IFFJ 2013感想【ハウスフル2】【セルロイド】

今年で第2回目を迎えたインド・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)に行ってきました。今年も昨年と同様、2本観ました。
(昨年は【デリーに行こう】&【ノウカドゥビ】)

どっちも私が普段観ているタミル映画じゃないので、分からない俳優さんだらけでしたが、楽しめました。
上映に関わったすべてのみなさま、感謝いたします☆


10月13日(日)さいたまSKIP CITY
【ハウスフル2】Housefull 2 (Hindi, 2012)

誰が出てるか全くチェックせずに見ました。
(というか、チラシの字が小さ過ぎて、時間を確認しただけだった)
後から後から後から主要だと思われる登場人物がどんどん出てきて、男性はみんなカラダがムキムキしているし、しばらくこれは誰だっけ状態。

そしてアクシャイクマールとアシン(タミル映画に出てるときと化粧や雰囲気が違うんだなあ)と名前を覚えてなかったけど【ようこそサンジャップルへ】の主演だった男の子(この子までムキムキになってたとは。。。)、【きっと、うまくいく】の校長先生を認識できました。

ドタバタコメディ系で話がぽんぽん進んじゃうので頭がごちゃごちゃになりながら見てましたが、最後はみーんな丸く収まってハッピーエンド。

昨年観た【デリーに行こう】では、え、これだけ?な出演だったアッキーが、本作では映画の雰囲気を盛り上げてましたねえ。主演陣の中では一番年長さん?

観た後の爽快感とか余韻だとかはなかったけど、今日時間あるんだけど何か映画行こうか、と気軽に映画を観たい気分のときにはとてもぴったりな楽しい映画でした。
(でも、頭がごちゃごちゃになってつかれたので、もーちょっと短くてもよかった☆)



10月15日(火)オーディトリウム渋谷
【セルロイド】Celluloid (Malayalam, 2013)

今回唯一のマラヤーラム映画上映。
マラヤーラム映画の父、J C Danielという人物を描く映画だそうで。

のっけからセルロイドのフィルムがボーボー燃えてっちゃうので、ああもったいないよ、フィルム!とか思って観てたら、実はそれが重大な伏線でした。

日本でNHKアジアンフィルムフェスティバル上映された【秘剣ウルミ】の主役だったプリトゥヴィラージ主演。
奥様役は、タミル映画でも活躍してて、ヴィジャイ映画【Villu】でもプレイバックシンガーやってたマムター・モーハンダース。

プリトゥヴィラージ、若い青年時代の部分は、ヘンに口がにやけてる感じであんまり感銘を受けなかったが、寂しい老年時代のあたりが、ヒジョーに上手かった。

上手かっただけに、中年~老年時代のあたりを駆け足にしないでもっと長くじっくり描いてほしかったなあ。
(マドラスで騙されて一文無しで戻ってくるくだりとか。)

それと、マラヤーラム語初の映画を撮った事実をケーララ州に認定してもらえず、亡くなってからだいぶ経って、ようやく認めてもらってラストに向かうわけですけど、じゃあなんで死後認めてもらえたのか、それをプッシュし続けたジャーナリストさんももっと掘り下げて見せてほしかった。

プリトゥヴィラージが細いので、モーハンラール様の看板とかが、ちょっとふくよかすぎに見えた。

観やすい時間内にコンパクトにまとめた、ってところでしょうけど、あと30分くらい長くても全然よかったなあ、そんな映画。

マラヤーラム映画のはじまりの映画を上映するんなら、現在のマラヤーラム映画も上映してほしかったですね。来年に期待☆

この映画に先立ち、[J C Daniel – Father of Malayalam Cinema]というショートフィルムも作っていたようなので、参考までに。↓

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