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[日程変更]ヴィジャイの【Kaththi】(カッティ)、11/23に1回限り上映されます!

2018/10/12

(終了イベントです。 イベント鑑賞記はこちら

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Block Buster(Tamil)Movie "Kaththi" being released in Japan
on Saturday, 23rd. Nov 2014
(with english subtitles)

ジジイパワーをなめるなよ。
ヴィジャイが平均70代の老人ホーム軍団をひきつれ、水道管の闘い。
タミル映画界2014年最大の大ヒット作、川口上陸。

埼玉県川口市の4K対応の大スクリーンで行われている在日テルグ人のみなさまによるインド映画自主上映会で、ヴィジャイの【Kaththi】が上映されることになりました!
11月23日(日)13時~ の1回限りの上映です。

日本語字幕は当然ついてませんが、英語字幕はついてるらしいです!
そして、マレーシアやシンガポールではアクションシーンの所々がカットされていましたが、その日川口で上映されるものはインド公開版と同様の完全版のようです!

せっかく先日マレーシアで観てきたばかりなので、少しここで、日本でまだほとんどヴィジャイ映画を見たことがない方が読む前提で、見所や少々解説をしたいと思います。


まず上映会概要

※開始時刻が突然ずれたりなど、情報が変動したりしますので、最新情報は、必ず映画会の公式サイトのご確認を✩ ⇒ indoeiga.com

** Show time ** 11月23日(日) 13時~16時 (11/15から変更。)
Date : On Saturday 23rd. Nov, 2014 Time :13:00 - 16:00
** Theater & Access** Skipシティ 映像ホール
Skipcity
3-12-63 Kamiaoki, Kawaguchi, Saitama 333-0844, Japan
TEL : 81-48-265-2500 / FAX : 81-48-265-2628
Click here for access details >> 日本語版アクセス案内はこちら
** Lunch ** 当日南インド料理のケータリング販売有
South Indian food and snacks available at Theater 
** Tickets ** ※予約で満席になっていなければ、当日券も販売されます
Booking at theater(当日券料金 ※予約すれば当日券料金より200円割引):
Adult / 2200  Child (below 12 years) / 1200 
Below 5 years / Free (No Seat) 5歳未満は無料
$ Familly pass ** 5000 yen **(covers couple and kids)

For Advance booking, please contact: movieinfo@indoeiga.com
↑ 上記アドレスに、以下の内容を記載してメールしてください。
(追って確認メールがきますが、すぐ来たり来なかったりです。のんびり待ちましょう)

 件名:Kaththi booking 等と記載
 (1)Name:代表者名をローマ字で
 (2)Number of tickets / adults:大人の人数
 (3)Number of tickets / children:子供の人数

座席は自由席です。

 ↑ 【Kaththi】の公開前、いちばん最初に出てきた「モーション・ポスター」。

タミル映画【Kathithi】について

 ↑ モーションポスターの後、最初に公開されたティーザー。

ヴィジャイ主演作品57作目で、10月22日公開。現在インドで公開3週目で大ヒット上映中。
タミル映画界ではまだ数えるほどしかない興収100カロール(10億ルピー:約18億円)を既に達成、現在のところ2014年のNo.1ヒット作品となっています。

A.R.ムルガダース監督×ヴィジャイのタッグ作品の2作目。
1作目は、【Kaththi】の公開前までヴィジャイ映画の中では最大のビッグヒットだった、【Thuppaki】(2012年のタミル映画No.1ヒット作)。

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【Thuppaki】(トゥッパーキ)の意味は、「銃器」。 (【ロボット】でも、チッティがインド軍の幹部と面談の際に「武器はいらない。愛を...」と語ったときにでてくる単語。)
今回の【Kaththi】(カッティ)の意味は「刃物」。

ということで、【Thuppaki】ではヴィジャイたちが銃をばんばんぶっ放す話でしたが、【Kaththi】では南インドの名物「刃物」や素手でヴィジャイが立ち向かう話なんだろうなあ~と想像しちゃいますね。
はい、今回はヴィジャイは銃をつかいません。
もっと原始的なもので、「水道」「農民」「戦う仲間たちは老人だけ」をキーワードに、がんがん闘います。

