わなっかん!
このページでは、日本で発行された本でインド映画がとりあげられたものを紹介していきます。
別途、本について感想を書いたときは、それもリンクしていきます。
(といっても、私が気がついたものであって、全てを網羅できておりません)
載っていないものでオススメの本がありましたら、ぜひ教えてください!
これを書いてる時点(2006年6月)において、買うならまずこれを!というような本は、なんといっても、 【インド映画娯楽玉手箱 インド映画完全ガイドブック キネ旬ムック】 です。
今となっては、いろいろ誤植や情報の変化があるけれど、これだけ俳優や映画について「日本語で」まとまったディレクトリは他にないと思います。絶版ですが、ぜひ手に入れてみてください。(2007.8.1追記:amazonのマーケットプレイス
では、以前1万円近くしていたのが本日のところ、だいぶ価格が落ち着いてきたようです。)
★★★ 2001年以降の出版 ★★★
グ印観光
グレゴリ青山 著
発行:2004/7/22
メディアファクトリー (ISBN:4840111154)
マードゥリーやSRKに萌えまくる、グレゴリ青山さんの愛に満ちた絵やインド映画の紹介ページが楽しい!
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見て読んで旅するインド 地球の歩き方プラス・ワン
発行日:2003/06/
ダイヤモンド社 (ISBN:4478034206)
【第2章】インドの芸能文化…映画、俳優、音楽、舞踊、ダンサー、祭。
さくっと今のトレンド(といっても’03年ですが)を理解したいなら、手軽に読めていいです。とても充実したインドガイドブックです。
インド映画への招待状
杉本 良男 著
発行:2002/12/6
青弓社 (ISBN:478727161X)
現代までのインド映画の歴史をじっくり読みたいならこれ!
インド待ち
周防 正行 著
発行:2001/3/30
集英社 (ISBN:4087752844)
▼読書記('03/5/15)
インドで【Shall We Dance?】を上映した周防監督のインド道中記。とても素直な文体で、知ったかぶらずに目の当たりにしたインド映画界を回想しています。【パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ】がインドで公開中の頃の訪問で、この映画に関する記述もたくさん。わたし的に大満足だった本。
★★★ 2000年(平成12年)出版 ★★★
ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説 フォトストーリー&メイキングBOOK
発行:2000/12/23
日本テレビ (ISBN:4820397656)
▼読書記('05/8/31)
テレビ番組企画の日印合作映画のメイキング本。
2000年の夏・タミルナードゥ州のチェンナイやママラプラム(マハーバリプラム)で撮影しています。
タミル映画界のスタッフと日本人スタッフの共同作業だったので、文化の違いや驚きも本に盛り込まれ、かなりおもしろく読めました。
(日印合作ということで純然たるインド映画でないにせよ、)タミル映画スタイルの撮影の雰囲気を、日本語で読むならこの本はかなりおススメです。撮影所を見学したとかそういうものでなく、制作サイドの内側から書かれているというのも、他の本にない大きな特色だと思います。
また、この映画でダンスマスターを務めた、私の師匠・バラさんのインタビューが載っているのも○。
amazon(中古本)
DVDエンターテイメントアジア・インド映画編 宝島ムック
発行:2000/07/
(ISBN:4796618619)
ラジニカーント好き・タミル好きだったら、このDVDつき本は絶対手に入れなくちゃだめですっ。
とにかく編集者の方々の、強烈なラジニへの愛が伝わってきて楽しい。
アショカさんのチャイ講座など、ファニーな企画もいっぱい。
インド映画娯楽玉手箱 インド映画完全ガイドブック キネ旬ムック
発行:2000/05/
キネマ旬報社 (ISBN:487376534X)
インド映画ファンの最重要マストアイテム!
南アジアの文化を学ぶ
辛島 昇 著
発行:2000/3/20
日本放送出版協会 (ISBN:4595874847)
▼読書記('05/2/28)
'00年度の放送大学教材。13Pにわたって、「映画に見るインド社会 ー 映画と政治の関わり」
【インディラ】のスハーシニ監督のインタビュー等あり。放送大学でこんな講義があったとは。聞きたかった...。
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インド・まるごと多聞典
矢萩 多聞 著
発行:3/
春風社 (ISBN:4921146241)
indo.toの矢萩多聞さんの対談集。
作曲家のA.R.ラフマーンやカンナダ映画界の大スター・ウペンドラ、日本でのインド映画ブーム仕掛人たちとじっくり・たっぷり対談した、貴重な本。
インド映画にゾッコン ―Masala Hits STAR magazine
野火 杏子 著
発行:2000/01/24
出帆新社 (ISBN:4915497496)
ほんとにインド映画にゾッコンなんだ〜!という本。
文章を読めば、野火先生がどの人を特に愛してるのか、よく分かります(笑)
★★★ 1990年代の出版 ★★★
マサラムービー物語 インド娯楽映画超入門読本 いんど・いんどシリーズ
野火 杏子 著
発行日:1999/5/
出帆新社 (ISBN:4915497410)
インド映画専門の入門書としては、日本初?の記念すべき本。
プラブ・デーヴァーのインタビューがあるので、タミルファンにもうれしい。
インド映画おもしろBOOK シネマジック インディア
(発行:1998/7/1)
アジア映画社 48P 600円
【ボンベイ】などを配給したアジア映画社が、日本のインド映画ブーム到来の最中に発行したもの。
お手軽に買えて読める本で、映画祭やインド映画上映時によく売られてました。
ムトゥ踊るマハラジャのすべて
江戸木 純 著
発行:1998/6/30
ジャパン・ ミックス (ISBN:4883215032)
アートワーク・ギャラリー、ミーナ写真館。全カット文章化・シナリオ採録。謎と極楽ポイント怒涛の脚注100連発、ラジニやミーナのインタビュー集、日本公開までの軌跡...etc.
▼購入記('02/6/7)
【ムトゥ】を日本に知らしめた大功労者・江戸木さんの、【ムトゥ】を日本に広めたい「本気」がひしひしと伝わってくる本。
出版社が倒産しちゃったので入手困難ですが、再刊の道はないでしょうか。
(2007.8.1追記:現在amazonのマーケットプレイスでは、定価以下で買えます!)
amazon(中古本)
アジア・映画の都―香港〜インド・ムービーロード
松岡 環 著
発行:1997/3/
めこん(ISBN: 4839601062)
かつて、シンガポールやマレーシアでは、何人ものインド人監督を招いて映画を撮影していた時期がありました。松岡さんがたどる、「映画」で結ぶインドからのシルクロードならぬ「ムービーロード」。力作です。
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インドがやがや通信
インド通信編集部
発行:1994/6/
トラベルジャーナル (ISBN:4895593088)
インド旅行でインドの文化を存分に楽しむためのガイドブック。インド映画についてもたくさんのページがさいてあります。ガイドブックとしては情報が古くなってしまっていますが、逆に1994年当時のインド映画のトレンドについて知るのもおもしろいです。amazonのマーケットプレイス(古本)で安く入手できますよ!
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映画で知るアジアのこころ
発行:1991/3/20
亜細亜大学アジア研究所 (ISBN:4900521051)
「 ”南” 世界をつなぐインド映画」 松岡 環
アジア・フォーカス福岡映画祭のディレクターを以前務めていた、佐藤忠男さんのアジア映画概論をはじめ、アジア各国の映画の歴史や文化について。インド映画の解説は松岡環さんが担当。
インド映画が「アジア」映画の中で見ても特徴があるのがおもしろい。
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それでは、わなっかん!
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