「アルナーチャラム」の東京ロードショーが終わってしまって約2ヶ月。
この作品はロードショー中、3回観に行っただけ(でも、ラジニ以外で2回を超える鑑賞回数の映画は全くありません~)だけど、終わってしまうとスクリーンのラジニに無性に無性に会いたくて会いたくて、禁断症状を起こしかけてました。
なんか早く上映してくれい~!ラジニに会わせてくれい~!うわ~ん!
よっぽど巡業中の「アルナーチャラム」を地方まで見に行こうかと、本気で思ってたところに、クリスマス・イヴにラジニの特集上映&イベントがあるというお知らせ。なんかオシャレな場所!
なかなか2週間前を切っても前売り券が発売されず、まさか中止???とやきもきもしたけれど、待ちに待ったその日がやってきました。
「バーシャ・コール」というのが一体どういうものなのかさっぱり分からないけど、「バーシャ!」がすごいらしい、という噂は、たけし。さんの掲示板でかねがね聞いていて、私がおそるおそる初カキコ(ネットデビュー!)したときも、はなむら会長を始めとする皆さんが歓迎してくださり、なおかつ熱心にこの映画をオススメしてくださり、これを逃すと当面上映予定はない、とのことだったので、会社の上司には、「前後で深夜残業・早朝出勤になろうと、翌日休日出勤になろうと構わないからこの日だけは17時で帰らせてくださいっ!」とお願いし、気合い入れて参加!
既にリキシャーワーラーのカッコをしてる人とか、サリー姿の人とか、コスプレしている人も多くて、イベント初参加だった私は、ふつーのかっこしてるし、少々引け目を感じてしまった。
でも、こんなにいろんな方々が大のオトナなのに、コスプレするほど、ラジニを大好きなんだ!と感動してしまったこともまた事実(笑)
後方の席に座って、映画が始まってみると、前方の客席から「バーシャ・コール」が響いてきた。
これが「バーシャ・コール」かあ!
しばらくは、タイミングが分からずにおどおどしていたけど、見よう見まねで中盤あたりから私も負けじと叫んでました。
なんとも濃い~ぃクリスマスだね!
めちゃくちゃ、男くさいラジニがスクリーンの中で暴れていた。
月並みな表現でしかないけど、ラジニってば、なんてかっこいいの…!?
~「ムトゥ」が最高傑作だから、ラジニはそれ以降の作品さえチェックすれば十分、以前のものは似たりよったりの質…~というような解説など読んだことがあるけど、どこがあ!
その解説者は「バーシャ!」を何だと思ってるんだ!ふざけんなあっ!と憤慨してしまった。
そして、その解説をちょっと真に受けていて、今までオールナイトイベントなど、「そこまでは、ねえ。」と躊躇して参加してこなかったのを大後悔。
「バーシャ!」が日本に初めて紹介された場から、立ち会いたかったなあ…
今後は、イベントは外さないのだ!と固くココロに誓ったのでした。
これを書いてる今(2001年)でこそ、映画の突っ込みどころをチェックしたりしてますが、まだジャナカラージの顔さえ実はそのときは覚えてなかったからねえ、画面を追ってくことに必死でした。
Pさんは、「アルナーチャラム」での「パーン売り」でボケボケだったジャナカラージが、この映画ではラジニの右腕としてかっこいい役をやっていたことにも感銘を受けていたそうです。
1年後チェンナイに渡ったときは、ラジニを含む「会いたい人ベスト3」にあげて、ほんとに会いに行くまでになったのですから、すごいこった。
映画が終わった直後は、ただただ大きな衝撃を受けた…という感じ。
すごい映画を見ちゃった、ていうか。
また、更に「マーク・アントニー」、最初はラジニをいじめるヤな奴、という見方をしてただけだけど、なんか映画が終わってから、後日じわじわと存在感が大きくなっていき、忘れられない人になってました。
その人は、ラグヴァランっていうんだ。ふーん。
思えばこの日の衝撃が、翌年チェンナイに行く原動力になったのね。
「ダラパティ」「アルナーチャラム」の特集上映の後に、トリとして「バーシャ!」が登場。
平日、しかもクリスマス・イブながら、「バーシャ!」の頃にはラジニファンが大結集したのでした。
(2001年7月記)
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