久々に映画紹介を更新しました♪

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一昨日は【Bheemaa】【Yaaradi Nee Mohini】と2本立てでタミル映画を観ましたが、昨日今日は、近場を散歩しつつ、一日一本ずつタミル映画DVDを観ました!
しかも、この3日で観た4本は全部2005年以降の作品で「わたしにしては」比較的最近の映画です。

昨日観たのは、2008年5月にオーストラリアはシドニーの映画館で観た、ヴィジャイの【Kuruvi】。(もちろんそのときは字幕なし)
シドニーで観たときは、クアラルンプールを舞台としているシーンは楽しく観ていたけど、他の場面での残虐なアクションに辟易してしまっていたのです。
ヴィジャイファンなので、その後DVDを買ってたけど、観るまでには至らなくて、結局昨日初めて再生しました。

今回英語字幕つきで観てみたら、あんまり残虐性を感じなくて、むしろ全体的に結構楽しく観られました。
2007年〜2008年頃のヴィジャイって、一番からだが細いんだけど、やっぱりすっごいかっこいいわ♪
でも、なんかこのDVD、シーンがいくつかカットされてるような気がする。話の繋ぎがスムーズじゃない。
ブルーレイディスクも買いなおさなきゃ駄目かしらん。。。

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今日観たのは、スーリヤ主演もの。自分が持ってるなかで一番新しくて、それでいてやたら巷で評価の高くて、アーミル・カーンにリメイクまでされちゃって、共演のアシンがボリウッドでもブレイクするきっかけとなった(前置き長すぎ)、【Ghajini】(2005年)。

ヴィジャイを好きじゃない、というタミル人に誰が好き?と聞くとたいていスーリヤかヴィクラムをあげるので、たまにはスーリヤも観てみようかな、という気になりました(笑)

でも、観終わってみて、全然好みじゃなかった、この映画。
中盤までのスーリヤとアシンのラブストーリーはよかったけど、ナヤンターラー扮する医学生のやることなすことが、おバカすぎ。

こんなんじゃ、いまどきのインド映画を観て得られる教訓は、正義感を表にだして行動に出ると、「出る杭は打たれる」状態でマフィアにおいかけられて殺される、ってことぐらいだわ。

15分経つと記憶が無くなる病気になった男の話、っていう主題自体もいいんだけど。
記憶が無くなるってことは、愛する相手のことも、信頼できる人のことも全部忘れてしまうということ。
毎15分で記憶がリセットされるのだから、どんなに疲れても、すがれる誰かや、ホッとできる場所が主人公にはないわけで、かすかな恋人の記憶さえも失われてしまうことの恐怖ってどれだけのものだろう?
誰かに復讐したときだけ、その消え行く恋人の記憶が少しだけ戻る。

でも、そのロマンに酔いすぎて、人殺しを正当化したり、他の人物設定が雑ってのもねえ。

あと、意識的にボリウッドテイストにして撮ってるんだろうと思うのですが、そういうヴィジュアルがわたしの心に響かないのダ。

スーリヤは確かに熱演でした。

ヴィジャイはダンスとアクションだけ、いつも同じような映画ばかり出てる、と評するスーリヤファンの方がいるのもとても理解できます。
昔は何本か共演作のある二人ですが、その当時はどちらも人気のある若手俳優(でも特別この人の何がすごい、みたいなものがあまり感じられない)の一人、の域を出てませんでした。
でも今、二人はそれぞれ個性を伸ばして別の方向性に向かっているなあと思います。よいことです。

でも、やっぱりわたしはヴィジャイが大好きだな♪♪♪ (← 結局ソレか!)

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Bheemaa】【Yaaradi Nee Mohini】は、本サイトの映画紹介にそれぞれアップしました。

この3日間で、ヴィクラム、ダヌシュ、ヴィジャイ、スーリヤといまどきのタミルのスターをいろいろ間隔を空けずに観て、改めて、それぞれの個性の違いだとか楽しめました!