お好みホットドックジロー

浅草に行ったら、まずジロー。ジロー知らずしてホットドッグを語ることなかれ。

この小さな店がホットドックの店ジロー。
DC-3Zによる撮影データ(400*300)

「ホットドックジロー」はテーブルが4つのみでアットホームな感じのお店です。
DS-20による撮影データ(400*300) DC-2Eによる撮影データ(400*300)DC-2Eによる撮影データ(400*300)

[ホットドッグ]


4つのドック
ソーセージドック/420円
ホットドックというと、細長いパンを想像する人が殆どだと思うけど、写真を見ての通り、ハンバーガー状のパンに、具が挟まっています。パンは香ばしくてとても美味しいし、キャベツも甘みがあってシャキシャキしていて美味しい。具のメインは、ソーセージドックという名前の通りソーセージで、それとタマネギとマカロニを一緒に炒めた物が入っています。(び)
一見して、ハンバーガー。特筆すべきは、パリッ、サクッとした歯ごたえのパンの調理。キャベツも甘みがあり、ソーセージもジューシー。その他マカロニ、タマネギがはいっている。かなりうまいホットドッグです。(な)
ソーセージドックは、マカロニの味が一番楽しめるように思う。裏技で、マカロニだけというのも、作ってもらえなくはないけど、「若い人には向かない」との店主の言葉どおり、よほど好きでない人はものたりないかもしれない。そして、たぶんこのソーセージドッグが一番食べるの難しいかも。とにかくマカロニを落とさないように食べるのが難しいね。コツとしては内側から食べるということになるかな。あまり強く掴まずに、かぶりつかずすこしづつ食べるといい。(な)
DS-20による撮影データ(400*300)DS-20による撮影データ(400*300)DS-20による撮影データ(400*300)
ハンバークドック/420円
これはホットドックというよりも、完全にハンバーガーですね。ハンバーグとマカロニ炒め、それにキャベツが入っています。具もいいけど、パンの香ばしい焼き具合がとても気に入っています。(び)
今回はハンバーグ。こうなると、ハンバーガーといったほうがぴったりか。やはりパリッカリッとしたパンの焼き加減が素晴らしい。食べるのがかなり難しく、スプーン等で押えて食べるとよい。強く押えるのではなくて、支えるようにして食べると食べやすい。(な)
ハンバーグって子供連れの客がわりと注文してるね。子供はハンバーグ好きだからね。(な)
DS-20による撮影データ(400*300)DS-20による撮影データ(400*300)
ポークソテードック/420円
名前の通りポークソテーが挟まっているのだけど、これもなかなかいいです。今週で、ソーセージ、ハンバーグ、ポークソテーと3種類食べたことになるけど、今のところポークソテーが一番気に入ったかな。(び)
あいかわらず食べるの難しいけど、もう慣れたね。あまり強く押えてはダメということだ。内側から少しずつ食べれば、こぼれない。(な)
DC-2Eによる撮影データ(400*300)DC-2Eによる撮影データ(400*300)
ベーコンドック/420円
ジューシーなベーコンでした。美味しい。ポークソテーとベーコン、甲乙付けがたい。(び)
ベーコンんまいよ。ポークソテーかベーコンといったところかな。(な)
ベーコンからしたたる油が、キャベツにしみてこれがなんともいえない味を出しているんだと思う。(な)
DC-2Eによる撮影データ(400*300)DC-2Eによる撮影データ(400*300)
カツドック/420円×2
カツドック気に入りました。これにはマカロニは入っていませんが、パンもこうばしくてサクサクで、カツもころもはサクサク、肉は丁度いい火の通り具合です。(び)
マカロニはいってないので、食べやすいです。難易度は易しい。カツの揚げ方いいね。肉にうす紅色ついてて。揚げ方が未熟だと、白いところが部分的に出来たりするけど、そういうのはなかった。(な)
このカツドックの相性はとてもいいね。初心者にも食べやすいし。(な)
DS-20による撮影データ(400*300)DS-20による撮影データ(400*300)
玉子ドック/420円
半熟のゆで玉子を潰したものと、酸味が少ないマヨネーズを混ぜたものが入っています。マカロニやキャベツは入っていません。表面はかりかりで中はやわらかいパンと、半熟玉子のコンビネーションは絶妙です。(び)
結論から言ってしまおう。これを食べて全種類制覇となるのだが、これを最後に食べれたのはこの上ない幸せ。
幼少のころ玉子サンドを食べ過ぎて気持ち悪くなり、それ以来玉子サンド系はまったくといっていいほど苦手というトラウマを持つ私が、今その呪縛から解き放たれたといっても過言ではない。
今までいったい何を食べていたのか? この玉子ドッグはパンの間にあるのは自家製のマヨネーズを絡めた玉子だけである。キャベツやマカロニは入ってない。というよりは、これらの存在意義はないといえる。ある意味完成されているのである。まさにSimple is bestの好例がここにある。
パンのサクッとした感じ、玉子の柔らかみの食感が見事。玉子の調理は並みのものではない。いろいろ言葉をならべているけど、この玉子ドッグの凄さはやはり食べてみないと理解できない。(な)
DS-20による撮影データ(400*300) DS-20による撮影データ(400*300)

