Music / 音楽の話

ポールの元相棒、デニー・レイン来日公演で泣きまくり。

2016/05/20

12歳で初恋して以来、20年以上私が世界で一番好きなアーティストは、ポール・マッカートニー。
で、世界で一番好きなバンドと言えば、やっぱりポールが在籍していたバンドで、ポール・マッカートニー&ウィングス
何故ビートルズじゃなくてウィングスなのか!?とつっこまれそうだけど、まあその辺の話しは今回は割愛するとして、とにかく、私はウィングスが大好き。
1970年代は、ウィングス以外にも超ビッグで伝説的なバンドがいくつもあるから、ウィングスってどうも歴史に埋もれちゃってる気がしなくもないけど、それはそれ。とにかく、とにかく、私はウィングスが好き。

とはいえ、ウィングスは既に解散しているバンドであり、私も普段熱心にニュースをチェックしているわけでもなし。
しかし今年に入って、目にした(私にとっては、)ビッグ・ニュース!

APP

アラン・パーソンズがデニー・レインと来日!
「Alan Parsons Live Project with special guest DENNY LAINE, formaly of WINGS」

ぐえー!
ジョン・レノンよりも長い期間、ポールをバンドで支えてきたお方、デニー・レインが来日したのです。
6日間、一日2回のステージで、昨日が最終日でした。

場所は、昨年秋にオープンしたオトナのライブハウス、といった趣の、COTTON CLUB

アラン・パーソンズといえば、ビートルズの【Abbey Road】、ポールのソロ【McCartney】ウィングスでも【Wings Wild Life】【Red Rose Speedway】といったアルバムでレコーディング・エンジニアを努め、後に自身もアラン・パーソンズ・プロジェクト(APP)というユニットでブレイクしたお方であります。

デニー・レイン見たい!APPも(私にとってはオマケ的な意味合いになってしまうが)見てみたい!
しかし、デニーのウィングス以降の曲、APPの曲を全く知らない!
こんなんで高いお金払って観に行って、楽しめるのか!?

で、悶々と最終日である昨日の朝まで行くかどうか迷っていたのですが(実際、バラ組のリハーサルとかで行くとしたら昨日しか行けなかったのだけど)、ネット上で既に観たという方たち(WINGSFANさんの記事とかmixiとか)がセットリスト情報を流してくださり、この曲名を見ただけで全身トリ肌になり、昼にコットン・クラブに1名予約の電話入れました。

「No Words」 (from the album [Band on the Run])

もうこれ、まじ一度でいいからナマで聴いてみたかった曲のひとつ。
私が日本・アメリカ・イギリスでポールのソロ公演を20回ほど観た中でも一度も演奏していただけたことないし、ポールで聴けないなら、ウイングス当時にこの曲を共作しポールとハモっていたデニーのヴァージョンでいいから聴きたい!

いやいやいやー、これライブの2曲目で演奏してくれたんですが、ひとりで行って、デニーのほぼ正面2列目で観てましたが、最初のギターフレーズの美しさで電流ビビビー!デニーの少し弱々しい出だしのヴォーカルが聞こえてきた途端に涙なみだ。

今現在、ポールとデニーの関係は修復にまで至っていないようですが、やっぱりポールを支えていたデニー、素晴らしいよ。
何年かかってもいいからいつか、この二人でもう一度ハモる機会があるといいなあと、涙をぬぐいながら観てました。

APPの方は、ついに1曲も分かりませんでした(爆)がバンドのみなさんがほんとに芸達者で、全く飽きずに楽しめました。
とんでもなく想像以上に大男だったアラン・パーソンズの、体に似合わない(?)ソフトなヴォーカルもステキでした。
アラン・パーソンズの隣にデニーが立つと、デニーたちは小人にしか見えない。。。

