【Suraa】の感想を書こうと思いつつ、この1週間で家で3本映画を観たら、頭の中で話がごっちゃになってきたので、別の映画の感想をさらっと書いてリセットしなければ!
そんなわけで、5月23日(日)に観たDVD、カマルハーサン&シムラン(&アッバース&スネーハー)の【Pammal K. Sambantham】を。
この映画、2002年のポンガル公開で、下の曲が当時、タミルのテレビで流れまくってました。
カマルハーサンとシムランの初共演映画で、この後、ふたりの不倫疑惑のゴシップ記事がものすごかった。
結局、ふたりは交際したことを公言しないまま、この次の二人の共演作【Panchathanthiram】(2002年)の後に、破局を迎えたとか。
【Panchathanthiram】が超お気に入りのコメディ映画なんで、カマルとシムランの初共演だった【Pammal K. Sambandam】もぜひ観たい映画ではあったのです。
がこのDVD、かつてアインガランから通販で買ったのに、観てもいないのに何故かディスクが行方不明になって(ジャケットはある。ちゃんと整理しなかったわたしが悪いです、反省)数年。
ついに先日のシンガポールで、意を決して(?)再購入。
↑ 2002年1月にチェンナイのアンナーサライで見かけたこの映画の看板。
カマルハーサンは、映画のスタントマン役で、ひょんなことでカマルハーサンはトラブルに巻き込まれて大怪我をし、かつぎこまれた病院で手術をしたのが女医のシムラン。
手術は成功したけれど、シムランはカマルのお腹の中に、自分の腕時計を落としたまま縫合してしまい、それに気づいたのはカマルが退院した後。
自分の医療ミスを隠したまま、必死にカマルを再手術しようとするシムランとそれを愛を勘違いするカマルのドタバタコメディもの。
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【Panchathanthiram】と同様、これはおそらくは台詞がものすごくタミル人におもしろいお話なんだと思います。
もう台詞が速い速い。
英語字幕も全然読むの追いつかないので、途中からほとんど読まずに雰囲気だけで楽しんじゃいました。
たぶん、何度も何度も見直すと、どんどんおもしろいことを発見していくんだろうな。
ともかく、カマルはすごいわ。
この映画ではスタントマンという設定だからなのか、かなり体系が太くて腕っぷしがすごい。
シムラン、全盛期の最中に彼女の演技を見ても当時は当たり前、という感じで、すごい!とかそんなに思ってなかったりしたのだけど、今見るとやっぱり、すごかったなーって思う。
2010年現在で、シムランの全盛期だったり、ミーナの全盛期に匹敵するぐらいのタミル映画界の女優さんが誰なのか、どうも思い浮かばないし。
かわいい演技も、クールな演技も、鬼気迫る演技も、緩急つけて演じられて、なおかつダンスの腰のキレっぷりがたまらんという。。。
シムラン、この映画ではツンデレなところが見え隠れする役で、好きなのになかなか「あなたが好き!」と言えない、そんな日本人の気質に相通ずるところをもったヒロイン像で、大変新鮮でした。
他のタミル映画で、好きなのに好きと言えないヒロインって、ほとんど見たこと無いもの!
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おもしろかったー。
でも、タミル語をちゃんと勉強していたらもっとおもしろいのに!と痛感させられる映画だったです(苦笑)。
もっと、精進したいと思います。
(でも、どうやって勉強すればいいのやら。こんなグータラで。。。)
カマルの映画って、日本ではロードショーされたものは1本もないし、映画祭で何本かは上陸しているものの、コメディじゃない路線のものばかりな傾向があると思う。
これとか、【Panchathanthiram】 とか、【Avvai Shammugi】みたいな、コメディ大全開な映画も入ってきてほしいな!
カマルって、【Avvai Shammugi】ではダンスマスターを演じてたし、業界ものが好きなのかな?芸達者だわ、ホント。
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