アクションもダンスも現タミル映画界では圧倒的No.1といえる、ヴィジャイの真骨頂発揮です。

スリリングなアクションシーンがてんこ盛りでまさにマサラムービー!ですが、インドの検閲では「U」(ユニバーサル:誰でも鑑賞OK)認証。
残虐なアクションが苦手...という方にも安心です。
そしてその闘いの相手は、「大企業の横暴」、「法廷」、インドの社会問題に対するメディアや世間の「無関心」。従来のインド映画の多数を占める「復讐もの」とは一線を画しています。

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もちろんダンスも鼻血ブーのカッコよさ!
久々の高速ダンス・ヴィジャイが帰ってきました!
1曲目のチェンナイ空港でのダンスは、みなさんのド肝を抜くことでしょう~~~!!!
空港でラップ調の現代的な曲で踊りだすのですが、途中から、タミルの民族楽器「ナーダスワラム」「タヴィル」の楽器隊が加わって、ものすごくタミルの土着的な力強さも感じる、一気にアゲアゲな気分になる曲とダンス。
これ1曲観るためだけに、この川口のスキップシティの大スクリーンに向かう価値が大アリです。

音楽を担当しているのは、現在24歳という若さで、タミル映画界で大旋風を起こしている新進気鋭のミュージシャン、アニルド
ラジニカーントの甥っ子である彼は、ラジニの娘婿・ダヌシュの【3】でデビュー以来、スターダムにかけあがっている真っ最中。
そんな彼とヴィジャイとの勢いのある初タッグ。

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この映画は他のインド映画に比べて、昔のインド映画からの引用が控えめです。
引用がおもしろいのがインド映画、でもありますが、引用なしでもイケル。
というか、引用控えめなので、引用元の知識など不要。タミル映画をあまり観たことのない方でも見やすい、とっつきやすい作品でしょう。

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今回のヒロインはサマンター。昨年日本公開された【マッキー】で、ハエの恋人を演じていましたね。
タミルでもこのハエ映画がタミル語版で【Naan Ee】(タミル語でハエは「イー」といいます)という題名で大ヒットしたことから、今回のヴィジャイ映画でも抜擢されたようです。そのへんを少し気に留めてご覧になると楽しいですよ✩

それから、共演者関連で特筆すべきなのは、今回はヴィジャイ映画の常連さん俳優がほぼでていないということです。
ほとんど全員が、ヴィジャイとの共演が初。悪役はヒンディー映画界の俳優さんで、今回タミル映画初出演となるニール・ニティン・ムケーシュ。
(共演経験があるのは、サヤージー・シンデーくらいでは...)
そのためか、時としてなあなあになったりする身内的なだらだらシーンもほとんどなく、弛緩することのないフレッシュな雰囲気の映画に仕上がっています。

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今までのヴィジャイ映画でも日本に紹介されてほしい面白いものがいっぱいありますが、予習だとか前知識がなくてもぶっちぎりで映画のパワーを堪能できる【Kaththi】で、今回日本のスクリーンでヴィジャイが紹介されるのはとても喜ばしいです。
わーいわーい♪

(もし、どうしても予習したい方は、このページに貼った予告編等の動画と、音楽をチェックしておけばよいかと思います。時間があれば、【Thuppaki】を観といてもいいでしょう。←【Kaththi】を観た後でもイイと思いますが。)

ムルガダース監督&ヴィジャイ

■A.R.ムルガダース監督
A.R.ムルガダース監督といえば、ヒンディー映画でも【Ghajini】(アーミル・カーン主演)、【Holiday: A Soldier Is Never Off Duty】(アクシャイ・クマール主演)の大ヒットで認知されているかと思います。(両作品とも100カロールクラブ入り。そもそも100カロールクラブという言葉は、【Ghajini】が最初に100カロール達成したことがキッカケで生まれたとか...)

ところで【Ghajini】は、タミル映画【Ghajini】(スーリヤ主演)、
【Holiday: A Soldier Is Never Off Duty】は、タミル映画【Thuppaki】(ヴィジャイ主演)
のヒンディーリメイクであり、両言語版ともA.R.ムルガダースが監督したもの。
ということは、ヒンディー語圏・タミル語圏のどちらの観客にも魅力的なストーリーを提示できている監督ともいえます。

タミル映画界でも、現在シャンカル監督と1~2位を争う人気監督で、二人とも「徹底的にエンターテイメント映画にこだわるけれども、社会的メッセージも譲らない」作風で共通点があります。
(そのエンターテイメントの表現方法・方向性は、ずいぶん違いますけどw)