1/16(月)第2部 デニー・レインのセットリスト

20:30開場で、10分後ぐらいに到着した私の待ち番号(?)は19番。
コールされて、スタッフに案内されると、テーブル席、カウンター席がいろいろあり、ステージ向かって右側のカウンター席が観やすくてお勧め、などと説明を受けたうえでどこに座りたいか聞かれる。
観やすいのもいいけど、やはりここは迷わず、「デニー・レインさんの近くの席」希望。
相席になってしまうが、デニーの斜め前一番前のテーブルに案内される。
きゃー。
「そこの下にお水(ボルヴィック)が置いてあるマイクの前でデニー・レインさんが歌います」とのこと。

メニューを見たら、こういう場所で食べ慣れない私にはビビる値段のものが多かったので、
今回は申し訳ないけどお酒1杯だけオーダー。

出てきたのは、大きな丸い氷が入ったラフロイグ。
これをちびちびやっていれば、たぶんこれだけで1時間はイケるぜ...。
でも、シングル・モルトのスコッチウィスキー片手にイギリスから来たアーティストの演奏を聴くのは、結果的に自分には大正解でした。

  • Time to Hide (やすらぎの時) (from the album [Wings at the Speed of Sound])
  • バンドメンバーがステージに出てきて、演奏が始まった。デニーはどこどこ?
    途中で登場するのか?なんて思ってたら真ん中に立った小柄のビン底めがね(ふちは赤)をかけた初老(失礼)の方がハーモニカを吹き、歌い始めた。

    えええ!これがデニー!?(こんなに、おじいさん!?)

    と一瞬パニくるが、うつむいた角度などからめがねの向こうの表情が見えると、それはまさしくデニー。
    あのウイングスのデニー。

    よくよく考えてみたら私は、1980年以降のデニー・レインの写真を拝見したことがないのである。時間が26年も飛べば、そりゃあ誰だって歳をとりますわな。ごめんなさい、デニー。

    デニーのいでたちは、上下ともに2本のサイドラインが入った黒のポロシャツとスウェット地のようなパンツ。パンツは黒地に赤のステッチで、何気にオシャレ。後で考えてみたら、めがねの色ともマッチしてたかも?
    靴も黒と灰色の中間、柔らかそうな革の靴。それともポールと一緒に活動してたぐらいだから、合皮かな(笑)

    「Thank you. All right,...」
    次の曲は【Band on the Run】からだよ、と説明して

  • No Words
  • 最初のギターフレーズでもう涙。ああ涙。デニーありがとう。
    来日して私のために歌ってくれてありがとう。
    もう自意識過剰なのか、デニーが私を時々見ながら歌っているような気にさえなってくる。

    「(Godfrey Townsendが)ギターを変えるよ」とデニーが言い、Godfreyがアコースティック・ギターにチェンジ。「London Townから...」

  • Deliver Your Children (子供に光を)
  • 私の右隣のテーブルが非常に盛り上がっている。
    デニーもそっちの方向によく目をやりながらうれしそうに微笑んで歌う。
    自分が相席しているおじさん二人もそうだけど、このライブツアー、リピーターが多いらしい。
    しかし、ウィングスの、シングルカットされてもいない、しかもデニーの曲。
    それでもこんなに盛り上がる。
    ウイングスマニア、70年代マニアが集結している実感。
    ポールもいつかこんな小さな場所でライブをやったなら、ビートルズばかり演奏してないでウイングスももっと演奏してくれるかな。。。

    「Thank You.次はムーディ・ブルースの曲。Here we go...」

  • Go Now
  • それまであんまりデニーの声は(やはり年のせいか?)通ってないように聞こえていたのだけど、このデニー・レインの代表曲(全英1位獲得)のときのボーカルは、私には【Wings over America(ウィングス・USAライブ!)】の1976年ツアー時の往年のボーカルを充分に彷彿させ、とてもノスタルジックな気分。
    デニーのバックを務めるAPPのバンド4人も全員でサビをコーラス。
    とても重厚感があり、そのコーラスを受けながらデニーがシャウト気味に歌うところもバッチリ。

