラドゥを届けに行ったお宅でいらっしゃい、とドアを開けてくれた奥さま役が母。

インターナショナルバージョンだとか言って映画がカットされることがありますが、あなたの作品はカットできますか? (当時、【チェイス】(Dhoom 3)が大幅短縮版で日本公開されることなどが話題になっていた);

自分の作品は、自分の子どものようなものだから、私にはできないわ。やるなら皆さんでやってください。

従来のインド映画では、親子が本当に仲が良くて、反抗期の子どもの描写はほとんど見たことがなかったです。そのためシャシの娘があんなに生意気で母親のことをばかにするのが、すごく珍しく感じましたし、日本人が見ていてもムカつくほどに小ばかにしていました。あれはわざとオーバーに小ばかにする演出だったのでしょうか。また、「jazz」の発音ができなくて笑われるシーンがありましたが、どんな発音をしていて笑われたのでしょうか。(日本人の耳にはよく分からないが);

なるべくリアルな表現を心掛けていた。8~10歳ごろの思春期は、外への憧れが強く、親の落ち度を恥ずかしく思うもの。特にオーバーではなく、私もたぶん同じだったと思う。
私の父が「jazz」と実は言えなかった。

不倫の一歩手前を敢えてあげたのは? インドの反応は?;

不倫とくくると狭い。ほめてもらうのは嬉しいし、愛をもつべきだ、という反応も。インドでは誰もこのことで質問してこなかった。

最後のラドゥ2つは、子どもが2人だったから?;

特に意味はない。

次回作は?;

今書いている最中。

アジットクマールが出てる、タミル語版DVDにもサインいただいちゃいました♪

アイドルに会ったように、キャーキャーしちゃいましたが、これでも頭痛してました。
ノミの心臓(笑)
ニコニコ相手してくださった、ガウリ・シンデー監督、ありがとうございました!

当時のインタビュー記事やブログ記事

ソニアさん
『マダム・イン・ニューヨーク』ガウリ監督
広島国際映画祭
11月15日(土)9:30~『マダム・イン・ニューヨーク』のガウリ・シンデー監督と バイヤー大向 敦さんによるトークショーが行われました。
TV LIFE

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