■ヴィジャイ
今年6月に40歳を迎え、40代に入ったヴィジャイの最初の作品になります。
そろそろ中堅どころの年齢ですが、タミルでは「イライヤ・ダラパティ」(若大将)の愛称で親しまれている、タミル映画界の大スターのひとり。
昨年秋には、京都&淡路島でソングロケに来日。今年1月に【Jilla】という映画で公開されました。

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タミル映画界では、大ざっぱにこんな感じの、大スターの世代の流れがあります。↓

【スーパースター】系   |  【スーパーアクター】系

[1950~80年代頃]

MGR       ← ライバル関係 →   シヴァージ・ガネーシャン
↓      地位継承        ↓

   
[1980年代~現在]

ラジニカーント      ← ライバル関係 →    カマルハーサン
↓      地位継承        ↓ 

[1970年代頃生まれの次世代で、ラジニの地位を継承する最有力候補]

ヴィジャイ     ← ライバル関係 →    アジットクマール
↓      地位継承?       ↓

  
[ヴィジャイ世代よりさらに次の世代で、スーパースター、スーパーアクターの地位を継承する有力候補]

ダヌシュ     ← ライバル関係 →    シランバラサン

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ざっくりこんな感じで、ヴィジャイは次世代スーパースター なんばるわんの座をめぐって、アジットとデッドヒート中です。
(とはいっても、ヴィジャイとアジットは仲良し。今年1月のタミルの祭りポンガル時には、二人の作品【Jilla】【Veeram】が同時公開になって、最高潮に盛り上がりました!)

これからはスーパースター=オンリーワンではなく、ツートップ体勢でタミル映画界を走り続けていくのかもしれませんが、タミル映画ファンの間では、ラジニヴィジャイ、アジットの映画が公開されるときはもっとも過熱し、日本のマサラ上映のお手本になるような観客の熱狂の様子を、ニュース動画などで見ることができます。

ヴィジャイは手足が長くて顔がちっちゃくて、ダンスがめちゃくちゃ上手くて、アクションもめっぽう得意、タミルではどこにでも歩いていそうな親近感のある、タミルの兄貴です。童顔で笑顔もキュート✩

ダンスやアクションが他のタミル俳優の中では飛び抜けていることもあり、演技について語られることがなかなかありませんが、【Kaththi】では久々の一人二役。この二人がそれぞれに違った方向でカッコよすぎ。
間違いなく、今回の演技はこの数年のヴィジャイ作品の中では1番です!大喝采!!!

そんな【Kaththi】でぜひ、ヴィジャイワールドを体験してみてください。

あらすじ

※あらすじを予習する必要はないと思いますが、英語字幕での上映ですので、少々補足を。
特に、英語字幕でタミル映画を観るのに慣れてないうちは、人名を読むのがいちばん大変かと思います。人名だけチェックしていくのも手かと思います。


コルカタの刑務所から、囚人(Vivek Banerjee:byベンガル俳優 トーター・ロイ・チョードリー)がひとり脱走した。警察は捕まえるために、同じ刑務所で18回も脱走経験のあるコソ泥Kathiresan(略称 Kathir カディル:byヴィジャイ)に支援を仰ぐ。
カディルは、平面図(blueprint)から頭の中で立体図を描き、脱走ルートを割り出せる特技があり、難なくヴィヴェークの逃走ルートを突き止めた。しかし、警察がヴィヴェークを捕まえている間にまんまとカディルの方が脱走してしまう。

カディルは囚人服の上に、途中で誰かの服を盗んで上に被りながら、チェンナイのコソ泥仲間 Dhanu(ダーヌ:byサティーシュ)の家に逃げ込む。
そして偽造パスポートを作ってバンコクにトンズラするプランを立て、チェンナイ空港に向かう。

しかし空港で出会ったAnkitha (アンキター:byサマンター)に一目惚れ。気味悪がったアンキターは機転を利かせた応対をしてその場を立ち去るが、カディルは航空券を破り捨ててチェンナイに留まってしまった。

アンキターからもらった電話番号に電話してみたが、嘘の電話番号。
帰り道、トラックが銃撃されているところにカディルとダーヌは遭遇する。
すぐに助けにトラックに駆け寄ったカディル達だったが、被弾してぐったりしていたのは、カディルに瓜二つの青年(ヴィジャイ二役)だった。
病院に運び込んだあとで、カディルは策略を思いつく。その青年に自分の所持品を持たせ、警察にカディルだと誤認逮捕させて時間稼ぎをし、バンコク逃避行だ。

