Movies / 映画の話

[Tamil]【Iruvar】を見た

2018/08/09

Iruvar
Movie:Iruvar
Year:1997
Director:Maniratnam
Music:A.R.Rahman
Actor:Mohanlal, Prakashraj, Nassar, Aishwarya Rai, Gautami, Tabu, Revathy

1月3日の日中、【Iruvar】(ザ・デュオ)をピラミッド社DVDで観ました。
こたつでだらだらしながら観ていたので、途中寝たりしちゃいましたが。。。

とりあえず、今迄に観たマニラトナム監督作品(【ボンベイ】【ディル・セ】【Alaipauthey(ウェイブ)】【ロージャー】【Kannathil Muttamittal(頬にキス)】【ダラパティ 踊るゴッドファーザー】【アンジャリ】ぐらいですが...)の中では、一番気に入りました。(次点は【アンジャリ】だな!)

アイシュワリヤー・ラーイは特にファンじゃないんだけど、彼女のデビュー作はこれだったわけで、ミスワールドに輝いた後に多数の映画オファーを受けた中で、ボリウッドを蹴ってまで、デビュー作に選んだタミル映画がこれだといえば、映画の出来の興味もさることながら、彼女の演技も気になるってもんです。

で、相手がマラヤラム映画界のスーパースター・モーハンラールでしょ。

映画冒頭で「これは実話ではなくあくまでフィクションだ」と大きくテロップが出ていたけれど、観ていれば明らかに、タミルの伝説的俳優&州首相・MGRと、同じくタミル映画界の高名な脚本家&詩人&前州首相を務めたカルナーニディの友情と対立をモチーフにしている話で、タミルに興味のある人間だったらきっと誰でもドキドキわくわくしちゃうテーマ。

カルナーニディに相当する役を演じてたプラカーシュラージが、年代毎にどんどんルックスを変えていく様が、変装ものに萌えーな私の心をくすぐったぜ。
ラル様は、昨日の映画よりはちょっと派手だったけど、でも仰々しいキャラクターではなかった。重厚感のある演技でした。(どうやら、プラカーシュラージの方が私には萌えー、だったらしい???)
カルナーニディ(by Periploさま)

でアイシュの役は、現州首相・ジャヤラリターをモチーフにしてるわけですよね?
こりゃすげー。

で、興味津々な点が多々ありながら、今迄観そびれていたわけですが、前日にモーハンラールを初体験した勢いで更にラル様を観てみようとなりました。

アイシュについても、私が今まで観た中では(【JEANS】【ミモラ】【Kandukondain Kandukondain】ぐらいしか観ていないけど)この【Iruvar】が一番気に入りました。
二役で、前半で登場するアイシュはナチュラル・ビューティー!な素朴な村娘で、後半はちょっと小生意気で派手なルックスの新人女優。
客を喜ばせるためのとってつけたような二役じゃなく、二役を演じる必然性のある、すごくいい役を演じているなあと思いました。

マニラトナム監督映画のダンスシーンは、評価の高いものが多いけど、この【Iruvar】のダンスシーンはほとんどが劇中歌で、ストーリーと密接に絡みあっていてとても映画の流れとして自然で、しかもマニラトナム監督ならではの映像の美しさが華を添えている。
決して派手ではないけど、こういうダンスシーンはすごく好みです。

残念なのは、日本語字幕付きでこの映画がかつて映画祭で上映されたり、関西のテレビで放映されたりしたようだけど、それに今後お目にかかるチャンスがあまりなさそうなこと。
かなり台詞が多い映画だったので、やっぱりよく分からない英語字幕で観るのはちょっとキツイかった...。
どっかで再映してくれないかな!また観たいです。

■参考
IMDb

MTブログ時代のコメント

Periplo 2006年1月 6日 02:09

>カルナーニディに相当する役を演じてたプラカーシュラージが、年代毎にどんどんルックスを変えていく様が、変装ものに萌えーな私の心をくすぐったぜ。

うんうん、私もプラカーシュラージが凄い!と思いましたですよ。ところどころ完全にラル様を喰っちゃってる。この映画見た頃はモデルになった人々を今ほど知らなかったんで、実物のカルナーニディ氏の肖像見たときはタマゲましたよ、勝手に文人政治家像を思い描いていたもんだから。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/40353/2028729#2028729

