ブライアン・アダムス 武道館

ステキすぎました！　ご本人の人柄はもちろん、何よりも57歳にしてあの艶のある声と確かな歌唱力。約2時間半のステージ、堪能しました♪♪♪

結局、なんとなくセットリストの曲は知っている、程度までの予習がやっとで臨んだ、ブライアン・アダムスの日本武道館公演。

私、先日書いたとおり本当に１曲も知らなくって、慌てて昨年のツアーのセットリスト情報を見て多少聴いて観に行った、という感じでした。　取れたチケットがアリーナのBブロックだということで、すごく前でもないけど、きっとずっと立ち続けて観ないといけないんだよなあ、それが2時間半か〜、なんて少々後ずさり状態だったりして。
どうも育児と会社員だけやっていると、体力が偏るというか、コンサートに持ちこたえる自信が揺らいでます（爆）
だって、本当にぶっちぎりで一番大好きなポール・マッカートニーの公演でさえ、ずっと立ちっぱなしはヤだなあとか思ってるぐらいだし！

ということで、全然知らないけど８０年代アーティストが元気なうちに観ておこう！と自分の中で沸き起こったキャンペーンに従い、でもおろおろしながら観に行ったブライアン・アダムス。

マレーシア公演の翌日日本に向けて発ち、大阪に朝ついたその日にライブ、そして翌日東京に移動してそのまま武道館でライブだったそうです。
で、関西の雪の影響で開場20分遅れ。　19：20頃スタート。

さいこーでした！
この日が24回目の武道館公演だったんですって。
え！24回目！？　そんなに来日してたんだ。

ってこともびっくりだったけど、本人がそれを何回も言う場面があって、本人がそれをカウントしていることも、その事実を本人が大切にしていることも、それをみんなと分かち合おうという姿勢を見せることも、なんだかとても新鮮で感激した☆
（ポールが今日は東京ドーム何回目だ、なんて言うの、想像できないもんねw）

日本語で頑張って話します、というブライアン、すごいサービス精神。

「日本語でどういうか分からない」とオーディエンスに質問を振り、
「オシリヲ…フッテ」？　と言いながら歌い出した最新アルバムからの曲、You belong to meはとてもキュートでございました。

別の曲では、踊る人募集！って呼びかけて、スタンドのセナさんという女の子をフォーカスして踊らせていて歌っている間中スクリーンに映ってましたが、セナさんがめちゃくちゃかわいい。
で、ご両親？も時々横で映ってて、いいですねえ。親子で見に来るなんて。

カバー曲を歌うコーナーもあるんですね。
何を歌うとかまるで知らなかったけど、今回は、ポールも歌ってるプレスリーの「All Shook Up」だった☆
（このコンサートで、一番知っているのがこの曲、というもちょっとナサケナイ話ではあるのですが、ブライアンバージョンも軽快でかっこよかった〜）

アンコールのアコースティックコーナーで、リクエストあるー？って募っていた。
ボードを掲げられて
Really? Really? ホントー？　って意外そうなブライアンの返答。
でも君の名前は？と尋ねると、
「OK キョーコ」と言って歌い出した。
Into The Fireという曲。
全然これまた知らなかったですけど、どうやらレアな曲だったみたいですね。

（レアなのをリクエストでちゃちゃっと演奏しちゃうブライアンもすごいなあ…）　

トータルで言うと、とにかく歌声に、「歌心」があって素晴しい。
それから滑舌もだけど、話す・歌う「英語」がとてもクリアで、英語がそんなに得意でもない私でも割とスーっと聴けたし、すっと耳馴染みがよくて、とにかくエモーションがにわかファンな私にもびんびんに響いてくるのでした。
それでいて骨太なところものぞかせ、ときどきうまいこと会場全体を巻き込んで、皆をボーッとさせてはおかない。
長い時間もちっとも飽きさせないコンサートでございました。
８０年代の若い大全盛期のときを知りませんが、年齢や身の丈にあったステージ、でも地味なようでとても作り込まれた様々な仕掛けがこれまた素晴しく、何もかもが気持ちのよいショーでした。ポールのように70代を迎えた頃、どんなショーをするのかもぜひ観てみたいな…

決してお安くはないですが、80年代アーティストを観ておこうキャンペーン、実施してよかったです（笑）

とりあえず、近いうちに最新アルバム【Get Up】のアナログ盤をゲットしたい！
次回の来日公演のときには、バリバリに聴き込んで観に行きたいです。

（あー、ジョン・メレンキャンプも、来てくれないかなあ…）

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スマホの光の海で歌うブライアン

おまけ

マレーシアから日本に来たブライアンと逆に、ブライアンを観た後マレーシアに旅行に行きました。
そしたらホテルにあったKLの情報誌にそのブライアンの公演告知記事が載ってました。

ブライアンのKL公演を案内する記事