今朝、テレビのニュースを見てたら、デリー市街が映っていた。
何でも、インドといえば！というぐらいのシンボルである、町中を歩く牛（私はモウ様と呼んでいる）が、
交通渋滞を巻き起こし、道端のゴミを荒らして不潔にする、と近年インド内で不満があがっているそうな。

で、インドといえば！というぐらいのシンボルであるというのに、
町中のモウ様を今、郊外に移動せよ、という政策を進めていて、だんだんモウ様が減っているんだって。

確かに、交通渋滞を巻き起こしていたかもしれないけれど、道路を悠然と歩くモウ様、
行く末にどっしり座って人間をじゃまする（？）モウ様、ダイスキだったの。
チェンナイに行くたびに、タミル映画も楽しみだし、南インド料理を食べるのも楽しみだったけど、
今日はどこでどんなモウ様に会うかなーっていうのも、大きな楽しみだったの。

でも、5年前から通算8回、チェンナイに行ったけど、映画看板の減少と比例するように、
モウ様もどんどん見かけなくなってきている。
昨年末は5日間のインド滞在で、見かけたモウ様は片手で数えられる程度。
5年前なら、毎日少なくとも10頭は見かけたものですが...。

そういえば、このサイトを立ち上げたほんとに最初のころ、私、モウ様のページもアップしてたんですよ。
（覚えてる方、いらっしゃいますかね？？？）
このサイトのドメインも、モウ様にひっかけて選んだくらいだし（笑）。

今日の写真は、道を歩いてジャマをしてるものではなく、道端で、幸せそうなアクビをするモウ様。
3年前（2002年）の1月撮影です。

街がキレイになることはいいことだけど、モウ様はインドと切っても切れない存在。
うまく町中で人間と共存していく方法が模索されるといいなあ。