    「Back to the Eggから。...Here we go!」

  • Again and Again and Again
  • この曲では、ベースのJohnMontagnaとドラムのSteve Murphyでコーラス。
    途中で「...play the guitar!」とデニーが叫ぶと、デニーの右隣のGodfreyが赤いギターでちょっとヘビーなギターソロ。
    最後は、デニーとJohnとGodfreyでギターバトル状態。
    スタジオ・ヴァージョンより数段ヘビーな、オトナのミディアムテンポのロック!って感じ。
    曲の終わりでデニーは左足をあげる。
    ポールが曲を終わるときに飛び跳ねたりするのに較べれば地味ではあるけど、
    ノリノリで演奏を終えた、というのが雰囲気で伝わってきた。

    (ちゃんと聞き取れなかったけど、たぶん次のようなことを言ったのだと思う)
    「ポールとボクは、アイルランドとかスコットランドがルーツにあるから...」

  • Mull of Kintyre (夢の旅人)
  • ウイングス最大のヒット曲(※イギリスにおいて)である。
    ポール、リンダ、デニーの3人だけでウィングスをやっていたときの曲である。
    やっぱりデニーいてこそのウイングスだったなあ、とデニーの歌を聴きながら思う。
    ウィングス解散後ポールのファンになった私としては、リアルタイムのウイングスを知らないけど、ポールはこのことにあまり発言していないけど、どれだけその当時のポールの支えにデニーがなっていたのか、少し分かるような気がする。

    バグパイプ演奏部分は、Manny Focarazzoがキーボードでカバー。
    「ラーララーラー ラーララーラー」のコーラス部分で、ベースのJohnがスタンドマイクを客席に向けている。
    デニーも「Everybody!(Sing!)」と叫ぶ。
    客席も大合唱。ありがとう、デニーと一緒に歌えてうれしいよ!

    「ビューティフル・トーキョー!」など御礼の言葉を述べ、Mull of Kintyreの演奏が続く中、デニーはひとりステージ向かって左側の通路を通って引き上げる。
    (通路沿いのボックス席の人たちは次々に握手してもらっている。いいなー!)
    満場拍手。

    アンコール

  • Band on the Run
  • これまた、ポール、リンダ、デニーの3人体制ウィングス時代の曲。
    若干デニーがへばっている感じはするものの、APPバンドが大変上手い。ばっちりなサポートでこの壮大なスケールの曲を演奏。APPと来日できてよかったね。
    「If we get out of here...」の後変調してサビになるあたりから、デニーが行進するように足踏みしながら歌っていた。
    とにかく前に進もうとしていた時期(1973年)のウィングスの曲。
    そしてこの曲でウイングスは大ブレイクした。
    デニーはどんな思い出を持っていて、今日はどんな気持ちで歌ったのだろう?

    この曲でのハイライト。
    デニーがステージを降り、最前列のテーブル席の観客ひとりひとりにマイクを差し出し、
    「バーンド・オーンザラン!」とワンフレーズずつ歌わせたのである。
    トータル12~3人位に歌わせていたと思うけど、私にもデニーが笑ってマイクを向けてくれた。
    あうー、デニー、うれしいよう。
    当然私も「バーンド・オーンザラン!」と歌いました。

  • Live and Let Die (007/死ぬのは奴らだ)
  • ポールが今でもツアーでBand on the Runと共にバリバリに歌っている曲。
    マグネシウムやら花火やらド派手に使うポールヴァージョンより、規模は随分と小さいけど、このメンバーだけでこれだけのドーンとした音を出せるのはすごいなあとAPPバンドに感心。
    デニーヴァージョンもなかなかいいです。
    ステージ近くの観客は立ち上がって大声援。

    「...great audience. Once again, thank you!」
    ステージ前に集まった観客に、デニーがめがねをはずして手を差し伸べた。
    私も手を伸ばすと、さっきまでギターを持ってて汗ばんだ温かい手の感触。
    ライブだなあ。。。大感激。

