January 2,2001(会ってないけど)

A.R.Rahman (A.R.ラフマーン)

ムトゥとパダヤッパ、共に音楽を担当している彼。超売れっ子であんなに曲を量産しているのに、クオリティがまるで落ちずにすごいです。敬服です。
1月6日は彼の誕生日だというので、もしかしてなにかイベントとかないか、直接聞きにいってみよう!とラフマーン邸を訪問しようとしたのですが...

本日のお宅訪問も後半戦というところ...リキシャの運ちゃんに「あとどこに行きたいんだ?」との問いに、ポナンバラムGとラフマーンとプラシャント...と話をしてたら、「ラフマーンだって!?あんな危険なところに行くのか!警備員がライフル持ってるぞ!命を捨てるようなものだぞ!」と物騒なことを言われた。

ポナンバラムGの事務所でも、スタッフの人とラフマーンの話になったら、「恐いぞ。勝手に家の写真をとったりすると、カメラを取り上げられてフィルムを抜かれちゃうぞ。でもちゃんと警備員に断りを入れてみたらいいよ」

ポナンバラムGの事務所を後にするとき、リキシャに「次はラフマーン邸ね」と言うと、「やっぱり行くのか!?俺は知らないぞ。命を保証しないぞ」と言いつつもしぶしぶ発進した。
さて、そんなに物騒なラフマーン邸っていったい...?(ちょっぴり恐いものみたさ)

到着。銃弾が飛んでくるか、と緊張......というのはうそ。
「ラフマーンさんはいますか?」
「今、デリーに行っていていないです。」
「じゃあ奥様はいらっしゃいますか?」
「彼と一緒にデリーに行ってます。」
「じゃあせめて家の写真を撮らせていただけませんか?」

温厚そうな警備員さんに、「自分にはそれを許す権限はありません」と丁重に写真撮影は断られました。
特に誕生日イベントなどはないことなども教えてくれた。

A.R.ラフマ−ン→arrahman=アラ−マン〜アラーの神を信じる人〜という名前を芸名にしてるくらいの人ですから、彼はムスリム=イスラム教信者です。
普段はインドにおいて異教徒同士でそれなりに調和していても、ムスリムを快く思わない人々もいる訳で、しかも、彼はヒンズー教から改宗したということで、インドの国境など、政情不安地域でテロなどが起こったりするたびにチェンナイにいるラフマーンも標的にされやすく、危険にさらされやすいから警備を頑丈にしている、ということです。

※例えば、映画「ボンベイ」で、ヒンズー教徒がイスラム教寺院を打ち壊したり迫害している描かれ方がされていましたが、人によっては「ちがう、後からインドに入って来たイスラムが、古くからあるヒンズー寺院をぶち壊したんだ!」と言っていました。

だけど世間に屈したりせずに自分の信じるものを貫いて、創作活動に励む彼はすごくすごく!かっこいいです。今後もますます頑張っていただきたいです。

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