Santosh Sivan 2007.9.28 in Tokyo (4)

Celebrity / インド映画界の人々の話

サントーシュ・シヴァン監督/撮影監督の「日本インド映画人シンポジウム」東京会場でのトークその4です。
懇親会にて、立ち話やQ&Aの中でのコメントです。

懇親会

拍手で迎えられ、壇上で改めて紹介を受けるサントーシュ・シヴァン監督。

Dil Se絡みの質問に対し、

・全体の撮影期間は65日間。

・1曲目(チャイヤ・チャイヤ)は、4日間。
・列車と並行してジープを走らせて撮影した。
・列車は通常の3~5倍スピードを落として走ってもらったのでそんなに危険ではない。

私はフィルムの会社の者なので、フィルムを使用されているかが気になるのですが、Fフィルムをお使いになってますか?

【Bride & Prejudice】で、Fフィルムを使いましたよ。

女優の化粧の話

・【ディル・セ】ではマニーシャー・コイラーラーに、ノーメイクで出てもらった。
・【アショカ】でも、カリーナ・カプールに、ノーメイクで出てもらった。
・私は女優に、あまりメーキャップをして出演をしてほしくない。自分の撮影の意図と違ってくることが多いから。
・女優はノーメイクを嫌がるので、映画の趣旨や意図を説明してなんとか了解をもらっている。

日本の映画、監督

・【ダラパティ】のラジニが馬に乗っている曲は、日本をイメージしている。黒澤明監督の【七人の侍】の影響を受けている。
 ※上記の曲について、日本をイメージしているか?と質問に対し。
   日本人から見ると、あの映像は日本とも中国とも取れるんですが、海外の映画は日本を舞台にしていても中国っぽく見えることが多いんです、と聞いたら、
    ↓
  「いや、中国じゃない。日本。私は中国の影響は受けていない」と、日本映画に憧憬があることを示唆していました。
    ↓
・黒澤明、小津安二郎、北野武といった監督の映画は結構見ている。(※あと1名挙げていた気がするが失念。)

一本締め

懇親会のラストは、一本締めでした。シヴァン監督は好奇心旺盛で、大喜びでシャッターを切っていました。

横顔

全員で記念撮影…の際、近くに並んだので横顔を一枚。

シヴァン監督とは、質疑応答時や懇親会やその前後で、お話をすることができ、自分が南インド映画のファンサイトをやっているということ、シヴァン撮影監督の作品としては【ロージャー】(アラヴィンドスワーミの撮りかたがステキすぎて最高!)、監督の作品としては【マッリの種】が特に好きだということ、【マッリの種】では、マッリを先導した少年が亡くなる少し前のシーンがすごく好きだということ、などなど自己紹介だったり監督の好きな作品を伝えたりできてよかったです。
(タミル語の師匠である、袋井先生、深尾先生にずいぶん助けていただいちゃいました。ありがとうございます~。)

ビデオメッセージもいただきましたので、また別途ページで。

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