    その後、デニーとAPPバンド退場して少しの休憩後、アラン・パーソンズとAPPバンド登場。
    デニーとあまりのカラダの大きさの違いにびっくり。ものすごい存在感。
    でも表情は結構かわいらしかったりするアラン・パーソンズ。
    そしてAPPバンド、デニーのバックを務めた(割とポップな演奏っていうか)ときと打って変わって、ヘビーでハードな演奏を繰り広げまくり。
    圧倒されて、知らない曲だけど聞き惚れました。

    ラストで、アラン・パーソンズは日本側スタッフをいちいち「タロウサン」などと名前で呼びかけ、労ってました。裏方エンジニア出身だからか、こまごまと周りに気配りができる方なんだなあと感じました。

    APPのアンコールで一緒にデニーがギター持参で再登場

  • Games People Play
  • さすがに、ここではデニーは少々借りてきたネコ状態に見受けられた。
    しかも隣は大きな大きなアラン・パーソンズだし。

    アラン・パーソンズにも握手してもらいましたが、アランはデニーと対象的に冷たい感触でした。

    LP「London Town」に、デニーにサインをいただき、デニー直筆の曲名入りCD-Rも購入して、まだまだ寒い冬の夜ながら温かい気持ちで家路につきました。

    デニー、APP、コットン・クラブのみなさま、どうもありがとうございました。
    本当に本当に、楽しかったです。

    追記:
    一昨年来日した、やはり元ウィングスのギタリスト、ローレンス・ジューバーもまた来日してくれないかなあ。昨年、ウィングスのカバーアルバム出したらしいですね。
    一昨年の公演では1曲もウィングスを演奏してなかったので、来日したらまた観たいですー。

    http://munmun.moo.jp/music/laurence-juber-sumide-tokyo-20040325

    旧ブログ時代のコメント

    wingsfan 2006年1月18日 23:34
    WINGSFANです。Blogをご紹介頂きましてありがとうございます。嬉しいです。むんむんさんの記事「デニー・レイン来日公演」を読ませて頂き思ったのですが、ひょっとしてむんむんさんの座った席はおじさま2人とむんむんさんの3人が座ったテーブル席で、むんむんさんメモとってませんでした?あと、Band On The Runが始まるやいなやむんむんさんの向かいに女性が座りませんでした? もしそうなら私、むんむんさんの後ろというか横(ステージからみて2列目。アリーナ中央)に座ってました。違ってたらすみませんです。


    むんむん 2006年1月19日 18:31
    どうもはじめまして。
    わざわざコメントありがとうございます。

    ハハハ、大当たりです、それ、私です。
    普段コンサート行ってメモなんかまずとらないんですけど、こないだはメモとりやすいテーブルに座ってたので、
    せっかくだからメモしとけば後々いい思い出になるかなー、なんて思って。

    じゃあ、とっても盛り上がってるお隣のテーブルが、WINGSFANさんたちだったんですね。
    想像してませんでした。
    とにかく、WINGSFANさんたちのレポのおかげで、
    観に行く決断ができました。
    ありがとうございましたー!


    リトルラック 2006年6月 4日 01:08
    ロックショーのビデオをみて、ゴーナウをピアノ引き語りで歌うデニーに感動をしてました。ポールのコンサートでは最近聞けないだろう曲の演奏がAPPではあったみたいですね。アルバム”ロンドンタウン”の曲をライブで聞いてみたいですとむんむんさんにいっても仕方ないですよね。ファンのお小言お許しください。


    むんむん 2006年6月 5日 18:12
    リトルラックさん、こんにちは!

    ポールがロンドンタウンの曲をやってくれるかは...
    微妙ですね。
    (名曲多いのに、何故かしら?
    With A Little Luck、私も大好きです!)

    小言じゃないですよ!つぶやいて念じてれば、いつかポールに通じるかもしれません。
    お互い、ポールに元気になってもらってロンドンタウンの曲もいつか演奏してくれるように念を送りましょう!

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