[シチュー]

ホワイトシチュー/630円
ベーコンの風味でなかなか美味しいシチューです。ホワイトシチュウーだけど、悪い意味での牛乳っぽさがないので、牛乳苦手な人でも食べられそうです。(び)
これは、かならず注文すべきだな。ミルク臭くないし、ミルク嫌いな人でもまったく問題ない。とてもうまいです。(な)
このコショウの効き具合がいいね。コショウって他の味よりめだつのだけど、このシチューに入れたときにちょうど良い感じで調和してる。入ってる具の味もしっかり活きてて、シチューと具がうまいこと調和してる。(な)
DS-20による撮影データ(400*300)DS-20による撮影データ(400*300)

[食事]

やきめし/1200円
これは、めったに食べることができないもの。具たくさんで、肉とタマネギ、玉子の甘みがよいです。塩加減もいい具合だし、美味しいやきめしです。通ってるとこういうめずらしいものを食べれるわけです。(な)
この写真で見る限り、これが1,200円って高すぎない?どうも納得できないんだけど。(め)
ジローのメニュー全制覇のためには、こういうものでも頼まないといかんのだけどね。一度食べれば十分なんだけども。
これは勝手に僕が思ったことなので、実際聞いたわけではないけど、こういう値段設定する店というのは、作ってる人が一人で、あまり注文してくる人がいない、あと悪く言えば作るのが面倒ということで、あまり注文して欲しくないというのがあるのだと思う。メニューに載ってて注文するなもないものだけど、中には食事したいということで、こういうのを頼む人がいるということなんだろう。いわゆる特別料理みたいなものだと認識してるんだ。(な)
DC-2Eによる撮影データ(400*300)DC-2Eによる撮影データ(400*300)DC-2Eによる撮影データ(400*300)

inaジローを語る

伝法院通りを六区のほうにあるいていくと、「お好みホットドックジロー」がひっそりと立っている。ものめずらしげにショーウインドウのホットドッグを眺めて行く人々が目に付く。店内は店主とその奥さんの2人できりもりしている。午後に入ったらつい長いをしてしまいそうな、感じのとても良い店である。ジローのホットドックの特徴は一言でいえば、丸いということ。そして食べ物である以上、味が問題だが、この味が素晴らしい。まず食感。パンの調理が目を引くわけだが、パリッ、サクッとした食感はパンの間にはさまった具とのコントラストがとてもよい。特に玉子ドッグがおもしろい。中がやわらかく、外側がパリッとしてるからね。そして、具に対するこだわりもはんぱではないだろう。玉子ドック以外、全てに使用している、キャベツは細すぎずシャキシャキした食感に一役かっている。甘みがあってとてもうまい。そして、大半のホットドックに入っているマカロニも忘れてはいけない。そんな中で、私が特にジローのホットドックでこだわるのが、玉子ドック。幼少のトラウマで、玉子サンドがダメな私であったが、ジローのやつは問題がないどころか、一番好き。牛乳が苦手な私も絶賛する、ホワイトシチューだけでも凄いのにこの玉子ドックときたら...このときばかりは驚きを隠せなかった。嫌いなもの、苦手なものを好きなものへと変えてしまう、これはもう脱帽。もし浅草に住んでいたら、週のうちの大半はジローですごしているのかもしれない。