ところが別の役人に、その青年と見間違えられたカディルは、とある村の老人ホームに連れられていく。
大丈夫だったか、と安否を老人たちにかわるがわる気遣われ安堵される。

村で脱走資金をちょろまかしてトンズラするタイミングを狙うカディルだったが、あちこちに引っ張りまわされて話をきいたりするうちに、自分が見間違えられたあの青年はどんな人物かということを知る。
Jeevanandam(略称 Jeeva ジーヴァー:ヴィジャイ)という、水分学者(地質から地下水を探り当てたりする学問)であり、故郷の村で老人ホームを管理しながら地元の水不足問題、それに伴う農民の苦境からの脱出を試行錯誤している社会活動家でもあった。

ジーヴァーにオファーのあった資金をくすねたらすぐに村を離れようとしていたカディルだったが、実は老人ホームにいる老人の孫が空港で出会ったあのアンキター。
ついデレデレダラダラと留まっているうちにジーヴァーの功績、ジーヴァーを慕った老人たちの悲劇を次々に知る。

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干上がった大地を潤そうと、地下水源を探り当てようと努力するジーヴァーは、ついにそれを見つけたのだが、MSCという清涼飲料水の巨大企業が工場を建設するため、この土地や水利権をジーヴァー達から騙しとってしまう。MSCのCEOは、Chirag(チラグ or シラグ:ニール・ニティン・ムケーシュ)

ジーヴァー達は裁判に訴えた。
しかし、チラグが雇った弁護士や策略の前に非力であることを痛感させられる。この問題を世間に知ってほしいと、メディアなどを訪ねるが、「センセーショナルな事件でなければ記事にする意味がない」と取り合ってもらえない。
それどころか、ジーヴァーは陰謀で逮捕され、警察の拷問を受けてボロボロになった。

村中の人々がジーヴァー釈放を求めて騒ぎになるが、なしのつぶて。
見かねた老人ホーム集団のうち6人が立ち上がり、「センセーショナルになれば、報道してもらえるのか?」と意を決して、集団自殺を図る事態にまでなったのだ。

この事件は一時的には新聞沙汰、テレビ沙汰にはなった。がそれで嫌がらせをやめるチラグたちではなかった。
ジーヴァーは釈放後もチラグのさしがねで命を始終狙われた。

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ジーヴァーの使うべきお金を自分が使い込んで、自分を(ジーヴァーとして)慕っているここの老人たちを見捨てて去っていいのか?
同じく自分を慕ってくれるようになったアンキターを取り残していくのか?
かといって、コソ泥の自分がそんな人徳のある青年の真似事をして村を救えるのか?

それでもカディルは、ジーヴァーが(自分がカディルでないと警察に訴えて)刑務所を出て、村に帰ってくるまでに、自分なりにできることをしようと決意する。

裁判の証拠集めに、工場用地乗っ取りのために生活の場や農業という職を失った人々に次々と電話をするカディル。
しかしほとんどがインドを追われ出稼ぎで海外にいた。出稼ぎの元締めにパスポートを奪われている状態で、裁判に証人として出頭するためにインドに戻ることは不可能な状態だという。

地下で湧いている水は、嗜好品である清涼飲料水工場やチェンナイなどの大都市に全て渡ってしまうが、その土地の表面は水不足のまま。干上がった大地で生きるための水さえない農民たちはそのままでどうやって生きていくのか。
そしてその問題をどこに訴えても、大企業の圧力・横暴の前に打ち消され、メディアもまた無関心だ。

老人たちは自分たちの生活を変えるためにできることは何もないと、自信を失っていた。
ジーヴァーのふりをしているカディルに、哀しそうな顔で老人のひとりが言う。「私たちはあと生きたって5~6年なんだ。だから(私たちができる世間の気を引く手段として、また集団で)死のうか?」

そんなことはさせない。
歳をとっていたって、できることは必ずある。直接は関係ない自分にも、できることは必ずある。
カディルは、タミルナードゥ州の首都・チェンナイに通じる水道管に着目し、老人軍団をひきつれて、アクションを開始する。

その頃、ジーヴァーも自分に成り代わっている人物がいることに気づき、収監されていたコルカタの刑務所を脱走。村へ向かっていた。

 ↑ ティーザーの後公開された、トレイラー(予告編)

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