>決して派手ではないけど、こういうダンスシーンはすごく好みです。

そういや、以前こんなのをやってみたんですが、後が続かなくなって挫折したんでつ。
http://periplo.hp.infoseek.co.jp/Cankam/iruvar.html
映像も含めてこの曲がすごく好きです。

むんむん 2006年1月 6日 10:44

Periploさま、

プラカーシュラージ、若い頃の部分はメチャクチャカッコいい、正義感に燃えた詩人!という感じだったのが、歳とっていくにしたがって、アブラギッシュ&顔がぱんぱんになって政治家の胡散臭さ満点でした(笑)
確かに、この映画でイメージ膨らませた後に、ホンモノのカルナーニディ氏を見たら、きっと、たまげますね。
※ご紹介の記事にトラバ送らせていただきました。
MTアップグレード後初めてなんですが、不具合にならないといいんだけど。

歌詞紹介、当時拝見して、Periploさますげー!とのけぞりました。
何年後(?)でもいいんで、第2弾も期待しております。

今年もいい映画をいろいろ教えてくださいね♪

慕夏堂主人 2006年1月 6日 11:14

これはあたしじゃなくてむしろ弊履風浪さんがコメントする資格あることなんでしょうが、横取りしちゃいます。

弊履風浪さんの「ヒゲ理論」によればマラヤーラム語映画の俳優に関しては、次のような図式がはっきりと描けるとのこと。すなわち

ヒゲをたくわえていたら→一般娯楽映画
ヒゲを剃っていたら→芸術映画

つまり【Iruvar】は芸術映画なんですよね、少なくともラルさんの意識では。ラルさんは異常に芸域の広い名優ですが、大衆映画とアート・フィルムでは明らかに芸風を変えています。詳しく説明すると長くなるのではしょりますが、AFでは二大必殺技である「含羞」と「お茶目」を決して使わず、正宗の演技力だけで勝負します。ある意味、イギリス風のストレート・プレイ(科白劇)の舞台俳優に近い。その意味で「性格俳優」としてはピカ一のプラカシュラージに喰われてしまったのも仕方ないと思います。

そこで気になるのが、ではプラカシュラージが芸術映画でどんな演技しているか、ということ。実はカンナダ語映画であるんです、かれがAFに出演したのが(ご承知のようにプラカシュラージはカルナータカ州出身のカンナダ人です)。2001年の国家映画賞地方語映画部門最優秀作品賞を受賞した【Atithi】という作品です。

http://viggy.com/news/volume2/chow_atithi.asp

どういう理由だか分かりませんが、この作品最近ディスク化されましたので、現在発注中です。これ見て何か面白い発見があれば報告します。

Periplo 2006年1月 7日 00:29

慕夏堂様、

弊痢浮浪ことPeriploです。いや、私のヒゲ理論がまたも実証されて嬉しい限りです。【Iruvar】は基本的に高密度のシリアス映画だと思うのですが、一カ所だけ、下積み時代の主人公がせっかくありついた主役を外されて脇役の巡査のコスチュームを投げ与えられるシーンで爆笑してしまいました。ヒゲなしのラル様がこんもりとした付け髭を手にして噎び泣くシーン、ホントは笑うとこじゃないんでしょうが(嗤。

>【Atithi】という作品です。
カンナダ芸術映画がディスクで見られるとは、捨てたもんじゃないですね。楽しみです。

慕夏堂主人 2006年1月15日 13:22

【Atithi】見ました。

予想通りプラカシュラージ(ホームグラウンドなんでプラカーシュ・ラーイと言うべきでしょうか)の演技は【Iruvar】そのままでした。

要するに主役の男優2人はアート・フィルムのつもりで演技してたことはほぼ間違いないように思います。

そうなると、他の州外俳優、タッブーとかアーシュとかがどう思ってたのか、気にはなりますね。


Iruvar (ザ・デュオ)

Iruvar (ザ・デュオ) | マニラトナム

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