アンドラ・ナティヤムを観た

昨日、インド大使館で、日本初紹介というアーンドラ・ナティヤム(Andhra Natyam)の一団の公演を観てきました。

舞踊団の公式サイト

公演後に居合わせたおともだちとも話したんだけれども、日本で今まで観たことのあるインド舞踊の中でも、かなり凄かった!
ハートだとかビートだとか、伝わってくるものがすごかったです。

バラタナティヤムやクチプディにも似てるんだけれども、もっと民衆に寄り添っている踊りというか。

団長さんは、「女形」で、インド古典舞踊で初めて、男性が女性の格好で踊るのを見ました。(ポップスならば、クイーン・ハリシュくんを見たことがあるけど。)
骨格は確かに男性なんだけれども、歌舞伎と相通ずる、「女性以上に美しい所作」でした。
メイクしたお顔が、ちょっとランバーちゃんに似てる?

団長さん(カラ・クリシュナさん)のノーメイクのお写真は、公式サイトのこちら

しかし、踊りの後に本人がマイクを持って解説すると、ガラガラな男性なお声。あ、やっぱり男性だった、みたいな(笑)

下の動画は、団長さんは踊ってないけど、マイクで不思議なヴォーカル(楽器のように声を出していたので、歌ではない?)を担当していた。
男性がシヴァ神のタンダヴァを踊るのですが、曲のスタイルがアンドラ・ナティヤムの特徴のひとつだそうで、踊りも凄かったけど、音楽が(バックの音が、録音が悪いけど)なんだか分からないけど力強く、トランス感があった。

女性ダンサーも二人いて、ひとりがバラタナティヤムでもメジャーな「ボー・シャンボー」をソロで踊って、これがまた凄かった。
ちょっと荒っぽかったけど、ステージをダイナミックに動きまくってて、映画のダンスが大好きなわたしとしては、ダンサーによっては狭い範囲でキレイにまとまり過ぎてることがあるバラタナティヤムのそれよりも、好みかも〜。

昔のタミル映画のパドミニとかを彷彿とさせました。

素晴らしい。サバーシュ!
また機会があったら、拝見したいものです。

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残りの公演は以下。

詳しくは、ミティラー美術館のページを。

■開催日:2010年6月3日(木) 
■会場:松蔭寺(静岡県)
(静岡県沼津市原128)
(TEL:055-966-0011)
■開場:18:00 開演:19:00 〜20:30
■入場料:無料
■お問い合わせ:松蔭寺055-966-0011/NPO法人日印交流を盛り上げる会025-752-2396(ミティラー美術館内)

■開催日:2010年6月5日(土)
■会場:スペース・オルタ(新横浜)
(神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目8−4オルタナティブ生活館B1)
(TEL:045-472-6349)
■開場:18:00 開演:18:30
■入場料:前売り 大人2,000円
     当日  大人2,500円
■お問い合わせ:NPO法人日印交流を盛り上げる会025-752-2396(ミティラー美術館内)/インド商協会045-662-1905